
スズキの新世代ネイキッドとして登場したGSR400。
エンジンはGSX-R600がベースの直四スポーツエンジン。
フレームは400では初となるアルミツインスパーにモノサス、サブフレーム一体型アルミスイングアームに120/70&180/55でセンターアップマフラー。
これだけ挙げるとSSにしか思えない。

「いやSSじゃないんだから要らないでしょそのスイングアーム・・・」と個人的に言いたくなる。
600との共有化によって可能にしている贅沢っぷりだけど、それにしたって400でここまでの装備をしたバイクはバイクブームとバブルが重なった時期ですらそうそう無い。
上で言った通りどう考えてもSSの作りだからサーキットだって余裕で走れちゃう。翌年の2007年にはABSモデルも追加。

正に夢の400ネイキッドなんだけどあんまり売れなかった・・・同年CB400SFの販売計画台数は6000台に対しGSR400は1000台。
これほど走りに特化した400ネイキッドは過去のバイクを見ても無いのに何故かといえば、こだわり過ぎて車体価格が787,500円(当時)とCB400SFも真っ青な値段にまで跳ね上がったから。

大型と同じ装備っていう事は、大型と同じコストという事ですからね。まして400は台数が出ないから本来なら大型よりもスケールメリットも無いわけだから。
ちなみにチョイノリ・スカイウェイブに続きスズキとしては数少ないグッドデザイン賞受賞バイクだったりします。
主要諸元
| 全長/幅/高 | 2090/795/1075mm | 
| シート高 | 770mm | 
| 車軸距離 | 1435mm | 
| 車体重量 | 185kg(乾) | 
| 燃料消費率 | 35.5km/L ※定地走行テスト値 | 
| 燃料容量 | 16.0L | 
| エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 | 
| 総排気量 | 398cc | 
| 最高出力 | 53ps/11000rpm | 
| 最高トルク | 4.0kg-m/10000rpm | 
| 変速機 | 常時噛合式6速リターン | 
| タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後180/55ZR17(73W) | 
| バッテリー | FTX9-BS | 
| プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 | CR8EK | 
| 推奨オイル | スズキ純正 エクスター | 
| オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに | 全容量3.9L 交換時3.2L フィルター交換時3.6L | 
| スプロケ | 前14|後47 | 
| チェーン | サイズ520|リンク112 | 
| 車体価格 | 750,000円(税別) | 
 
	








