GSX-R1100(GU75A/P~R)-since1993-

GSX-R1100P/R

水冷化したGSX-R1100W/GU75Aの93年P型と94年のR型から車名の最後に水冷を表すWが付くようになりました。

今まで油冷へのコダワリを見せ油冷アピールしてきたのを撤回し後追いする事になったわけですが、素直に負けを認めないといいますか、タダでは起きないといいますか、量販車最高となる155馬力を叩き出し他社より遅れていた水冷において一発目から最速をマーク。

もちろん変更点はエンジンだけに留まらず、フレームも新設計、市販車初となる6ポットキャリパーを採用と足回りの強化にも余念がなかった。

GSX-R1100
(GU75A:S~V)
-since1995-

GSX-R1100水冷ファイナル

二年後に出たファイナルモデルになるGU75AのS/T/V型。

ずっとGSX-R750の一年遅れでモデルチェンジという足並みだったR1100でしたが最後の最後で足並みを揃えることを止めました。

というのもGSX-R750がアルミツインスパーフレームに変わったのにR1100は旧来のダブルクレードルフレームのままだったから。

翌年に先延ばしかと思えばカラーチェンジのみで気付けば98年に生産終了のアナウンスが流れるというオチ。

GSX-R1100W

これはHAYABUSAが控えていた事が大きいんだけど、GSX-R750の系譜の方で話した通りダブルクレードルフレームにこだわった面もあると思います。

レース車両としての役目も担っていたR750とは違いGSX-R1100は特性もポジションも易しく公道での走行を考えられた一般ライダーに少しだけ歩み寄っているGSX。

そしてこの頃はまだGSX-Rといえばダブルクレードルフレームというイメージを持った人も多かった。

そういった要素を考えると、GSX-R1100が最後までダブルクレードルフレームだったのは伝統的を取った側面もあったのかもね。

主要諸元
全長/幅/高 2130/755/1190mm
シート高 815mm
車軸距離 1485mm
車体重量 231kg(乾)
[221kg(乾) ]
燃料消費率
燃料容量 22.0L
[21.0L]
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 1074cc
最高出力 155ps/10000rpm
最高トルク 11.7kg-m/9000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17
後180/55ZR17
バッテリー YB14L-A2
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.9L
交換時3.0L
フィルター交換時3.3L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ532|リンク114
車体価格 ※[]内は95年以降モデル
系譜図
GSX-R1100G1986年
GSX-R1100(GU74A)
GSX-R1100K1989年
GSX-R1100(GV73A前期)
GSX-R1100M/N1991年
GSX-R1100(GV73A後期)
GSX-R1100P/R1993年
GSX-R1100W(GU75A)
99GSX1300R 1999年
GSX1300R
(GW71A)
081300R2008年
HAYABUSA1300(GX72A前期)
2013HAYBUSA1300R2013年
HAYABUSA(GX72A後期)
2014HAYBUSA1300R2014年
隼 (GX72B)
2014HAYBUSA1300R2021年
HAYABUSA(EJ11A)

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