REBEL250(MC49) -since 2017-

REBEL250

「EXPRESS YOURSELF」

21世紀に復活を遂げたREBEL250は北米のジェネレーションY世代を狙ったバイク・・・ジェネレーションYというのはネットの普及とともに成長してきた80~90年代生まれの世代のことだそう。

ジェネレーションY世代

日本でいえばゆとり世代と同じくらいでしょうか。世代に名称を付けて分けるのが好きなのは日本だけじゃないんですね。

話をREBELに戻すと、REBEL250(北米300)は500と(細部は違うものの)フレームを共有化し、CBR250RやCRF250そしてご先祖様と同じ名前を持つCB250Fにも使われているエンジンを積んだバイク。

ただし吸排気を低速を厚めに専用のチューニングしているのでエンジン型式がMC41EからMC49Eに変わってます。

REBEL300エンジン

このREBELを担当されたのは三倉さんという方で、系譜の外側で紹介したNM4-01/02も担当された方。その為かこのREBELは面白い事にNM4と同じ手法が取られています。

それはフロントフォーク角で「系譜の外側:NM4-01/02」を読んでもらえた人ならわかると思いますが、NM4と同様にフロントフォークをスラントさせている。

REBEL250

そっちで話したので割愛しますがこれはトレール量(直進安定性)のバランスを取るため。

フォークを前に突き出せばカッコいいけどハンドリングに影響が出る。REBELは250というエントリークラスだから初心者が乗っても違和感を覚えさせないハンドリングは絶対だったから”アメリカンなイメージを出しつつハンドリングはニュートラルに”というNM4と同じ狙いと手法を取ったというわけ。

ただREBELの初心者への配慮はもっと見えやすい部分にもあります。それは何処にもお金を掛けてるように見えない事。

REBEL250壁紙

これは車体価格を抑える意味があって実際50万(税別)を切る安さを誇ってる。

先代がそうだったようにREBELと名前を付けるからには若者に手の届く、若者に寄り添ったバイクじゃないとダメですからね。

ただ、先代と違って21世紀のREBELは更に一歩踏み込んだ狙いがある。

何処にもお金を掛けてるように見えない事のもう一つの理由は”先々のカスタムを考えて”です。

例えばミラーやウィンカーなどの灯火系周りは見るからに何処かで見たことある部品を取ってつけたようで正直ちょっと惜しいよね。

REBEL250前後

でもこれらの部分は弄り方を知らない初心者でも比較的簡単に変えられる(カスタムできる)部分。

だからケチってるんです。

アンバランスで細部の詰めが甘いのにデザインが破綻してるようには見えないのは

・アイコンである特徴的なタンク

・くびれたナローメインフレーム

・ファットワイドな足回り

REBEL250前後

という、初心者がカスタムしようと思っても難しい土台である主要部分はキッチリ仕上げてるから。

デザインコンセプトが「RAW(未加工)」である事を見てもこのREBELは

REBELラフデザイン

「お前の手で完成させろ」

というホンダらしくない初心者への甘くない優しさが隠されてるわけです。

【関連車種】

Shadow400の系譜DragStar400の系譜インクラ/ブルバ400の系譜DragStar250の系譜

主要諸元
全長/幅/高 2190/820/1090mm
シート高 690mm
車軸距離 1490mm
車体重量 168kg(装)
燃料消費率 34.1km/L
※WMTCモード値
燃料容量 11L
エンジン 水冷4サイクルDOHC単気筒
総排気量 249cc
最高出力 26ps/9500rpm
最高トルク 2.2kg-m/7750rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前130/90-16(67H)
後150/80-16(71H)
バッテリー YTZ8V
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
SIMR8A9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.8L
交換時1.4L
フィルター交換時1.5L
スプロケ 前14|後36
チェーン サイズ520|リンク110
車体価格 498,000円(税別)
※ABS仕様は+2kg&47,000円
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)

NIGHT HAWK250(MC26) -since 1991-

ナイトホーク250

ホンダが付けたペットネームの中でも一二を争うほど普及しなかったのに諦めず復活となったホークシリーズのナイトホーク250。

REBELのエンジンとフレームを使い、キャスター角を立て、同じ年にデビューしたJADE同様にサイドカバーから一体となったシートカウルなどでネイキッドとクルーザーの間の子のような・・・というか先祖返りしたようなスタイリングに。

このバイクはNIGHTHAWK(アメリカヨタカ)という名前からも分かる通りアメリカ市場がメイン。

ナイトホーク250

向こうではそれまでCM200というバイクがあったんだけど、それの後釜として用意された。前後ドラムブレーキにスポークホイールという割り切った形をしています。

対して日本ではビジネスバイクだったCD250Uの後継的な扱い。

ナイトホーク250

ネイキッドブームが起こっていたのでネイキッド版レブルという狙いがあったものと思われます。

ただ日本向けのナイトホークは北米向けと違ってグリメカ製のキャストホイールを装備。

グリメカというメーカーはイタリアにあるホイールやキャリパーといった主に足回りの部品を作るメーカーで、フェラーリにも採用された事があるそう。

ナイトホーク250

一級品のホイールを履いているモダンな実用バイクと言っていいのか、実用性を兼ね備えるモダンネイキッドと言いのか分からない何とも不思議なネイキッド。

しかし残念ながらこれがホークシリーズ最後のモデルとなりました。

主要諸元
全長/幅/高 2090/755/1090mm
シート高 745mm
車軸距離 1425mm
車体重量 145kg(装)
燃料消費率 50.0m/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16L
エンジン 空冷4サイクルOHC二気筒
総排気量 233cc
最高出力 21ps/8500rpm
最高トルク 2.0kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前90/100-18(54S)
後120/90-16(63S)
バッテリー FTX7L-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6HSA
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.6L
交換時1.4L
スプロケ 前14|後33
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 349,000円(税別)
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)

REBEL250(MC13) -since 1985-

初代レブル

“反逆者”という意味を持つREBEL(レブル)。

非常に簡単に言うと250T M&Cをベースに、フロントフォークを更に突き出し、ティアドロップタンクやボブテールなど各部を見直しアメリカンらしさを更に強調したモデル。

レブルSP

この頃といえばレーサーレプリカブーム真っ只中だったんですが皆が皆そういうレーサーに憧れを持っていたかというとそうでもなかった。

ツナギを着て峠を走るのではなく、街をカッコよくスマートに乗りたいと思ってる人たちも多く、またちょうどこの頃というのは『白バイ野郎ジョン&パンチ』というアメリカドラマの影響もあって

「街をカッコよく乗り回せるバイク=アメリカン」

という認識が広まってた。

初代レブルCatalog

そんな中で登場したこのレブルは本当にそれを実現させる為だけに生まれてきた様なバイクだったんです。

当然ながら人気も高くこのレブルがヒットしたことで250アメリカンも激しい競争が始まり、その熱は90年台半ばまで続きました。

MC13北米モデル

ちなみにアメリカなど一部の国ではこのREBEL(海外名:CMX250)は教習車(練習車)として非常に重宝された歴史もあったりします。

主要諸元
全長/幅/高 2115/815/1100mm
シート高 660mm
車軸距離 1460mm
車体重量 147kg(装)
燃料消費率 55.0m/L
※定地走行テスト値
燃料容量 10L
エンジン 空冷4サイクルOHC二気筒
総排気量 233cc
最高出力 21ps/8500rpm
最高トルク 2.0kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00-18-4PR
後130/90-15(66P)
バッテリー FB9L-B
[FTX7L-BS]
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6HSA
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.9L
交換時1.5L
スプロケ 前14|後33
チェーン サイズ520|リンク108
車体価格 339,000円(税別)
※[]内は90年モデル以降
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)

250T MASTER/LA CUSTOM(MC06/MC07) -since 1981-

250T

下を太らせたエンジンを新たに用意しCM250Tよりも更にコンパクトな車体に搭載した250T MASTERと、アルミホイールとディスクブレーキを採用した250T LAカスタム。

CM250Tとの併売モデルだったのですが、こちらはそれなりに売れました。

なぜなら、軽い(130kg)・安い(税別29万円)・優しい(シート高730mm)と三拍子揃ってたから。

LAカスタム

ちなみに安さの秘訣は400の共有化ではなく、翌年に発売される125と共有化したから。その為か排気量は233ccと若干寸足らずだったりします。

翌年の1981年にはノーマルタイプをベースにベルトドライブ化されたSD(SILENT-DRIVE)が追加。

250T SD

三拍子に加えメンテナンスフリーが加わり四拍子に。

スクーターのVマチックを除くとホンダとしては唯一のベルトドライブ車じゃないかなこれ。

主要諸元
全長/幅/高 2030/810/1130mm
[2030/810/1175mm]
シート高 730mm
車軸距離 1345mm
車体重量 141kg(装)
[143kg(装) ]
燃料消費率 58.0m/L
※定地走行テスト値
燃料容量 12L
エンジン 空冷4サイクルOHC二気筒
総排気量 233cc
最高出力 21ps/8500rpm
最高トルク 2.0kg-m/4000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25S18-4PR
後110/90-16(59S)
バッテリー FB9-B
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
C7HSA
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.8L
交換時1.5L
スプロケ
チェーン サイズ520|リンク94
車体価格 290,000円(税別)
[311,000円(税別)]
※[]内はLAカスタム
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)

CM250T(MC04) -since 1980-

CM250T

ホークCB250Tのエンジンを積んだアメリカンモデルのCM250T。

当時若者の間ではクルーザーブームが巻き起こっていたのでホンダも各排気量毎に用意し展開していました。

その250部門がこのCM250Tだったんですが・・・キャブは絞っているもののエンジンは超ショートストロークでカリカリなHAWKのまま。

10000rpmで最大馬力を発揮するエンジンが、マン島を走れるポテンシャルを持ったエンジンがクルーザーに合ってるわけが無い話。

ただホンダもそのことは分かっていたのか、翌年には更にクルーザーらしいバイクを出します。かわいそうですが本当に繋ぎみたいなバイクでした。

CM250

ちなみにアメリカでも発売されていたんですが、アメリカ版CM250はこれじゃなくて次の250Tがベースだから日本のCM250Tとは違います。ややこしいですね。

主要諸元
全長/幅/高 2125/850/1130mm
シート高
車軸距離 1330mm
車体重量 181kg(装)
燃料消費率 40.0m/L
※定地走行テスト値
燃料容量 13L
エンジン 空冷4サイクルOHC二気筒
総排気量 249cc
最高出力 26ps/10000rpm
最高トルク 2.0kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.50S18-4PR
後4.60S16-4PR
バッテリー FB12A-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル Honda純正ウルトラU(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.3L
スプロケ
チェーン
車体価格 338,000円(税別)
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)

CB250シリーズ(CB250) -since 1962-

CB250

REBELの系譜と追っていくと最初期(二番目)のCBであるCB72にまで遡ることができるんですが、あまりにもREBELとかけ離れてるので旧REBEL(MC16)につながるモデルを触りだけ紹介させてもらいます・・・。

CB72

というのもCB72はホンダの源流でありホンダが大事にしてきたOHC空冷二気筒エンジンなので、掘り下げるとバリーエーションや後継が本当に星の数ほどあるんです。すいません。

CB250カタログ

そんな中で最初に紹介するのはCB72の後継として登場したドリームCB250というバイク。

CB250
(CB250)
-since 1968-

CB250Catalog

マン島レースで世界に示した並列二気筒エンジンの流れを汲んでます。いま見るとオシャレなクラシックに見えるけど、当時としては250のフラッグシップモデル。

そこから1970年に細部のデザインをCB750FOURに近づけたデラックス版、1972年にはフロントディスクブレーキを採用した豪華バージョンとなるCB250セニアなどが追加。

CB250セニア

「CB750FOUR(38万円)は絶対無理だけど250T(18万円)なら頑張れば買える」

という感じでCB250は若者に非常に人気でした。

「なんで750と250を比べてるのか」

と思われるかもしれませんが、当時の二輪免許というのは今の普通・大型ではなく、自動二輪免許だけだったから。

当時の二輪免許

ヘルメット義務化もまだ先の時代です。

話をCB250に戻すと・・・1973年にはエンジンを再設計&六速ミッションを採用し両モデルを一本化したCB250Tが出ました。

CB250T
(CB250T)
-since 1973-

CB250t

フル装備のCB250だったのですが、この頃になると2stのほうが軽くて速いという認識が広まりだしセールス面で苦戦。

そこでさらなるスポーツモデルとして打ち出されたのがHAWKというペットネームが与えられたホークシリーズ。

HAWK CB250T
(250T)
-since 1977-

CB250Catalog

強制開閉式CV型キャブに3バルブの超ショートストロークエンジン。

ただ400ベースだった事と4stでは分が悪かったので思うようなセールスを残せず。競争が激化していったため伝統の空冷二気筒は別の道に進むようになります。

主要諸元
全長/幅/高 2090/775/1075mm
シート高
車軸距離
車体重量 164kg(装)
燃料消費率 45.0m/L
※定地走行テスト値
燃料容量
エンジン 空冷4サイクルOHC二気筒
総排気量 249cc
最高出力 27ps/10000rpm
最高トルク 2.0kg-m/9000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00-18-4PR
後3.25-18-4PR
バッテリー
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
スプロケ
チェーン
車体価格 189,000円(税別)
※スペックはCB250エクスポート
系譜図
CB2501968年
CB250シリーズ
(CB250)
MC041980年
CM250T
(MC04)
MC061981年
250T Master/LA Custom
(MC06/MC07)
MC131985年
REBEL
(MC13)
MC261991年
NIGHT HAWK250
(MC26)
MC492017年
REBEL250
(MC49)