「Standard」
先代と併売する形で登場したので五代目なんだけど派生と言った方がしっくり来るアプリオこと4JP型。
このモデルは成熟してきた市場のニーズにあった原付というのがコンセプト。
最大の特徴はクラストップとなる6Lの燃料タンクと大容量のメットインスペース。そして今でこそ当たり前なメインスイッチ兼メットオープナーを初めて採用したスクーターだったりします。
とにかく使い勝手を第一にという配慮が随所に施されており
『スタイルのジョグ、使い勝手のアプリオ』
という棲み分けでした。
ちなみにアプリオはその快適装備の充実もあってディスクブレーキタイプのEXや質感を高めたスペシャルなどJOGに負けず劣らずバリエーションが色々あったんですが、そんな中でも紹介しておきたいのがタイプ2と呼ばれるモデル。
一見すると何てことないアプリオに見えるんですが、チラリと見えている赤い冷却ファンからも分かる通りこれZRと同じ7.2馬力のスーパーZエンジンを積んだアプリオ。
見た目は至って地味で便利なアプリオ・・・だけどメチャクチャ速いっていうマニア向けなモデルでした。
1996年にキャブとヘッドライトの見直し、2001年に盗難防止装置とブレーキの見直しが入ったんですが、それよりもアプリオで忘れてはいけないのがカタログに起用された方。
ゴン中山さんです。ちなみに写真のアプリオは限定のジュビロ磐田カラー。
当時はJリーグ全盛期でテレビCMもバンバン打っていたので覚えている人も多いのではないでしょうか。
※YJ50EX/4LV1|アプリオEX
※YJ50S/4LV2~4|アプリオType-II
※YJ50S/4JP|アプリオ限定カラー
※YJ50SP/4JP|アプリオスペシャル
※YJ50R/5AU|ビーノ
主要諸元
全長/幅/高 | 1615/630/1000mm {1635/630/1020mm} |
シート高 | 715mm {730mm} |
車軸距離 | 1135mm {1150mm} |
車体重量 | 61kg(乾) {66kg(乾)} |
燃料消費率 | 68.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 6.0L |
エンジン | 空冷2サイクル単気筒 |
総排気量 | 49cc |
最高出力 | 6.8ps/6500rpm {7.2ps/7000rpm} |
最高トルク | 0.75kg-m/6000rpm {0.74kg-m/6500rpm} |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前後80/90-10 {前後90/90-10} |
バッテリー | GT4B-5 |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
BPR7HS [BPR6HS※93~96] |
推奨オイル | ヤマハ純正スーパーオイル |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
1.4L {0.8L} |
スプロケ | – |
Vベルト | 3KJ-17641-00 [4JP-17641-00※96以降] {3VP-17641-00※TypeII} {4JP-17641-00※97~TypeII} |
車体価格 | 142,000円(税別) {149,000円(税別)} ※スペックは4JP ※{}内はTypeII |