汚名返上のために再度作り上げたのがこのXL250。
ただ正確に言うとXL250はどちらかというとSL250Sのマイナーチェンジに近いモデルで、リベンジの為に作り上げられたオフロードは3年後の1978年に出たXL250Sというモデル。
このXL250S最大の特徴は市販車初となるフロント23インチの特大フロントホイール。
このモデルはエンデューロモデルのXR250と同時開発なんだけど、凄いのは4stオフ最大の欠点であった車重を振動を抑えるミッション兼バランサー機能を備えつつ20kgも軽減してる事。
4st最大の課題だった車重という問題をクリアしたとき、4stだからこその燃費の良さや低域での粘りなどのいわゆる”扱いやすさ”という本来の武器が明快に出た。そのおかげでこのXL250Sは林道ブームを巻き起こすほどの大ヒットとなりました。
勢いそのままに1981年にはXL250Rへとモデルチェンジ。
専用6速ミッションやプロリンクなどを装備し走破性を更に向上させたモデルで十八番の赤フレームまで採用。
MXワールドチャンピオン記念車や、パリダカ初優勝記念としてタンクを21Lにまで増やしキャリアを装着したパリダカ仕様まで登場しました。
XL250はホンダのオフロードバイクとしては初の成功車だった事から印象に残ってる人も多いと思います。
ホンダの公式待受にもサラッと登場してたり。
主要諸元
全長/幅/高 | 2175/880/1130mm [2175/875/1185mm] {2170/865/1230mm} |
シート高 | – |
車軸距離 | 1410mm [1390mm] {1385mm} |
車体重量 | 148kg(装) [128(装)] {131kg(装)} |
燃料消費率 | 40.0km/L [50.0km/L] {55.0km/L} ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 9.5L {9.0L} |
エンジン | 空冷4サイクルOHC単気筒 |
総排気量 | 248cc |
最高出力 | 20ps/8000rpm [20ps/7500rpm] {22ps/7500rpm} |
最高トルク | 1.9kg-m/6500rpm [2.0kg-m/6000rpm] {2.1lg-m/7000rpm} |
変速機 | 常時噛合式5速リターン {常時噛合式6速リターン} |
タイヤサイズ | 前3.00-21-4PR 後4.00-18-4PR [前3.00-23-4PR 後4.60-18-4PR] {前3.00-21-4PR 後4.60-17-4PR} |
バッテリー | YB3L-A |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
D8EA |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
分解時1.8L [分解時2.0L 交換時1.3L] {分解時2.0L 交換時1.3L} |
スプロケ | 前14|後44 |
チェーン | サイズ520|リンク102 |
車体価格 | 268,000円(税別) [282,000円(税別)] {338,000円(税別)} ※[]内はXL250S ※{}内はXL250R |