SR400の系譜

SR400/SP(3X7/3X6)
SR500SP(3X4)
-since 1979-

SR400SP

「逞しきビッグシングル」

SRをよく知らない人でもひと目で違いがわかるキャストホイールが特徴の二代目SR400SP/3X6とSR500SP/3X4型。

SPというのはキャストホイール仕様という意味なんですが、これまでキャストホイールはカウルと同じく国内では不認可でした。

ヤマハキャストホイール

それが認可されるようになった事で各メーカーともキャストホイールを付加価値として付けるようになり、またそれが流行っていたわけです。

だからヤマハもわざわざSPなんて記号を設けてアピールし、SRもその一環でキャストホイール&ロードタイヤ化で時流に乗った・・・んですが、これが思わぬ不評を買いました。

SR400キャストホイール

「なんて事をしてくれたんだ」

とイメージが変わってしまった事を残念がられ販売台数は約1500台まで減少。

+4kgという重量増による軽快感の損失も痛手でした。

 

コレについては社内からも疑問視する声が出たようで、三年後の82年に『スポークホイール&キャラメルタイヤ』という先祖返りしたSR400/3X7型(400のみ)を限定発売。

3X7

待ってましたと言わんばかりの人気でキャストホイールあっさりと抜く3200台を販売。

もうこの頃から今と変わらない立ち位置だったわけですね。

 

しかし実はこれ、この失敗があったからこそ今のSRがあると言っても過言じゃないなんです。

SR500SP

キャストホイール化によって

「ダサくなってしまった」

とか

「先代が恋しい」

とか言われる様になった事から

「ダサいSRを自分でカッコよくしよう」

という流れが生まれ、スポークホイールを筆頭に初代のようにするカスタムパーツ、BSAに近づけるカスタムパーツ、スクランブラースタイルにするカスタムパーツ。

数々のカスタムメーカーがイメージが変わってしまったSRに困り果てている人をターゲットにしたんです。

SR400SPカタログ写真

カスタム文化なんてまったくなかった時代に『弄れるバイク』という新しさで評判を呼びました。

カスタム文化の始まり、そして今も続くSRの武器の一つであるカスタムの豊富さは

この

『流行に乗ってしまった失敗』

が全ての始まりなんです。

エンジン:空冷4サイクルOHC単気筒
排気量:
399cc
[499cc]
最高出力:
27ps/7000rpm
[32ps/6500rpm]
最大トルク:
3.0kg-m/6500rpm
[3.7km-m/5500rpm]
車両重量:
162kg(乾)
[162kg(乾)]
※[]内はSR500SP

系譜図

XT500 1976年
XT500
(1E6)
2H6 1978年
SR400
(2H6)
SR500
(2J3)
3X6 1979年
SR400/SP
(3X7/3X6)
SR500SP
(3X4)
1JR 1983年
SR400/SP
(34F/34E)
SR500/SP
(34A/33Y)
1JR 1985年
SR400
(1JR/3HT)
SR500
(1JN/3GW)
RH01 2001年
SR400
(RH01J)
RH03 2010年
SR400
(RH03J)

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