セローの系譜

SEROW225W/WE
(4JG)
-since 1993-

三代目セロー

「森の法則を知っている」

三代目のセローこと4JG型。

・フロントサスのメタル変更で作動性向上

・ステアリングのベアリング変更

・シフトタッチ向上

などの改良が加わり、新たにWモデルが併売する形で登場しました。

4JGプレスリリース

走行性能を向上させたモデルで

・60W/55Wの大容量ヘッドライト

・リアをディスクブレーキ化

・アンダーブラケットをバフ仕上げのアルミに

・フートレスト部のフレームにアルミ製プロテクター採用

・別体サブタンク付きリアサスペンション

などの変更が加わっています。

4JGカタログ写真

ちなみにWの意味は

・SEROW ”W”ORLD

・”W”ilderness(森林地帯)

・”W”oods riding

・走りの幅が”W”ideに

という四つのコンセプトワードから。

セロー225Wカタログ写真

特に走りの幅がワイドと言っている通り、これはセロー人気の高まりとともに必ずしも林道初心者だけでだけでなく、通勤に使う人や比較的上級者までもセローに乗るようになったのが大きな理由。

なんでもヤマハの社員もセローで通勤する人がとっても多いんだとか。

セロー4jG

1995年には

・クラッチワイヤー変更

・シート着座面幅30mm増

・フートレスト踏面前後幅拡大

・ブレーキフィーリング向上の改良。

更にアルミ製ハンドルや前後ゴールドリムなどの特別仕様なども相次いて販売されました。

 

合わせて紹介になりますが1997年には四代目セローことSEROW225WE(4JG6~)へとマイナーチェンジし一本化。

セロー225WE

・キャブレター口径変更(34mm→31mm)

・クランクマスアップ

・リアチューブレス

・異径2ポットフロントキャリパー

・新エアスクープ

・新シート

などなどの改良が加わったわけですが、一番の変更は燃料タンクが8.8Lから10Lへアップした事。

セロー225WE

これもユーザーからの強い要望によるものなんですが、車体設計だった石塚さんは相当苦労されたそうです。

というのもセローは

「とにかく低く・細く・軽く」

が命なわけで、ガソリン容量を上げるというのは本当に厳しいから。

単純に膨らませるとタンクは重心よりも上の方にあるので重量以上に体感で重くなってしまうんです。ガソリン残量によって(体感的な)軽さが全く違うのはバイク乗りなら誰が知ってる事と思います。

セロー225WE

そこで車体設計だった石塚さんはタンクの下の方(重心に近い方)を膨らませるアイディアを思いつき、スペースが無くなってしまったコックは別体式にすることで何とかして1.2L増やすことに成功。

もちろん市場からの要望なので大好評でした。

セローについて開発者の方々が

「ユーザーと共に育っていったバイク」

と言われているのはこういう所なんでしょうね。

 

エンジン:空冷4サイクルSOHC単気筒
排気量:223cc
最高出力:20ps/8000rpm
最大トルク:1.9kg-m/7000rpm
車両重量:111kg(乾)

系譜図

XT200 1982年
XT200
(23J/47J)
セロー225-1kh/1rf/2ln 1985年
XT225 SEROW
(1KH/1RF/2LN)
セロー2253RW1~4 1989年
XT225 SEROW
(3RW)
セロー225-3RW5/4JG1~4 1993年
SEROW225W
(4JG)
セロー225-5MP 2000年
SEROW225WE
(5MP)
セロー250-DG11 2005年
SEROW250
(DG11J)
セロー250-DG17 2008年
SEROW250
(DG17J)
セロー250-DG31 2018年
SEROW250
(DG31J)

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