YZF-R6の系譜

YZF-R6(5SL)-since 2003-

2003R6

「エキサイティングなベスト600ccスーパースポーツ」

更なるコーナリング性能の向上、よりエキサイティングなエンジン性能の具現化と磨きを賭けた三代目YZF-R6の5SL

鍛造ピストン、直メッキシリンダー、負圧ピストン付きのFI、デルタボックス3フレーム、二輪車初のオールキャスト製フレーム、チタンマフラー、などなどフルモデルチェンジというだけありエンジンにもフレームにも変更が入りました。

YZF-R6ボディ

カウル造形も一年先に出てカウルデザイン革命を起こしたYZF-R1(5PW)に準ずる切込みの入ったものになったんですが国内では今ひとつ人気は出ず・・・まあR6が不人気だったというよりも同年デビューのCBR600RRが強すぎたと言ったほうがいいんでしょうけどね。セールス然りレース然り。

2003R6

一方で欧州では高い評価とセールスを記録してたんですが、ちょっと注目してほしいのはR1より先に採用されたガトリングビームヘッドライトをはじめとしたアッパーカウルのデザイン。10年以上前のデザインなわけですが、この頃から逆スラントノーズを採用していました。

5SL

2010年頃から流行りだし今やSSからスクーターまで当たり前になってきている逆スラントですがR6はこんな昔にやってたんですね。

 

ちなみにこのモデルから欧州仕様はイモビライザーが付きました。

鍵穴が合えばそれだけでOKだった従来と違い、キーに埋め込まれたチップと本体シリンダーで登録されたIDが合致しないとエンジンが掛からないようになっている盗難防止装置です。

これが付いた理由は単純に欧州でバイク盗難が増えてきたから。この事で欧州の盗難保険会社は保険料をイモビ有りとイモビ無しで分け実質的な値上げを行いました。

R6盗難保険

上げるだけならまだしも欧州の中でもフランスやオランダなどではイモビがついてないと盗難保険に入ること自体が不可に。

この件でR6に限らず多くのバイクの欧州仕様には順次イモビが装着されるようになったわけですが、特に人気車種で狙われがちだったR6にとっては軽視できる問題ではなくモデルチェンジで他に先駆けて付けられたというわけです。

EU仕様には付いていてUS仕様には付いていない事が多いのはこういう理由からなんですね。

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:600cc
最高出力:117ps/13000rpm
最大トルク:6.8kg-m/12000rpm
車両重量:162kg(乾)

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系譜図

1985FZ600 1985年
FZ600(2AX/2AY)
1989FZR600 1989年
FZR600(3HH/3HE/4HJ)
1994YZF600R 1994年
YZF600R(4WE)
1999YZF-R6 1999年
YZF-R6(5EB)
2001YZF-R6 2001年
YZF-R6(5MT)
2003YZF-R6 2003年
YZF-R6(5SL)
2005YZF-R6 2005年
YZF-R6(5SL後期)
2006YZF-R6 2006年
YZF-R6(2C0)
2008YZF-R6 2008年
YZF-R6(13S)
2010YZF-R6 2010年
YZF-R6(13S後期)
2017YZF-R6 2017年
YZF-R6(BN6)

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