CBR600F(PC25後期) -since 1995-

honda PC25

型式は同じだけどモデルチェンジをしてCBR600F3とナンバリングが一つ上がったPC25後期。

主な変更点としてはフレームやスイングアームの見直し肉厚化で剛性を上げ、ホンダ初となるDirect Air Induction Systemを採用したこと。

CBR600F3

ダイレクト・エア・インダクションが何かと簡単にいうとラムエアシステムみたいなものでRRなんかには今でも採用されてるから知ってる人も多いと思いますが、CBR600Fはキャブということで少し違います。

空気を吸い込む大きな口がフロントフォークの間に設けられてるのはわかると思うんですが、上の方にホースが二本出ているのが見えると思います。

ダイレクトエアインダクションシステム

このホースは20km/h未満時のみ作動する吸気ホースで、負圧で動くキャブの気圧を各種センサーと電磁バルブでコントロールしているというわけ。

ちなみにイン”ダ”クション”でイン”ジェ”クションじゃないです。エアインジェクションとなるとそれは二次エアーで未燃焼ガスを酸化燃焼をする全く違う排気系の機能です。でもヤマハはその二次エアー噴射をエアインダクションと言ってるみたい・・・ややこしいですね。

ラフデザイン

まあそんなダイレクトエアインダクションシステムと更なるビッグボア化で馬力は遂に100馬力を突破し104馬力にまでなりました。それに合わせて大径のフローティングディスク化やリアショックマウントの変更など足回りも強化。

カタログ写真

F1、F2、F3と三代続けて期待を裏切らないモデルだったことから当時の600としては異例の累計販売10万台以上という記録を樹立しています。

主要諸元
全長/幅/高 2025/685/1135mm
シート高 810mm
車軸距離 1405mm
車体重量 208kg(装)
燃料消費率 30.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 598cc
最高出力 69ps/11500rpm
[104ps/12000rpm]
最高トルク 5.1kg-m/7500rpm
[6.7kg-m/10500rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17
後160/60ZR17
バッテリー FTX9-BS
または
YTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.0L
交換時3.2L
フィルター交換時3.5L
[全容量4.2L
交換時3.4L
フィルター交換時3.7L]
※[]内は96年後期モデル
スプロケ 前15|後40
チェーン サイズ530|リンク106
車体価格 755,000円(税込)
※[]内はUK仕様
系譜図
CBR600F Hurricane1987年
CBR600F Hurricane
(PC19/23)
CBR600F2(PC25)

1991年
CBR600F2
(PC25前期)

CBR600F3(PC25)1995年
CBR600F3
(PC25後期)
ホーネット6001998年
HORNET600
(PC34)
CBR600F4(PC35)1999年
CBR600F4
(PC35)
CBR600F4i(PC35)2001年
CBR600F4i
(PC35)
CB600F HORNET(PC36)2003年
CB600F HORNET
(PC36)
ホーネット600(PC41)2007年
CB600F HORNET
(PC41前期)
CB600F HORNET(PC41)2011年
CBR600F
CB600F HORNET
(PC41後期)
2014CBR600F(RC83)2014年
CBR650F
CB650F
(RC83)
2017CBR600F(RC83)2017年
CBR650F
CB650F
(RC83後期)
CBR650R2019年
CBR650R
CB650R
(RH03)

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