KLE400(LE400A)-since 1991-

LE400A

「TRANS-NATURE」

ドギツいカラーリングが話題となったKLE400。最初に紹介したGPZ400Sのトレールモデル。

二年後に登場する250のアネーロの兄貴分なんですが、こちらのモデルには”アネーロ”というペットネームは与えられず。

KLE400

トレールボディにビュンビュン系パラツイン、多少の悪路ならビクともしない万能快速ツアラー。

正に2010年代後半から流行りだしたマルチパーパスの典型だったんですが、当時はまだまだドマイナーなジャンルで振り向いてくれる人は少く・・・辛抱強く2006年まで生産したんですが。

KLE400カタログ写真

あともう少しで春が来たかもしれなかった。

主要諸元
全長/幅/高 2210/870/1215mm
シート高 850mm
車軸距離 1505mm
車体重量 185kg(乾)
燃料消費率 36.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 11.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 42ps/9000rpm
最高トルク 3.4kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前90/90-21(54S)
後130/80-17(65S)
バッテリー YTX12-BS
プラグ DR8A
または
X24ESR-U
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前16|後44
チェーン サイズ520|リンク108
車体価格 509,000円(税別)
系譜図
GPZ400S1986年
GPZ400S
(EX400A)
EN4001985年
EN400-TWIN
(EN400A/B/C)
KLE4001991年
KLE400
(LE400A)
EX-41994年
EX-4
(EX400B)
R2010年
Ninja400R
(EX400C/D)
ER-4n
(ER400B/C)
2014年
Ninja400
(EX400E/F)
2018ニンジャ4002018年
Ninja400
(EX400G)

GPZ400S(EX400A) -since 1986-

GPZ400S

「昨日が都市派!」

元祖ハーフニンジャことGPZ400S。

二気筒ながら50馬力という侮れないスペックを発生する新設計のスポーツバイクですが、果たしてこのバイクを覚えている人がどれくらい居るでしょうか。

このバイクがハーフニンジャと言われていたのは名前からだけではありません。エンジンが元祖ニンジャとして登場したGPZ900Rのエンジンを半分にしたエンジンだったからです。正確に言うとピストンなどを流用。

EX400A

そのためツインとは思えないビュンビュン系のツイン・・・なんだけど、既にこの時GPZ400Rというカワサキの400史を代表するほどの四気筒の名車が既に居た。

GPZ400R|59馬力
GPZ400S|50馬力

どっちを選ぶかと言われたら四気筒を選ぶのが普通ですよね。

そのため僅か三年余りでカタログ落ちしました。通年で1000台も出なかった模様。

なぜ四気筒が既にあったのに出したのかと

「ミドルは二気筒が最適解」

という考えをカワサキはこの時から既に持っていたからです。

主要諸元
全長/幅/高 2070/675/1165mm
シート高 770mm
車軸距離 1440mm
車体重量 174kg(乾)
燃料消費率 39.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 50ps/10500rpm
最高トルク 3.6kg-m/9000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-16(54H)
後120/90-16(63H)
バッテリー FB14L-A2
プラグ DR8ES
または
X27ESR-U
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前16|後42
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 459,000円(税別)
系譜図
GPZ400S1986年
GPZ400S
(EX400A)
EN4001985年
EN400-TWIN
(EN400A/B/C)
KLE4001991年
KLE400
(LE400A)
EX-41994年
EX-4
(EX400B)
R2010年
Ninja400R
(EX400C/D)
ER-4n
(ER400B/C)
2014年
Ninja400
(EX400E/F)
2018ニンジャ4002018年
Ninja400
(EX400G)

EN400ツイン/バルカン(EN400A/B/C) -since 1985-

バルカン400

「Live Sports」

厳密に言うとZ400LTDの後継として登場したバルカン400で年号で言えば本当はGPZ400Sより前に出ています。

エンジンはGPZ400Sと同じくGPZ900Rのエンジンを流用したハーフニンジャと呼ばれるもので

『45ps/9500rpm|最高時速145km/h』

というアメリカンにあるまじきというか、エリミネーターの要素が見え隠れするほどのスペックを持っています。

EN400ツインカタログ写真

もちろんプルバックハンドルやティアドロップタンク、それに駆動ノイズを抑えるベルトドライブなどアメリカンのツボは抑えていますけどね。

ところで先程からハーフニンジャと言っていますが

EN400エンジン

「いや400は倍にしても800じゃん」

って思われている人も多いかと。実はこのEN400は国内向けにショートストローク化したモデルで、それとは別に輸出向けに

『454Ltd|EN454』

というモデルがあったんです。

名前の時点で察せるかと思いますが元ネタはそこから。

EN400カタログ

もう一つ補足するとご覧の通りバルカンっていう名前になってないですよね。

これは1985年に出た最初のモデルはEN400TWINというモデルだったから。バルカンという名前になったには5年後にあたる1990年からなんです。

1985:EN400(EN400A)

1990:バルカン400(EN400B)

1994:バルカン400(EN400C)/スポークホイール

※当初この流れを誤解していましたすいません

EN400Bカタログ

そんなEN400/バルカンなんですが、これが出た当時というのはアップハンにしたネイキッドが主体だったアメリカンブームが落ち着いた頃でした。

そんな時代に出たもんだからEN400はあまり見向きされなかったんだけど、1990年代に入ると再びアメリカンが人気に。

しかし今度の人気はVツインエンジンを積んだローロングボディの本格派アメリカンだった。

バルカン400

そのためカワサキも新設計のVツインを積んだバルカン400(VN400A/B)を開発し1995年から発売。

初代バルカンことEN400はお役御免っていう少しかわいそうなモデルでした。

主要諸元
全長/幅/高 2195/835/1225mm
シート高 745mm
車軸距離 1490mm
車体重量 184kg(乾)
燃料消費率 -km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 11.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 45ps/9500rpm
最高トルク 3.4kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-19(54S)
後140/90-15(70S)
バッテリー YB12A-A
プラグ DR8ES
または
X27ESR-U
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ
チェーン
車体価格 508,000円(税別)
系譜図
GPZ400S1986年
GPZ400S
(EX400A)
EN4001985年
EN400-TWIN
(EN400A/B/C)
KLE4001991年
KLE400
(LE400A)
EX-41994年
EX-4
(EX400B)
R2010年
Ninja400R
(EX400C/D)
ER-4n
(ER400B/C)
2014年
Ninja400
(EX400E/F)
2018ニンジャ4002018年
Ninja400
(EX400G)