CB1300の系譜

CB1100R/F
(SC05/SC08/SC11)
-since 1981-

CB1100R

「コードMA3」

今やCBシリーズ定番となっている赤/白カラーの元ネタでもあるCB1100R。

ちなみにこの色が何処から来ているのかと言うとF1のナショナルカラー。

RA271

つまりこれ日の丸カラーなんです。

ベースとなっているのは先代で目覚ましい活躍を見せたファクトリーCB750F、早い話がRS1000(写真下)の公道仕様モデル。

RS1000

混乱している人が居ると思うので纏めると

CB750FOUR

RCB(FOURのファクトリーチューン)

CB750/900F(RCBレプリカ)

RS1000(Fのファクトリーチューン)

CB1100R(RS1000レプリカ)

という形。

ワークスチューニングが最初から施されている豪華装備でしかも全てが手組という事もあり、お値段はCB750Fが四台買えてしまう250万円。

CB1100RC

そもそも何故CB1100Rが造られたのかというとRS1000のトップクラスとは別のプロダクションレース(改造範囲が狭い)クラス、今でいうスーパーバイクがキッカケ。

トップレースでRS1000が快勝していた反面、プロダクションクラスではCBの900という排気量のハンデが大きく結果を残せていなかった。(当時は排気量無制限)

そんな状況を打破するために

「そのままでも勝てるマシン」

をコンセプトに開発。

集まったメンバーは山中さんはもちろん仙波さんや浅野さんなど無敵艦隊HERTのメンバーだった錚々たる面々。

CB1100Rデザイン

ちなみにプロジェクト始動時の目標は

『8ヶ月後のレースに間に合わせること』

つまり実質的な開発期間は半年足らずという非常識な短さ。だからもうとにかく各々がRS1000で培ったノウハウを元に、考える前に行動な日々。

何故これほどの急ピッチかつ突貫的な開発になったのかというと皆の根底に

「CBが負ける状況を一刻も早く何とかしたい」

という忸怩たる思いがあったから。

 

そんなこんなで当初の目標から一ヶ月遅れたものの完成し、カストロール6時間耐久に出場。

しかし実はこれも間に合わないとして走行性能だけ完成させカウルなどの造形物は後回しという苦肉の策で間に合わせたCBR1100RB1という急造品。

CB1100RB1

だから耐久レースなのに何故かホンダだけ時代に逆行したネイキッドという異様な光景でした。

しかしソコはさすがHERT製と言うべきか、性能は申し分なく堂々のデビュートゥウィン。

CB1100RB2

そして少し遅れて何とかカウルまで造られた『CBR1100R/SC05(RB2)』を限定1050台で正式に販売となったわけです。

ただ開発チームも満足していなかったのか、二年目のCBR1100RC/SC08(限定1500台)ではカウルをFRPとカーボンのフルカウルにし、ホイールも新設計の18インチコムスターホイールに変更。

CB1100RC

エンジンも120馬力にまで上がったのですが、何よりシートがシングルからタンデム可能なカバータイプに変更された事が好評でした。

 

そして最終となるのが83年のCBR1100RD/SC08後期型。

CB1100RD

カウルがアクスルより前に出してはいけないというレギュレーション変更に合わせ少しカットしてあるのが特徴。

他にもスイングアームを現代的なボックスタイプに変更し、サスペンションも可変ダンパーとアルミリザーブタンクを装備。

キャンディカラーで質感が高く1500台限定でした。

 

それともう一つ紹介しておきたいのが晩年の1978年に発売されたCB1100F/SC11型。

CB1100F

これはいわゆるスペシャルマシンだったCB1100Rのネイキッド版レプリカとして一般向けに販売されたモデル。

あくまでもレプリカな上に、時代の不運にも見舞われ僅か一年のみの販売でした。

 

ホンダとしては60年代以来となる市販レーサーとして登場したCB1100Rは性能の凄さ、そしてそのド派手なカラーリングで多くの者を惹きつけました。

CB1100RD

皮肉なことに惹き付け過ぎてレースで勝つために造ったのにコレクションとして大事に保管してしまう人が続出してしまったんだそう。

 

エンジン:空冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:1062cc
最高出力:
最大トルク:
車両重量:
※スペックはRD型

主要諸元

全長/幅/高 2115/770/1340mm
シート高 795mm
車軸距離 1490mm
車体重量 233kg(乾)
燃料消費率 不明
燃料容量 26L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 1062cc
最高出力 120ps/9000rpm
最高トルク 10.0kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25H19-4PR
後4.00H18-4PR
バッテリー YB12ALA2
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D9EA
推奨オイル 不明
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
不明
スプロケ 不明
チェーン 不明
車体価格 約250万円

系譜図

CB750FOUR 1969年
Dream
CB750FOUR
CB750FOUR-Ⅱ- 1975年
Dream
CB750FOUR-II
/K/EARA
cb750f 1979年
CB750F(RC04)
CB900F(SC01/09)
CB1100R 1981年
CB1100R/F
(SC05/08/11)
CBX750F 1983年
CBX750F
/Horizon
/BOLD'OR
(RC17)
cb750 1992年
CB750/T
(RC42/RC39)
cb1000sf 1992年
CB1000SF
(SC30)
cb1300sf 1998年
CB1300SF
(SC40)
sc54 2003年
CB1300SF/SB
(SC54)
CB1300ST 2008年
CB1300SF/SB/ST
(SC54中期)
sc65 2010年
CB1100
(SC65)
SC65中期 2014年
CB1100/EX/RS
(SC65後期)
sc54後期 2014年
CB1300SF/SB
(SC54後期)

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