「G CONCEPT」
発売から15年、累計生産台数270万台となった頃に登場した六代目のYV50型。
3つのGを元に大変貌を遂げました。
ちなみに起用されたのは今もTVで活躍中の西川さん。
それより3つのGですが、1つ目のGはG-TANK。
燃料タンクをアプリオから更に+1Lで暮らす最大級となる7Lものタンク容量を確保。燃費も6%向上しアプリオの武器だった航続距離224kmを大幅に超える274kmになりました。
そしてもう一つありがたいのが合わせてオイルタンクも1.4Lに大幅アップしたこと。
「警告灯が点いたから1L缶買ったのに全部入らなかった」
「全部入れようと思ったら溢れて悲惨な事になった」
っていう2stあるあるを回避。
2つ目のGはG-LOCK。
当時としてはまだまだ珍しかったキーシャッターを装備。
さらにハンドルロックとリアホイールロックを装備し、万が一シャッターを開けられても安心ガード。
そして3つ目のGはG-BOX。
23Lというとてつもない大容量メットインスペースに進化。
ヘッドライトもカゴを付けた際に遮ってしまわないようにボディ埋め込みになり、カゴ付きグレートだったミセスジョグことジョグポシェも1999年からはこのYV50ベースに。
なんだかジョグなのに一気にファミリーバイクになってしまいましたね。
でもこれは実用性を第一にしたアプリオの後継という立ち位置だったからで、若者向けのスポーツモデルはちゃんと別に用意されました。
「ジョグと言えばハンドルマウントライトだろ」
という人のためというかジョグの伝統を守ったスポーツモデルZの二代目JOG-ZII。
そう思っていた人が多かったのか非常に人気で1999年からはこのZ-IIが標準のJOGに昇格。
ちなみに読み方は”ゼッツー”ではなく”ゼットツー”です。紛らわしいですけどね。
※YV50Z/5EM1~2|JOG ZII & JOG(7.2馬力)
※YV50Z/5EM3|JOG ZII&JOG(6.8馬力)
※YV50H/5GD|JOGポシェ
主要諸元
全長/幅/高 | 1660/625/1025mm |
シート高 | 710mm |
車軸距離 | 1160mm |
車体重量 | 64kg(乾) |
燃料消費率 | 50.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 7.0L |
エンジン | 空冷2サイクル単気筒 |
総排気量 | 49cc |
最高出力 | 6.8ps/7000rpm |
最高トルク | 0.72kg-m/6500rpm |
変速機 | Vベルト式 |
タイヤサイズ | 前後3.00-10(32J) |
バッテリー | GT4B-5 |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
BPR7HS |
推奨オイル | ヤマルーブ スポーツ(10W-40) または スタンダードプラス(10W-40) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
1.4L |
スプロケ | – |
Vベルト | 4JP-17641-00 |
車体価格 | 142,000円(税別) ※スペックは5EM1 |