2006年に発売しておきながら2008年の排ガス規制に対応してなかったGSR400
いやいや・・・と思うけど、一度生産終了し規制に対応して出てきたかと思えば、なんと自主規制を突破して61馬力になって帰ってきました。
「テコ入れ=更なるスペックアップ」
っていうバンディット400と同じ流れ。
400ccで61馬力というハイスペック400ネイキッドが今の時代に出るなんて誰も想像してなかったから嬉しい事なんだけど、その結果としてただでさえ高かった車体価格が更に上がっちゃったっていう。
見た目の変更としてBandit1250の様なおまけ程度のバイザーが付いた。
更に現在はABSモデルのみ。Bandit1250でも言ったけどABSの単価を抑えるためだろう。義務化も視野に入れてるのかな。
ところでGSRは600という兄貴分が居る・・・いや居た。
先に言ったけどイナズマと同じようにGSRもこのお兄さんと共有することであのクオリティを持つ400が可能だったわけだ。
600の方はEUやオーストラリアがメインターゲットで日本にもデビュー当初こそ正規逆輸入されてきたが、売れなかったためか数年で輸入されなくなり、遂には海外でもGSR750の登場とともに生産終了。
つまり現在生産しているのは日本向けのGSR400のみでグローバル向けの600との兼用が破綻している事になる。マイナーチェンジの値段はそのせいもあるかもしれない。
じゃあまだ残ってる日本での販売台数はどうなのかというと、2015年で見るとGSR400は100台未満・・・ビッグスクーターブームの終わったスカイウェイブ400よりもイントルーダーよりも売れてない。
ここまで来ると正直なところ、生産終了も時間の問題かなとも思うというか何で存続できてるのか不思議な程。
バンディットもそうだけど、スズキは例え売れないと分かってても自分達の考えるネイキッドを貫いて認知させたいんだろうか。
だって売りたいならインパルスの名を復活させるでしょう。でも結局それをせず「新世代ネイキッド」としてGSR400を打って出して売り続けるという事はそういうことだよね。
スズキは400に力入れすぎ。そして売れなさすぎ。
主要諸元
全長/幅/高 | 2090/795/1075mm |
シート高 | 785mm |
車軸距離 | 1435mm |
車体重量 | 210kg(装) [215kg(装)] |
燃料消費率 | 32.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 16.0L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 398cc |
最高出力 | 61ps/12000rpm |
最高トルク | 4.0kg-m/10000rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後180/55ZR17(73W) |
バッテリー | FTX9-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR7EIA-9/CR8EIA-9/CR9EIA-9 または IU22D/IU24D/IU27D |
推奨オイル | スズキ純正 エクスター |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.9L 交換時3.2L フィルター交換時3.6L |
スプロケ | 前14|後47 |
チェーン | サイズ520|リンク112 |
車体価格 | 790,000円(税別) [820,000円(税別)] ※[]内はABSモデル |
系譜図
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