HAYABUSA1300(GX72A前期) -since 2008-

SUZUKI GSX1300R HAYABUSA

「A Performance Legend」

99年に登場して実に9年経って遂にフルモデルチェンジをしたHAYABUSA1300のGX72A型。

最初の頃はGSX1300R HAYABUSAと言われていたんだけど、2005年頃からHAYABUSA1300に切り替わりました。

言い忘れていましたがハヤブサは文字通り(300km/hで獲物を狩る)鳥類の隼からです。漢字が当たり前の日本で見るとそうでもないけど、何故か漢字大好きなヨーロッパ人はこれに心を打たれた人が多かったようです。

デザインテーマは「鎧兜」

新しいデザインで行くか従来のデザインで行くか迷われたそうなんですが、選んだのはやっぱり何処か不気味さがある先代の流れを汲んだ物となりました。

新旧隼

もちろんこれも更に空力を考えた形状になっているわけですがヌメヌメ感が増しましたね。

ちなみにこのロゴも若干変更されています。上が旧、下が新です。

新旧ハヤブサロゴ

さて問題の中身ですが、エンジンのストローク量を2mm上げて41ccアップ、更にエンジンバルブをより軽いチタンバルブに変更。

結果として1340cc/197馬力とアルティメットさに磨きが掛かりました。フレームも作り直され剛性が15%アップしています。

2008ハヤブサエンジン

他にはフロントキャリパーのラジアルマウント化、リアキャリパーを上付け化、スリッパークラッチの採用、デュアルインジェクター(SDTV)化、それに伴い出力特性を選べるS-DMSも装備・・・等など痒い部分に手を届けたようなモデルチェンジ。

S-DMS

まあしかし変更点やスペックを言ったところで何が違うのか伝わらないと思います。先代と何が違うのかと簡単に言うと非常に調教されたハヤブサになりました。

ハヤブサ(というかメガスポ)はSSとツアラーの良いとこ取りな立ち位置にいるわけですが、先代はどちらかといえばSS寄りなモデル。

白ブサ

それが今回のモデルでカウリングのワイド化やスクリーン高の15mmアップ、そして高さを抑えられたタンクなどから見ても分かる通り、どちらかと言うとツアラーの方に少しだけ寄りました。あくまでも先代比なのでアルティメットスポーツなのは変わりませんが。

まあでもそんな事よりも戦闘機の物を意識したと言われる五連メーターでしょうね。

メーター

このメーターにヤラれた人は多いかと。

B-KINGは「B-KING|系譜の外側」で書いたので割愛させてもらいます。

主要諸元
全長/幅/高 2190/735/1165mm
シート高 805mm
車軸距離 1480mm
車体重量 220kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 21.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 1340cc
最高出力 197ps/9500rpm
最高トルク 15.8kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後190/50ZR17(73W)
バッテリー YTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EIA-9
または
IU27D
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.0L
交換時3.1L
フィルター交換時3.3L
スプロケ 前18|後43
チェーン サイズ530|リンク114
車体価格 1,490,000円(税別)
※K8モトマップ価格
系譜図
GSX-R1100G1986年
GSX-R1100(GU74A)
GSX-R1100K1989年
GSX-R1100(GV73A前期)
GSX-R1100M/N1991年
GSX-R1100(GV73A後期)
GSX-R1100P/R1993年
GSX-R1100W(GU75A)
99GSX1300R 1999年
GSX1300R
(GW71A)
081300R2008年
HAYABUSA1300(GX72A前期)
2013HAYBUSA1300R2013年
HAYABUSA(GX72A後期)
2014HAYBUSA1300R2014年
隼 (GX72B)
2014HAYBUSA1300R2021年
HAYABUSA(EJ11A)

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