2011年にモデルチェンジを果たし実質三代目となった見慣れないホーネットシリーズ。
主な変更点はヘッドライトやメーターといった外見周りが中心。
スペックは変わらずで欧州がメイン市場という事もあり先代にも増して日本車離れしたデザインへと生まれ変わりました。同じメーカー、同じ名前、同じコンセプトでも欧州ホンダとなるとここまで変わるってのは面白いですね。
ただ今回のモデルチェンジの目玉はCB600Fではなく始まりであったCBR600Fの復活。
CBR600F
(PC41)
-since 2011-
先に紹介したホーネットのフルカウルバージョンとして復活を遂げたCBR600F。
CBR600RRが一世を風靡する一方でFコンセプトのフルカウルミドルスポーツつまりF4の後継を望む声は少なからずあった。
CBR600RRを見ると分かるけどホンダとしては2007年からのCBR600RR(PC40)に可能な限りFコンセプトの要素を詰めてたけどそれでもSSはSS。
速さとスペックが求められるカテゴリだから限界がありFコンセプトを好むユーザーを納得させるほどのカバー力というか両立は無理だった。
そして2010年ごろになると過激さについて行けない消費者が目立ちだし代わりに等身大スポーツが流行りだした。
持て余すSSよりも普段使いから週末のレジャーまで使えるオールマイティなスポーツバイク・・・正に600Fの得意とするところ。
それをホンダも分かっていたのか見逃さなかったのか、待ってましたとばかりに2011年から発売。
エンジンは先に紹介したホーネットPC41と同じく600RRの物でスロットルボディなどの小径化で低速よりに調整されたもの。
結果として欧州でヒットを飛ばしたんだけど、これまた日本では正規扱いされる事はありませんでした。
主要諸元
全長/幅/高 | 2150/740/1150mm [2110/755//1145mm] |
シート高 | 800mm |
車軸距離 | 1437mm |
車体重量 | 198kg(装) [206kg(装)] |
燃料消費率 | – |
燃料容量 | 18.4L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒 |
総排気量 | 599cc |
最高出力 | 100ps/12000rpm |
最高トルク | 6.5kg-m/10500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後180/55ZR17(73W) |
バッテリー | YTZ10S または FTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR9EH-9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
交換時2.7L フィルター交換時2.8L |
スプロケ | 前16|後43 |
チェーン | サイズ525|リンク118 |
車体価格 | – ※国内正規販売なしのため |