EURO4への対応を機にマイナーに近いモデルチェンジした新型のCB650FとCBR650F。
主な変更点としてはヘッドライトのLED化を始めとした外装の変更、フロントフォークのデュアルベンディングバルブ(SDBV)化など細部のグレードアップ的なもの。
NC750Xにも採用されて向こうで説明したけどこのSDBVっていうのは簡単にいうと既存のフロントフォークのままコンフォート性能を向上させることが出来るサスペンション。ハーレーの一部の車種も採用していたりします。
他にも吸排気の見直しで3kW(4馬力)ほどアップしている模様。
CB650F
(RC83後期)
-since 2017-
相変わらずエキゾーストパイプが綺麗ですが、エンジンカバーが色分けされた事で600RR譲りの主要三軸のトライアングル配置アピールも効いてますね。
さてさて・・・もう先代で言いたいことは言ってしまったので書くことも無いのですが、改めて650Fについて調べてわかったこと。それはデザインです。
語るほどのデザインじゃないとお思いでしょう・・・正直同感です。
このデザインの流れを作った先々代のCBR600F(PC41)いわゆる第二世代600Fのデザイナーはメイン市場がイタリアということでイタリアの・・・イタリアホンダの・・・・すいません名前を失念してしまいました。
まあとにかくイタリアの方なんですが、デザインコンセプトとしたのは
「10年後にもっと好きになるデザイン」
だったそうです。
このコンセプトを見た時、コレほどまでにこのバイクを表す表現は無いのではなかろうかと、掴みどころがないと言った事を恥じるほど感心しました。
見た目もそれほど美味しそうではなく、少し噛んだくらいでは味がない。もういいやとアゴが疲れてきた頃になって濃厚な味が出てくるスルメみたいなバイク。
それが30年以上も系譜が続いているCBR650FそしてCB650Fの武器であり魅力ではないかと。
主要諸元
全長/幅/高 | 2110/780/1075mm [2110/755//1145mm] |
シート高 | 810mm |
車軸距離 | 1450mm |
車体重量 | 208kg(装) [213kg(装)] |
燃料消費率 | 21.4km/L ※WMTCモード値 |
燃料容量 | 17L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒 |
総排気量 | 649cc |
最高出力 | 90ps/11000rpm |
最高トルク | 6.5kg-m/8000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後180/55ZR17(73W) |
バッテリー | YTZ10S または FTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR9EH-9 または U27FER9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.5L 交換時2.6L フィルター交換時2.9L |
スプロケ | 前15|後42 |
チェーン | サイズ525|リンク118 |
車体価格 | 923,400円(税込) [999,000円(税込)] ※[]内はCBR650F |