「ニューフレンドリーJOG」
4st化とFI化その両方を一気にやってきた八代目のCE50/3P3型。
まだまだ記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。
こっちはキャストホイールとディスクブレーキを装備したデラックス/CE50D型。
もちろん一番人気のZRもモデルチェンジ。少し上品になったリアスポイラーと赤いキャリパーやクリアレンズが特徴です。
エンジンなどのスペックはノーマルと同じです。
さて、このJOGは最初にも言ったように、そして巷でも言われている通り環境規制による4st化で遅くなりました。
行程が二倍になって重くなるから仕方がない話なんですが、少しでも良くしようと考えられたのがヒシヒシと伝わってくる。
分かりやすいのが圧縮比で、このJOGは【12.0:1】と圧縮比がべらぼうに高い。これはYZF-R1/R6に次ぐ高さ。
狙いはもちろんわずか栄養ドリンク一本分しかない燃焼室で少しでもパワーを稼ぐため。そこに2バルブではなく3バルブを組み込んで充填効率を上げつつ、水冷化で圧縮比も上げてパワーを稼いでいる。
そのおかげで4stジョグは遅いと言われる4st50の中では速い方です。
更に2015年にはわずか0.3馬力上げるために排気系を見直して4.5馬力になった・・・んですが2017年にはまた排ガス規制で-0.2馬力の4.3馬力っていう。
泣けてきますね。
そんな八代目の4st JOGですが、晩年の2016年に初代ことペリカンジョグの復刻カラーが限定1500台で販売されました。
何故ここに来て復刻カラーを出したのか・・・その理由は次のモデルで分かります。
※CE50P/3P3|JOG プチ(ローシート仕様)
※CE50D/3P3|JOG デラックス(キャスト&ディスク)
※CE50ZR/3P3|JOG ZR(上位サスやスポイラー等)
主要諸元
全長/幅/高 | 1685/650/1035mm |
シート高 | 725mm |
車軸距離 | 1160mm |
車体重量 | 78kg(乾) |
燃料消費率 | 66.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 4.4L |
エンジン | 水冷4サイクルSOHC単気筒 |
総排気量 | 49cc |
最高出力 | 4.2ps/8500rpm |
最高トルク | 0.40kg-m/6500rpm |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前後90/90-10(41J) |
バッテリー | GTX5L-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR7E |
推奨オイル | ヤマルーブ エフェロ4ミニスクーター MB規格10W-40 |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量0.8L 交換時0.78L |
スプロケ | – |
Vベルト | 5ST-E7641-00 |
車体価格 | 138,000円(税別) ※スペックはノーマルジョグ |