セローの系譜

XT200
(23J/47J)
-since 1982-

1982XT200

「LIGHT WEIGHT TRAIL」

セローのご先祖様というか元ネタにあたるXT200/23J型。

当時ヤマハは2stのDTシリーズ、4stのXTシリーズのダブルトレールを展開していました。

23J

そしてこのXT200は兄貴分だったXT250Tのスケールダウン・・・ではなくXT125をそのまま196ccまでアップしたモデル。

だから車重も125と変わらず乾燥重量98kgという圧倒的な軽さを誇っていました。

ヤマハXT200

足回りも21インチの中空アルミリムにDTで培ったカンチレバー式モノクロスサスペンションなどで本格仕様。

二年後の後期モデル47J型ではスロットルバルブを絞りセッティングを見直した他、フォークブーツやデコンプを装備しマフラーへもメッキ加工が施されました。

カタログ写真

なかなかのスポーツトレールで今なら大ヒットだろうなと思うわけですが、当時はまだ2stが全盛だったのでDTの足元にも及ばない人気で鳴かず飛ばずでした。

XT200

そのため僅か三年余りのモデルライフだったわけですが、このXT200を誰より高く評価していたのはDT開発チーム。

そしてそれがあったからセローが生まれる事が出来たわけです。

AG200

ちなみにこれは1985年に出た派生モデルのAG200/1FE型。

フルガード&キャリア付きのヘビーデューティートレール・・・まず誰も覚えていない。

主要諸元

全長/幅/高 2115/845/1155mm
シート高 835mm
車軸距離 1330mm
車体重量 98kg(乾)
燃料消費率 60km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 7.3L
エンジン 空冷4サイクルSOHC単気筒
総排気量 196cc
最高出力 18ps/8500rpm
最高トルク 1.6kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前2.75-21
後4.10-18
バッテリー 6N4A-4D
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DR8EA
推奨オイル -
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.3L
スプロケ 前15|リア45
チェーン サイズ428|リンク116
車体価格 265,000円(税別)

系譜図

XT200 1982年
XT200
(23J/47J)
セロー225-1kh/1rf/2ln 1985年
XT225 SEROW
(1KH/1RF/2LN)
セロー2253RW1~4 1989年
XT225 SEROW
(3RW)
セロー225-3RW5/4JG1~4 1993年
SEROW225W
(4JG)
セロー225-5MP 2000年
SEROW225WE
(5MP)
セロー250-DG11 2005年
SEROW250
(DG11J)
セロー250-DG17 2008年
SEROW250
(DG17J)
セロー250-DG31 2018年
SEROW250
(DG31J)