CBR600F4i Sport(PC35後期) -since 2001-

PC35

激化するミドルクラスのスペック競争に対し攻勢を掛けるためF4から僅か二年で登場する事となったのがF4を更にスポーツ寄りにしたCBR600F4i。

「i」というのはインジェクションのiで、馬力こそ0.2馬力UPと小さいけどレスポンスが大幅に向上。他にもフレームの剛性アップやキャリパーピストンやインナーチューブのアルミ化、エアクリーナーの大容量化など改良は多岐にわたっています。

CBR600F4i

が、一番大きいのはやはり見た目ではないでしょうか。つり上がった二眼とグラブバーの付いていないセパレートシートはFからRRへと変貌を遂げている最中のような感じですね。

ところで日本でCBR600F4というとセパレートシートのスポーツモデル(F4i)を想像するけど、海の向こうではCBR600Fという名称もありました。

F1でも言ったけど欧州にとってミドルクラスというのはタンデム性や積載性も重要なファクターな為こっちのモデルも人気だった。ちなみにコチラもFI搭載。

CBR600FS

実際ワンピースシート&グラブバータイプであるこのFはF4iの実質後継である600RRが出た後も2006年ほどまでしばらく併売されました。

ただ結果的に強いスポーツ性を求められるSSブームに湧いていた状況においてFコンセプトでは勝負できないと判断したんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2065/680/1135mm
シート高 810mm
車軸距離 1400mm
車体重量 196kg(装)
燃料消費率 31.6km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 599cc
最高出力 69ps/11500rpm
[110ps/12500rpm]
最高トルク 5.3kg-m/7500rpm
[6.6kg-m/10500rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
IMR8C 9H/IMR9C 9H
または
VUH24D/VUH27D
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター交換時3.3L
スプロケ 前16|後43
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 820,000円(税込)
※[]内はUK仕様
系譜図
CBR600F Hurricane1987年
CBR600F Hurricane
(PC19/23)
CBR600F2(PC25)

1991年
CBR600F2
(PC25前期)

CBR600F3(PC25)1995年
CBR600F3
(PC25後期)
ホーネット6001998年
HORNET600
(PC34)
CBR600F4(PC35)1999年
CBR600F4
(PC35)
CBR600F4i(PC35)2001年
CBR600F4i
(PC35)
CB600F HORNET(PC36)2003年
CB600F HORNET
(PC36)
ホーネット600(PC41)2007年
CB600F HORNET
(PC41前期)
CB600F HORNET(PC41)2011年
CBR600F
CB600F HORNET
(PC41後期)
2014CBR600F(RC83)2014年
CBR650F
CB650F
(RC83)
2017CBR600F(RC83)2017年
CBR650F
CB650F
(RC83後期)
CBR650R2019年
CBR650R
CB650R
(RH03)

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