
「ようこそSEROW WORLDへ」
七代目セローことSEROW250/DG17J型。通称型式でいうと3C56~B1H1まで。
最大の特徴はFI化ですが同時に吸気ポート形状変更等で環境性能だけでなくトルク感も向上。フロントフォークなども見直されています。

そしてこのモデルでもう一つ紹介しておかないといけないが長距離走行を考慮したモデル。
その名もツーリングセロー。

セローをベースに
・大型スクリーン
・ブラッシュガード
・大型リアキャリア
・アルミアンダーガード
を採用したモデル。
先代の時点でもワイズギアから色々出ていたんですが、それを取捨選択して上手くパッケージングした事から人気が出ました。
一番最初に紹介したAG200を彷彿とさせますね。
これが出たのももちろんユーザーからの要求というかフィードバックが理由。

取り回しの良さからマルチに使われるようになったセローを、今度は長距離のツーリングやそれこそ旅に使う人が増えてきたから。
20年以上経ってもなおユーザーと共に成長している事の証のようなモデルです。
さてさて、セローの証といえばここで一つクイズというか小ネタを。
大事に造られているセローですが、初代から一貫して守り続けているパーツがある事をご存知でしょうか。

それは目立たないけどセローを象徴する、またセローにとっては命綱の様な部品。
正解はフロントに一つ、リアの両サイドに二つ付いているスタンディングハンドルです。

これは車体を引き起こす際に取っ手として役に立つパーツ。
見て分かるようにリアは重心から遠いシートに、そしてフロントはステア回りについています。
”とにかく細く・軽く・低く”が大事なセローでこの三本ものスタンディングハンドルは非常に重荷・・・でもセローは初代から例え250になろうと絶対に外される事はありませんでした。

何故かといえば
「安心して森を走る事ができる」
というコンセプトに絶対欠かす事が出来ないパーツだからです。
このスタンディングハンドルがあれば、どんな場所でもどんな角度からでも簡単に安全に起こせる。

それはつまりどんな時も安心して転べる、安心して前に進めるという事。
セローがどんなバイクを最もよく表している部分はこのスタンディングハンドルなのかもしれないですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2100/805/1160mm |
シート高 | 830mm |
車軸距離 | 1360mm |
車体重量 | 130kg(装) |
燃料消費率 | 40.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 9.6L |
エンジン | 空冷4サイクルSOHC単気筒 |
総排気量 | 249cc |
最高出力 | 18ps/7500rpm |
最高トルク | 1.9kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前2.75-21(45P) 後120/80-18(62P) |
バッテリー | YTZ7S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
DR7EA |
推奨オイル | ヤマルーブ プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量1.4L 交換時1.2L フィルター交換時1.3L |
スプロケ | 前15|リア48 |
チェーン | サイズ428|リンク128 |
車体価格 | 470,000円(税別) [490,000円(税別)] ※[]内はSモデル |
ツーリングセローにはリヤのスタンディングハンドルはついてないですよ