「sugomi」
五代目にあたるH型とJ型。このモデルはEURO4(排ガス規制)に対応するためのモデルチェンジという意味合いが強いモデルになります。
もちろん
・ウィンカーやシートカウルデザインなどの変更
・シフトインジケーター(ギア表示)
・シフトアップインジケーター(シフトアップお知らせランプ)
・キャタライザーやマッピングの変更
・サスペンションをリセッティング。
・ABSモデルの標準化
などさらなる改良も入っています。
そしてこのモデルから上位グレードのZ1000R(ZR1000J)が登場。
・リモートアジャスター付きオーリンズ
・ブレンボキャリパー&ディスクローター
・ステンメッシュブレーキホース
・専用カラー
・専用タンクパッド
を装備した上位グレードになります。
ただ今回のモデルチェンジの主役はZ1000というよりはNinja1000かと。
Ninja1000
(ZX1000W)
-since 2017-
見て分かる通りヘッドライトのLED化を機にカウルデザインが大きく変わりました。
鼻先を伸ばしアッパーからスクリーンまでの流れを改善することで防風性を改善。
その他にも
・ABSモデルの標準化
・メーターを一新
・ETCを標準搭載
・シートの更なる肉厚化
・グラブバーやOPのパニアケース形状の改善
などツアラーとして順当に進化してる感じです。
でも一番の目玉はKCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)じゃないかと思います。
IMU(慣性計測装置)制御というやつでH2やZX-10Rにしか積まれてなかったんですが、Ninja1000にも率先して搭載する形となりました。
・トラクション制御
・ウイリー制御
・スライド制御
・トラクション制御
・ウイリー制御
・ピッチング制御
・旋回中のブレーキ制御
・エンジンブレーキ制御
などなど。やはり売れ筋はお金の掛け方が違いますね。
ちなみにこれらが可能になったのはBOSCHが開発した超小型高性能IMU(写真左SU-MM5.1)があってのこと。
KAWASAKIに積まれているIMUはほぼコレ。ちなみにもっと小さいのがスマホにも入ってたりします。
まあそんな話は置いといてIMUを装備してほぼフル装備に近い状態となったNinja1000。
販売台数を見るに日本国内では安定した台数が売れているようです。
残念ながらZ1000との内約が分からないのですが、目撃頻度からいってもNinja1000が大部分を占めているんじゃないかと。
猪突猛進を具現化してるZ1000もカッコいいと思うんですけどね。
こうやって並べて見ると仁王像みたい。
主要諸元
全長/幅/高 | 2050/790/1055mm {2045/790/1055mm} [2100/790/1185~1235mm] |
シート高 | 815mm |
車軸距離 | 1440mm {1435mm} [1440mm] |
車体重量 | 211kg(装) {221kg(装)} [235kg(装) ] |
燃料消費率 | 17.5km/L ※WMTCモード値 |
燃料容量 | 17.0L [19.0L] |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 1043cc |
最高出力 | 141ps/10000rpm |
最高トルク | 11.3kg-m/7300rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後190/50ZR17(73W) |
バッテリー | YTX9-BS |
プラグ | CR9EIA-9 |
推奨オイル | カワサキ純正オイルR4/S4 または MA適合品10W-40 |
オイル容量 | 全容量4.0L 交換時3.2L フィルター交換時3.8L |
スプロケ | 前15|後41 {前15|後43} [前15|後41] |
チェーン | サイズ525|リンク112 |
車体価格 | 1,144,800円(税込) {1,420,200円(税込)} [1,274,400円(税込)] ※{}内はZ1000R(ZR1000J型) ※[]内はNinja1000 |