ヤマハの400ccとしては初の四気筒となるXJ400。ペケジェイ400とか言われてたりしましたね。
いきなり話が反れますが、XJ400を語る前にXJ400が出る前の話を少し。
400cc初の四気筒バイクといえば1971年のCB350です。そこから1974年に出たのが有名なCB400FOUR(通称ヨンフォア)、そして中型免許制度が出来たことによって生まれた1976年の398ccバージョンのヨンフォア1と2ですね。
実は四気筒400ccというのはこのヨンフォアを最後に市場から消えました。
CB400の系譜の方でも言いましたが「採算が合わない」という理由から。
それでも四気筒400ccを望む声は多く、そしてその期待に応えたのがXJ400・・・じゃなくてZ400FXなんですね。
輸出仕様のZ500のスケールダウン版とすることで採算性をクリアしたバイク。
「ついに400cc四気筒が復活した!しかも43馬力!しかもカッコイイZ!」
とそりゃもう話題になりました。当時38万円(今で言うと70万円弱)と結構いい値段だったんだけど、限定解除が難しかった時代なのも加わって大ヒットしました。
そしてそんなZ400FXから遅れること一年で登場したのがこのXJ400。
四気筒ながらコンパクトに造られた幅、電子進角フルトランジスタ点火、燃料計、SUキャブにバンク角を稼ぐために屈折させた4-1-2の集合管などなど。
そのおかげでZ400FXの43馬力を超える45馬力で登場という血も涙もない後出しジャンケン。
性能を追い求めるあまり、上で言った様にお金かかりまくりでZ400FXより3万円も高い41万円。
性能が良ければ高くても売れる精神のヤマハらしいですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2060/760/1130mm |
シート高 | 785mm |
車軸距離 | 1405mm |
車体重量 | 176kg(乾) |
燃料消費率 | 42.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 16.0L |
エンジン | 空冷4サイクルDOHC四気筒 |
総排気量 | 398cc |
最高出力 | 45ps/10000rpm |
最高トルク | 3.5kg-m/8000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前3.00S19-4PR 後110/90-18(61S) |
バッテリー | FB12A-A |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
D8EA/D7EA または X24ES-U/X22ES-U |
推奨オイル | – |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量2.9L 交換時2.2L フィルター交換時2.5L |
スプロケ | 前16|後45 |
チェーン | サイズ530|リンク104 |
車体価格 | 432,000円(税別) |