CBR250Rの派生として登場したネイキッド(ストファイ)モデルのMC43ことCB250F
基本的に中身はCBR250Rと一緒で違うのは
・車重が3kg軽い
・大柄なサイドカバー装着で幅が4cm増
・ポジションのアップライト化
・カウルがないぶん3万5000円ほど安い
ポジションがアップライトになり、重量配分がリア寄りになった事でハンドリングの軽快さはCBR250Rより増しているとのこと。
さて、それだけ載せて終わると寂しいので少し小言を言わせてもらうと、このCB250F(MC43)は御存知の通りCBR250R(MC41後期)と併売されています。
で、ですね。重ねて言いますがCB250FとCBR250Rの違いはほぼカウルの有無と値段が3万円ほど違うだけ。それなのに販売台数を見てみるとCBR250Rはソコソコ売れてるのに対してCB250Fは初動(初期需要)の頃からビックリするくらい売れてない。これにはデザインに対する好みやライバル車なども関係していると思うんですが、それにしたってCBRとCBの乖離が大きい。
これは間違いなく”若者(エントリー層)の間でフルカウルブームが起きてる”という事ですね。
ほんのちょっと前まで
「カウル付きなんてレーサーみたいでダサいし恥ずかしい」
なんて言われててフルカウルが絶滅寸前だったのが嘘のよう。ブームは繰り返すってこの事なんだろうか。
ただマーケティングの関係もあると思いますけどね。
例えばCB250Fのイメージを訪ねたら多くの人は「CBR250Rのネイキッドバージョン」と言うでしょう。何故なら既にCBR250Rという存在があったから。
CBR250Rが先に出てた時点でCB250Fは派生モデル。例え開発の段階から2モデルなのは決まってた話だとしても。
だからもしCB250Fが先に出てたら今度はCBR250Rが”CB250Fのフルカウル”って認識になるわけで売れ行きも多少は変わってたんだろうなと思う。
マーケティングというか消費者心理というのは面白い。
主要諸元
全長/幅/高 | 2035/760/1045mm |
シート高 | 780mm |
車軸距離 | 1380mm |
車体重量 | 158kg(装) [161kg(装)] |
燃料消費率 | 32.1km/L ※WMTCモード値 |
燃料容量 | 13L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC単気筒 |
総排気量 | 249cc |
最高出力 | 29ps/9000rpm |
最高トルク | 2.3kg-m/7500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前110/70-17(54S) 後140/70-17(66S) |
バッテリー | YTX7L-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
SIMR8A9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量1.8L 交換時1.4L フィルター交換時1.5L |
スプロケ | 前14|後36 |
チェーン | サイズ520|リンク108 |
車体価格 | 464,400円(税込) [515,160円](税込) ※[]内はABS仕様 |