「LIGHT WEIGHT TRAIL」
セローのご先祖様というか元ネタにあたるXT200/23J型。
当時ヤマハは2stのDTシリーズ、4stのXTシリーズのダブルトレールを展開していました。
そしてこのXT200は兄貴分だったXT250Tのスケールダウン・・・ではなくXT125をそのまま196ccまでアップしたモデル。
だから車重も125と変わらず乾燥重量98kgという圧倒的な軽さを誇っていました。
足回りも21インチの中空アルミリムにDTで培ったカンチレバー式モノクロスサスペンションなどで本格仕様。
二年後の後期モデル47J型ではスロットルバルブを絞りセッティングを見直した他、フォークブーツやデコンプを装備しマフラーへもメッキ加工が施されました。
なかなかのスポーツトレールで今なら大ヒットだろうなと思うわけですが、当時はまだ2stが全盛だったのでDTの足元にも及ばない人気で鳴かず飛ばずでした。
そのため僅か三年余りのモデルライフだったわけですが、このXT200を誰より高く評価していたのはDT開発チーム。
そしてそれがあったからセローが生まれる事が出来たわけです。
ちなみにこれは1985年に出た派生モデルのAG200/1FE型。
フルガード&キャリア付きのヘビーデューティートレール・・・まず誰も覚えていない。
主要諸元
全長/幅/高 | 2115/845/1155mm |
シート高 | 835mm |
車軸距離 | 1330mm |
車体重量 | 98kg(乾) |
燃料消費率 | 60km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 7.3L |
エンジン | 空冷4サイクルSOHC単気筒 |
総排気量 | 196cc |
最高出力 | 18ps/8500rpm |
最高トルク | 1.6kg-m/7000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前2.75-21 後4.10-18 |
バッテリー | 6N4A-4D |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
DR8EA |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量1.3L |
スプロケ | 前15|リア45 |
チェーン | サイズ428|リンク116 |
車体価格 | 265,000円(税別) |
AG200は良く覚えていますよ。
ニュージーランド辺りの牧場でヒツジを追うのに使ってた、いわゆるアグリバイクですね。
SEROWが大人気だったので敢えてこっち(AG)を選ぼうとしましたが、バイクで北極点に到達した風間さんとアウトライダーの広瀬さんの影響を受けTW200を買いました。
スカチューンにはせず、バリバリに林道を走り回ってましたよ。あのタイヤ幅(前輪130、後輪180)ですから、浮き砂利には滅法弱かったです。