VTR1000の系譜

VTR1000SP-2
(SC45後期)
-since 2003-

SC45後期

フレームの改良や更なる軽量化を加えたSPモデルの後期になるSP2。

ハッキリ言ってここでは書ききれない程の数々の変更が加えられています。

代表的なのは硬すぎると言われたフレーム剛性が少しやわらかくなって乗りやすさが向上。

他にはシートフレームも変わってます。まあでも乗り易さ向上と言ってもエキスパート向けなのは相変わらず。

SP1の時点で

・WSB優勝

・鈴鹿8耐優勝

・ルマン24時間耐久優勝

・マン島TT優勝

とタイトル総ナメ状態だったにも関わらず更なる改良で鬼に金棒化でした・・・が、SP2が登場してまもなくレース界に大きな転機が訪れました。

レース協会側がタイヤのピレリワンメイク化に動き出し、ミシュランを使っていたHRC(ホンダワークス)がこれに反対。

SP2とSPW

しかし協会側も折れず、結局HRC側が受け入れられないとして撤退することに。

さらにこれまで二気筒優遇だったレギュレーションが四気筒1000cc、二気筒1200ccへと改善。

それによってVTR1000SPは完全に要らない子になってしまったわけです。

 

まあこれは仕方ないというか・・・一台だけ飛び抜けて速いバイクが居るとレースが成り立たちませんからね。

ブラックフレームSP2

HRCはこのVTR1000SPW以降、WSBへのワークス参戦を行っていません。

理由は定かではありませんが、このVTR1000SPWの恨みも少なからず影響しているかと。

 

ちなみにSP2はレースとは無縁になった後も、2006年までブラックフレームのモデル(SP3~SP6)が北米を中心に販売され人気でした。

SP2の顔

なぜ北米で人気だったのかはプロトタイプのくだりを読まれているならおわかりでしょう。

「超過激なVツインスポーツだったから」

です。

 

【関連車種】

VFRの系譜
FZ1/FAZERの系譜
V-STROM1000の系譜
S1000RRの系譜

主要諸元

全長/幅/高 2060/725/1145mm
シート高 825mm
車軸距離 1420mm
車体重量 219kg(装)
燃料消費率 -
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 999cc
最高出力 136ps/9500rpm
最高トルク 10.7kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後190/50-17(73W)
バッテリー YTZ12S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
IFR9H11(標準)/IFR8H11
または
VK27PRZ11(標準)/VK24PRZ11
推奨オイル ウルトラGP(10W-40)
オイル容量 全容量4.3L
交換時3.5L
フィルター交換時3.9L
スプロケ 前16|後40
チェーン サイズ530|リンク106
車体価格 -
※国内正規販売なしのため

系譜図

VTR1000F前期 1986年
VTR1000Prototype
VTR1000F前期 1997年
VTR1000F
(SC36前期)
VTR1000SP-1 2000年
VTR1000SP-1
(SC45前期)
VTR1000F後期 2001年
VTR1000F
(SC36後期)
VTR1000SP-2 2003年
VTR1000SP-2
(SC45後期)