JOGの系譜

JOG CEH50/D
(B3K)
-since 2018-

CEH50

「NEW JOG」

九代目にあたるCEH50/B3K型。

ニュースでも大々的に取り上げられたのでご存知の方も多いと思いますが、このモデルからJOGはホンダ生産となりました。

タクトとジョグ

ハッキリ言ってしまえばタクトと共有。CEH50の”H”はホンダのHなんでしょうね。

だから基本的にはタクトと同じでエンジンも新世代のeSPエンジンです。

ESPエンジン

ホンダ一押しのコンビブレーキ(後輪ブレーキで前輪もかかる)や後輪ロックレバー(ブレーキ固定)も付いています。

ただアイデンティティであるフェンダーボディと鋭いヘッドライトはキープし、どう見てもJOGにしか見えないのは凄い。

カタログ写真

グレードは二つに絞られ、豪華版のデラックスはアイドリングストップ機能やステッチシートなどを装備。

デラックスとの違い

一方でノーマルは705mmとシート高を15mm抑えたモデルで先代のプチ的なモデルですね。

 

しかしながら80年代に正面衝突したホンダとヤマハが、タクトとジョグがまさか手を取り合う事になると誰が予想したでしょう。

当時そんな予言をしたら鼻で笑われるどころか病院に連れて行かれるレベルですよ。

 

ちなみにこうなった原因は数が出ること前提だったから安く販売できていた原付市場の大幅な縮小にあります。

もともと原付一種(以下:原付)は80年をピークに右肩下がりでした。それはHY戦争による飽和やヘルメットの義務化などもありますが、大きいのは有名な『3ない運動』ですね。

原付需要の低下

原付に乗ってるだけで不良の様な扱いを受けてしまう社会になってしまい2000年には1/4まで縮小。

メーカーも低価格を維持するために中国や台湾など海外生産に切り替えることでコストを抑えていたんですが、更に追い打ちをかける様な市場への冷や水があり限界を迎えた。

50cc市場

2006年からの駐禁取り締まりです。

これによりシティコミューターという地位を完全に剥奪され市場規模は全盛期の1/10にまで縮小。

そして2020年にはさらなる排ガス規制強化というコスト増要因が控えてる。

そんな首が回らない状況になったからホンダとヤマハが業務提携する事になったんです。

タクトとジョグ

これはもう本当に仕方がない。

自分達で造っても高くなるヤマハ、ヤマハの分も造れば更に安くできるホンダ。

両社の思惑が合致する形となったわけですが、これは結局ホンダもヤマハも原付に対する考えが一緒だったから提携が出来た話。

原付提携

「原付はもっとも身近な車」

という考えです。

一日一万円で免許が取れて、月収で買える行動範囲を大きく広げる乗り物なのが原付。

そんな原付を重宝している人、もっと言うと

「原付がないと生活できない人」

というのがどんなに市場が縮小しようと少なからず居る。

そういう人たちの為にも安価で高品質な原付を提供し続けるという『社会的責任』を果たす必要があると両社が考えていたから業務提携できた。

要するに撤退は有り得ないんです。

2018JOG

そしてそんな中でも

「下駄車といえど少しでもカッコイイのが良い」

という声に応えるように誕生し、いまも続いているのがジョグ。

ヤマハジョグ

だからジョグというのはヤマハの社会に対する責任感を示しているバイクでもあるわけです。

 

エンジン:空冷4サイクル単気筒
排気量:49cc
最高出力:4.5ps/8000rpm
最大トルク:0.42kg-m/6000rpm
車両重量:78kg(装)

系譜図

27V 1983年
JOG
CE50E/ES
(27V/48F/1KX/1RN/2EX)
CG50 1987年
JOG
CG50E/ED/ES/Z
(2JA/2TA/2TE/3CP)
CY50 1989年
JOG
CY50/D/H/HS/Z
(3KJ/3RY)
YG50 1991年
JOG
YG50/D/Z/ZS/EX
(3YJ/3YK)
YJ50 1994年
JOG APRIO
YJ50/EX/S/R
(4JP/4LV/5AU)
YV50 1997年
JOG
YV50/C/Z/H
(5BM/5EM/5GD)
CV50 2000年
JOG
CV50/A/R/ZR
(5KN/5PT/5SU/5SW)
CE50 2007年
JOG
CE50/D/P/ZR
(3P3)
CEH50 2018年
JOG
CEH50/D
(B3K)

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