EX-4(EX400B) -since 1994-

EX400B

「Shake the City」

実質的にGPZ400Sの後継モデルとなるEX-4/EX400B型。海外ではNinjaという名前が与えられていましたが国内モデルにはつかず。

変更点としては

・カウルデザインの変更

・アンダーカウルの装着

・ホイールを17インチ化

・キャスター角の変更

などなどで、ロードスポーツという立ち位置は変わらず。

EX-4とXELVIS

よくホンダのゼルビスと間違われたりするモデルですが、EX-4の場合ツアラーとしてはZZR400があったしスーパースポーツとしてはZXR400があった。

ソコソコ好評だった海外向け500はまだしも、なんでわざわざ国内400に合わせての出したのかって話ですがRiders Club239によると、スポーツモデルにあたるZX-4~ZXR400が尖りすぎてGPZ400Sのコンセプトから大きく離れてしまったのが理由との事。

EX-4

街乗りからサーキットまでオールマイティに使える正にスポーツと呼べるGPZ400Sで形にしたコンセプトこそが正しいという考えがあったわけですね。

実際このEX-4は突出したものは持っていなかったものの、下から上までストレスなくパワーが出る絶妙なスポーツモデルとしてオーナーからの評価は良かった。

EX-4カタログ写真

1998年に生産終了となった後にジワジワと再評価され、人気が高くなったのが何よりの証拠かと。

主要諸元
全長/幅/高 2085/710/1165mm
シート高 775mm
車軸距離 1435mm
車体重量 177kg(乾)
燃料消費率 39.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 399cc
最高出力 50ps/10,500rpm
最高トルク 3.6kg-m/9000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後130/70-17(62H)
バッテリー YB14L-A2
プラグ DR8EA
または
X27ESR-U
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前16|後42
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 499,000円(税別)
系譜図
GPZ400S1986年
GPZ400S
(EX400A)
EN4001985年
EN400-TWIN
(EN400A/B/C)
KLE4001991年
KLE400
(LE400A)
EX-41994年
EX-4
(EX400B)
R2010年
Ninja400R
(EX400C/D)
ER-4n
(ER400B/C)
2014年
Ninja400
(EX400E/F)
2018ニンジャ4002018年
Ninja400
(EX400G)

「EX-4(EX400B) -since 1994-」への1件のフィードバック

  1. EX-4、乗ってましたよ。
    まあ、言ってみればGPZ-Sの焼き直しなんですが、通勤からツーリングまで万能バイクでした。燃費も良く、タンク容量が大きいというのもツーリングではありがたかったです。
    低速からトルクフルで、ワインディングでも自由自在。それでいて速いという、自分がツイン好きになったきっかけのバイクでした。
    ハーフニンジャというのも、カワサキマニアにとってはニヤリとする点じゃないかと思います。
    中排気量はツインがベストと判断した当時の開発陣に称賛を送りたいです。

    こんなに良いバイクなんですが、時代はレーサーレプリカ全盛で全くと言っても良い程見向きもされませんでした。
    ツーリングでもまず出会う事がありませんでした。本文中にあるように話かけられては「ゼルビスですか?」なんて言われる始末。
    それでも、たま~~~にEX-4とすれ違う事もあったりして、その際には「おお、あなたも!解ってらっしゃる!!」なんて興奮してたもんです。

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