三代目にあたるシグナス125(4KP)
このモデルからは台湾ヤマハ製造となりました。
えーっと、最初にオーナーの方が居たら誤っておきますゴメンナサイ。というのはヤマハらしかぬ不人気車だったから。
シグナスといえば先鋭的なデザインと上質感で長距離も熟せるゆとりあるスクーターって感じだったんだけど、台湾製になってからデザインが・・・いやまあ台湾の人からしたらこれが先鋭的なのかもしれないけどね。
しかも幸か不幸かヤマハは同年にマジェスティを出してるんです。
「大人のセダン」
というコンセプトで言ってみればソレまでのシグナスが持っていたコンセプトの上位互換のようなバイク。しかも大ヒット。
だから原二の方はデザインより実用性だろってヤマハが判断したのかもしれない・・・
でもあまりの不人気っぷりからヤマハは結構テコ入れというか色々出しました。
翌年にはフロントをディスクブレーキにしたスペイシーみたいな三代目シグナス125D(4TD)
そして1998年にはデザインをガラリと変えて更に実用性を高めるべくコンパクト軽量になった四代目のシグナス125Si、そして2001年にはDとSiのイイトコ取り(ディスクブレーキのSi)な五代目シグナスSVが出ました。
シグナスというよりジョグっぽいですねSiやSVって。10インチだからそう見えちゃうのかな。
これらは併売、統合などがあったので○代目というのはちょっと違うんだけどまあ細かいことは気にしないで下さい・・・
しかしこれらのモデル展開でも人気は回復すること無く、125SVが出た2年後にXへとバトンタッチされることになりました。
さてここでシグナスマニアは出てないシグナスがあることに気付かれてると思います。というか私も完全に忘れてました。
それはこのシグナス125より先の1992年に出た台湾シグナス。
その名はシグナスGT150(4DH)
果たして知っている(覚えている)人がどのくらい居るのか疑問ですがちゃんと日本でも発売されました。
実はこのGT150は水空冷エンジンというとってもユニークなエンジンを積んでいます。エンジンのヘッド部分は水冷でシリンダーは空冷。
それにしても、うーん・・・この頃のシグナスは良くも悪くも最もオジサマシグナスですね。
というか何処らへんがはくちょう座の要素が無い。
主要諸元
全長/幅/高 | 1840/705/1105mm |
シート高 | 755mm |
車軸距離 | 1220mm |
車体重量 | 104kg(乾) |
燃料消費率 | 70.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 7.8L |
エンジン | 空冷4サイクルOHC単気筒 |
総排気量 | 124cc |
最高出力 | 10.0ps/8000rpm |
最高トルク | 1.9kg-m/6000rpm |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前後3.50-10-51J |
バッテリー | YTX7A-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR7E |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量1.2L 交換時1.0L |
スプロケ | – |
Vベルト | 4CW-17641-01 |
車体価格 | 279,000円(税別) |