TMAX530の系譜

TMAX530(2PW)-since 2015-

五代目TMAX

先代で「TMAX生まれ変わってかっこ良くなったな~」なんて思ってたら熱も冷めぬ内に(マイナーとは言え)モデルチェンジしたから驚き。

調べてみたら先代の前期59Cが2013年の6月発売、そしてこの後期モデルの2PWは2015年1月で何と2年も経ってない。

さて、基本的には先代のままで大きな変更点はLEDヘッドライトの採用と倒立サス&ラジアルマウントキャリパー&キーレス(インテリジェンスキー)です。倒立サス

もうSSだと言いたくなる足廻りだけど調べてみると本当に猫足と称されたYZF-R1の初期モデルと同径のサスペンションだった。ラジアルマウントなぶんその頃のR1より良い。
”SS並みの足廻り”って謳い文句が現実になった瞬間ですね。さすがYZF-R5です。

イタリアモデル

今回の変更については欧州のTMAXユーザーに対し

「変更するならどこを変更して欲しい?」

というアンケートを取った結果

「倒立!LEDヘッドライト!インテリジェントキー!」

という結果から搭載されることになったそうです。

 

そのLEDヘッドライトですが、実はTMAX通にとっては倒立サスペンションとラジアルマウントキャリパーもこの事の方が大事件だったりします。

LEDになった事?いえ違います。

LEDヘッドライト

それは”両眼点灯”になったことです。

そんなこと?と思う人も多いでしょう。

そんな人のために解説するとTMAXはこれまで歴代全部片眼点灯でした。

それは何故か?

ネットでは

”両目点灯だと車と間違われて、 両目の間隔が狭いため、距離が遠いと勘違いされて事故が起こるから”

とか言われてますが、少なくともTMAXは難解な理由では有りません。

その理由とはズバリ

LED点灯

「欧州で片眼点灯が流行ってるから(ヤマハ談)」

です。至極単純ですね。恐らく欧州で人気の耐久レースの(昔はみんな片眼点灯だった)影響だと思われます。

しかし片目点灯は欧州では人気があっても日本では好評とは言えませんでした。球切れみたいで見窄らしいと自分で両眼点灯に改造したり。まあTMAX530に限った話ではないですが。

それが今回、LED化された事でライトもデザインの一部として扱われる様になったためシンメトリーを重んじる為なのか欧州での流行りが終わったのか定かではありませんが、両眼点灯に生まれ変わったわけですね。

2015TMAX顔

さてちょっと話を戻して・・・なんでこんなに早いモデルチェンジなのかという事ですね。

正確な理由はヤマハしか知りませんしヤマハが言うわけは無いんですが恐らく
ホンダからはインテグラ750、BMWからはC600スポーツ、アプリリアからはSRV850といったスポーツ寄りのビッグスクーター、つまりTMAXのライバル車がドンドン出てきたからかと。

ライバル車

TMAXが不動の地位を築いてるとはいえ、胡座をかいたまま傍観するわけにもいかないのでテコ入れか早めたのかわかりませんが今回のモデルチェンジに至ったものと。
ヤマハは小排気量クラスでも"X-MAX"という弟分達を出しているのですが、PCXを筆頭としたライバル車に販売台数で負けています。(PCXってイタリアでもバカ売れなんですよ)

MaxiクラスであるTMAXまで波及するのを何としても防ぎたいと思っての事でしょう。危機感は相当なものかと。

考えてみてください。あのBMWが、そしてカワサキまでもOEMとはいえビッグスクーターを出したんですよ。
更にはドカティも近いうちに出すとの噂まであります。

ビッグスクーターレース

ヤマハを始め各社がそれだけ必死になるほどイタリアを始めとした欧州でのMAXIスクーター市場って物凄く熱いんです。

さらにいうなればその熱い市場で不動の一位を取り続けるTMAXは本当に凄いんですが。

TMAXクラブ

写真はイタリアにあるTMAXのオーナーズイベントの一コマ。全部で200台ほど集まったそうです。

日本ではまず見ることの出来ない光景かと。

エンジン:水冷4サイクルDOHC2気筒
排気量:530cc
最高出力:
48ps/6750rpm
最大トルク:
5.4kg-m/5250rpm
車両重量:222kg(装)

系譜図

SJ02J 2001年
TMAX(5GJ)
SJ04J 2004年
TMAX(5VU/14B)
SJ08J 2007年
TMAX(4B5)
SJ12J 2012年
TMAX530(59C)
2015SJ12J 2015年
TMAX530(2PW)
2017TMAX 2017年
TMAX530/SX/DX(BX3/BC3)

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