CBR1000RRの系譜

CBR900RR
(SC33前期)
-since 1996-

SC33

「THE CUTTING EDGE」

縦にRRと刻まれているのが特徴の三代目900RRのSC33型。

エンジンのボアを1mm拡大した事で排気量が893ccから918ccとなり4馬力アップしました。

他にも

・エキパイのステンレス化

・ジェネレーターの小型化

・前後サスペンションの見直し

・ローギアード化

などなどの見直し&軽量化で、既に軽いのに更に2kg軽量化で乾燥重量183kgという徹底してブレないモデルチェンジ。

96CBR900RR

そんな中でも特筆すべきは剛性を見直し作り直されたフレーム。

これの狙いは簡単に言うと懐を広くするため。

もともとCBR900RRは多くの人に受け入れてもらう為のバイクというより

SC33リア

「素晴らしいハンドリングを味わいたいorホンダはつまらない」

といった、どちらかと言うとエキスパート向けに造られた過敏なバイクでした。

しかし評判の良さから顧客層が拡大。そうすると今度は

「CBR900RRはトリッキー過ぎる」

という声が聞こえるようになってきた。

SC33フロント

このSC33型はそういった人達の声に応えたモデルチェンジ。

そのためフレームだけでなくアクセルレスポンス等も見直され全体的に角が落とされたマイルドFireBlade。

主要諸元

全長/幅/高 2040/685/1135mm
シート高 800mm
車軸距離 1405mm
車体重量 183kg(乾)
燃料消費率 -
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 918cc
最高出力 128ps/10500rpm
最高トルク 9.3kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前130/70ZR16(61W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EH-9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.4L
交換時3.5L
フィルター交換時3.6L
スプロケ 前16|後42
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 不明
※国内正規販売なし

系譜図

cbr750rr 1990年
CBR750RR
(Prototype)
SC28 1992年
CBR900RR
(SC28前期)
sc28-2 1994年
CBR900RR
(SC28後期)
sc33 1996年
CBR900RR
(SC33前期)
sc33-2 1998年
CBR900RR
(SC33後期)
sc44 2000年
CBR929RR
(SC44)
sc50 2002年
CBR954RR
(SC50)
sc57 2004年
CBR1000RR
(SC57前期)
SC57後期 2006年
CBR1000RR
(SC57後期)
sc59 2008年
CBR1000RR
(SC59前期)
sc59後期 2012年
CBR1000RR/SP
(SC59後期)
SC77 2017年
CBR1000RR/SP1/SP2
(SC77)
SC82 2020年
CBR1000RR/SP
(SC82)