文字通りツーリング(長距離)走行が得意なジャンル。
BMWが最も得意とする分野で日本メーカーが軒並み弱いジャンルだったりする。
【特徴】
程よい前傾姿勢に加え防風性&安定性&防振性がピカイチで、昨今では色んな快適装備も付属。
スペックや見た目が保守的だったり、高額な物が多いせいかあまり話題にはならず。
ツアラーなだけあって長距離や高速道路を走らせたらこのバイクの右に出るバイクはありません。
難点としては車格が結構あるので街乗りなどの短距離走行は少し辛いものある。
【歴史】
フルカウルスポーツの方でも言いましたが最初に出たツアラーは1976年のBMW R100RS。
じゃあ国内で一番古いツアラーは何だ?
となると記憶が確かならホンダのGL1000。そうゴールドウィングの始祖様。
アメリカ向けにZ1000の対抗馬として生み出されたって巷では言われてるけど、ホンダとしては上流階級が乗るグランドツアラーとして開発。
ただこのGL1000は国内では正式に売らなかったし、ゴールドウィングも日本に入ってきたのは750cc規制が無くなった1990年頃から。
じゃあ国内で正式に発売されたのはっていうと、恐らく1983年にホンダから発売されたシルバーウィング インターステート(GL650 SILVER WING)
これは元となったのはCX650ターボで、ターボ抜いてGL1100の大型フェアリングを装着したもの。
その後CBR1000FやRF900R、GPZ1100やFJ1100なんかがジワジワ出たり無くなったりを繰り返して今に至る。
ちなみに日本ではメガスポの方が人気で、ツアラーはあまり好まれない傾向が強いです。
ただZZR250/400などリトルツアラーは人気でした。
でもそんな紆余曲折がありながらも昨今では大型ツアラーが結構出てます。
ホンダからはVFR1200F、ヤマハからはFJR1300、カワサキからは1400GTRなどなどが出ていますが
人気なのは今も昔もBMWです。
長年ツアラー作ってるだけのことはあります。
該当車種
などなど
ツアラーって何処にでも行けそうでなんかワクワクしますよね。
でも、ツーリングをするならツアラーで、ってならないのがバイクの面白い所。
どんなバイクでもツーリングは行けるんですよ。僕のスクーターや君のカブでも。チョイノリはちょっとキツいか?(笑)。
あの鉄人カソリさんは50ccのハスラーで世界中を旅してますから。
スマホなどでポチっとすればどこでも情報が手に入る昨今では、「コレをするならアレじゃないといけない」みたいな頭でっかちになっている様な気がします。
レッツビギン!って昔の熱血先生が言ってたけど、とにかく今乗っているバイクで出かければきっと何かを得られるはず。
大排気量の快速バイクで快適に旅するのも良いけど、あえて不自由な「縛り」を設ける事によってツーリングの面白さが倍増し、ずっと記憶に残る旅になるかも。