GSX-R750の系譜

GSX-R750(L/M)-since 1990-

90R750

三代目となるR750。ここまでが一般的に第一世代と言われています。

変更点としてはボアダウンロングストローク化、マフラーの4-1化、キャブレターの大径化、リアタイヤのワイド化など先に紹介した限定ホモロゲGSX-R750Rに準ずる変更。BS比を変更しつつ10000rpmまでキッチリ回るエンジンを持ってきているのを見れば分かる通りパワーアップしています。さらに先代にはなかった倒立フロントフォークを国産750としては初の採用。でも何故か北米モデルは正立のままだったみたい。

 

さて、ここまでが第一世代と言われているのはこのモデルまでが油冷エンジンだから。

R750油冷ファイナル

正確に言うと91年のこのスラントノーズ一枚レンズになったR750Mが最終モデルです。

 

当時スズキといえば油冷、油冷といえばスズキと言われてました。

SACS

このフィン造形の細かさに他のメーカーが度肝を抜かれ唸ったのは有名な話。

そこで少し油冷の話をしましょう。

油冷エンジン

実はGSX-R750のプロジェクトが始まった当初は水冷でいく方向でした。では何故油冷になったのかというと

・水冷に比べシンプルなので軽く出来る
・一番熱くなる燃焼室の裏(ピストン裏)を効率よく冷やせる

という主に軽さに対するメリットがあったから。その成果が179kgという驚異的な数字に現れてるんですね。

GSX-R750M

では何故油冷を諦めたのかといえば、レースにおいて限界を迎えたから。

一番熱くなる所をオイルで冷やすということはそれだけオイルが熱くなるという事なわけで、特に夏の耐久レースなどでオイルの高温化による急速な劣化によりパワーロスが生じていた。

SACS

パワーを上げれば上げるほど熱は増える一方。開発陣は油冷の限界を感じました。

ただしコレはあくまでも夏の耐久レースでの話であって公道走行程度では関係のない話なんだけどGSX-R750はあくまでもレーサー。

GSX-R750カタログ写真

何よりも速さを取るのは当然の事なわけです。

エンジン:油冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:748cc
最高出力:115{77}ps/11000{9500}rpm
最大トルク:6.8kg-m/7000rpm
車両重量:193kg(乾)
※{}内は国内仕様

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系譜図

85GSX-R750 1985年
GSX-R750(F/G/H)
88GSX-R750 1988年
GSX-R750(J/K)
90GSX-R750 1990年
GSX-R750(L/M/RK)
92GSX-R750 1992年
GSX-R750(WN/WP/SPR)
96GSX-R750 1996年
GSX-R750(T/V)
98GSX-R750 1998年
GSX-R750(W)
00GSX-R750 2000年
GSX-R750(Y)
04GSX-R750 2004年
GSX-R750(K4/K5)
06GSX-R750 2006年
GSX-R750(K6/K7)
08GSX-R750 2008年
GSX-R750(K8/K9/L0)
11GSX-R750 2011年
GSX-R750(L1~)

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