XV1100の弟分であるXV750の弟分としてデビューしたXV400SP
元となったバイクがネイキッドだったこともあってご覧のとおりネイキッドっぽくもありクルーザーっぽくもある所謂「ナンチャッテアメリカン」の時代ですね。和製クルーザーの創生期。
別の車種の系譜でも言った記憶がありますが、当時の日本メーカーはまだ
「どんなクルーザーが売れるのか?どれだけの需要が見込めるのか?」
探り探りな段階でした。
結論から言うと「中型で乗れるクルーザー」の潜在需要はメーカーの予想を遥かに超える数がいました。当時はまだ大型免許が簡単に取れない限定解除の時代だったしね。
ただ厳密に言えばユーザーが求めていたのはクルーザーというよりはアメリカン。
ところが上で言ったとおりヤマハを始め全メーカーが用意したバイクは全てが”ネイキッドベースの中型で乗れるクルーザー”という状態。
レーサーレプリカブームに巷が熱くなっていた片隅でクルーザー層はモヤモヤしてた・・・そんな時代です。
このVツインが今も続くドラッグスターのエンジンのベースです。似ても似つかないけどドラスタのお爺ちゃん。
主要諸元
全長/幅/高 | 2140/825/1155mm |
シート高 | 745mm |
車軸距離 | 1410mm |
車体重量 | 173kg(乾) |
燃料消費率 | 43.3km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 11.0L |
エンジン | 空冷4サイクルOHC2気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 40ps/8500rpm |
最高トルク | 3.5kg-m/7000rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前3.00S19-4PR 後140/90-16(67S) |
バッテリー | FB12A-A |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
BP7ES |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.0L |
スプロケ | – |
チェーン | – |
車体価格 | 473,000円(税別) |