モデル整理でSRモデルへ一本化されたシグナスX SRの1YP後期モデル。
てっきり次こそフルモデルチェンジだと思ったら先に紹介した2013年モデルの1YP前期と同様にまた外見の変更がメインのマイナーチェンジ・・・と思ったら違った。というか見落としてましたゴメンナサイ。
実はこれ生産国でもあり、メイン市場でもある台湾では既に行われていたモデルチェンジだったりするわけで、それが日本仕様にも適用されたというわけ。
主な変更はまず外見から言うと特に顔とテールのLEDが変更されてる。
相変わらずヤマハは近未来感を出すデザインが上手いな。
まあでも今回一番の目玉はやっぱりブレーキかと。
なんとリアまでディスク化されました。125cc以下のスクーターにおいてリアのディスク化ってコスト増な事から、特に日本メーカーにおいては消極的だったんですけど採用して来たってことはこれからは原二も前後ディスクブレーキが当たり前になっていくんですかね。
着眼点の鋭い人は「タイヤMAXXISかよ!」って思うかもしれませんが今どきの海外生産のバイクでは仕方ない話です。
アジアンタイヤが標準なのはもう当たり前になっちゃいましたね・・・そこのコストは削ってほしくない様な。まあシグナスに限った話じゃないですけど。
今回はホイールとスイングアームが見直されてなんと4kgもの軽量化に成功してるとの事です。更に吸排気も見直されてシグナス唯一の欠点だった燃費がカタログ燃費で3.3kmほど伸びました。
しかもお値段あまり変わらず税別285000円也。これは先代というか前期モデルの時に言った狙いと同じかと。
でもまさか二段階テコ入れをしてくるとは思わなかったですね。というか随分とブルーコアエンジンを出し渋りますね。
なんて言ってたらどうも先のシグナスXで紹介したブルーコアエンジン搭載のNMAXを日本でも売るみたいです。
ちなみにNMAX(ブルーコアエンジン)はインドネシアでシグナスは台湾だからシグナスも同じブルーコアエンジンにってのが簡単に出来ないんだろうね。
でもヤマハさんはどうするんだろう。空冷バージョンのブルーコアエンジンを台湾で作るのかな。
というかシグナスって何かいっつも味方に後ろから撃たれてるイメージが・・・
主要諸元
全長/幅/高 | 1870/685/1135mm |
シート高 | 785mm |
車軸距離 | 1295mm |
車体重量 | 122kg(装) |
燃料消費率 | 39.1km/L ※WMTCモード値 |
燃料容量 | 7.1L |
エンジン | 空冷4サイクルOHC単気筒 |
総排気量 | 124cc |
最高出力 | 11ps/8500rpm |
最高トルク | 0.93kg-m/7500rpm |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前110/70-12(47L) 後120/70-12(51L) |
バッテリー | GT7B-4 |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR7E |
推奨オイル | ヤマルーブ スポーツ(10W-40) または スタンダードプラス(10W-40) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
交換時0.9L |
スプロケ | – |
Vベルト | 2JS-E7641-10 |
車体価格 | 270,000円(税別) ※スペックは2015年モデル |
系譜図
1982年 CYGNUS180 (25G) | |
1984年 CYGNUS125 (2YM) | |
1995年 CYGNUS125 (4KP/4TG/5CY/5NN) | |
2003年 CYGNUS X/SR (5UA) | |
2007年 CYGNUS X/SR (28S) | |
2013年 CYGNUS X/SR (1YP) | |
2015年 CYGNUS X SR (1YP後期) |
【関連車種】
PCXの系譜|LEADの系譜|TRICITYの系譜|Addressの系譜