XJR1300の系譜

XJ900/S/F
(31A/58L/4BB)
-since 1983-

XJ750

「Love at first ride」

XJシリーズ最大排気量モデルとなるXJ900。

同じエンジンのまま650から750とスケールアップし遂に900となったわけですが、実は当初の予定では750までのハズでした。

しかし欧州市場から

「もっと排気量があるライトウェイトを」

という声が多くなり853ccにまで拡大し登場したのがこのXJ900。

XJ900カタログ

結果的に853ccに出来たものの、もともと750までしか想定していなかったエンジンという事で技術的な問題が山積でした。

だからXJシリーズを担当してきた水谷さんも排気量を上げろという社名に対し最初は

「無理、出来ません」

と断ったそう。

しかし社命には逆らえず、コンロッドボルトを上締めにしてスペースを稼ぐなどあの手この手で問題をクリアし排気量アップに成功。

XJ900F初期型

ちなみに上の写真はカウル付きのXJ900Fです。

 

しかし市場とは無情なもので、これで一件落着かと思いきや再びすぐに

「もっと排気量を上げろ」

という要望が。

XJ900S

また水谷さんは頭を抱え、結局シリンダーライナー(ピストンが触れる燃焼室内壁の筒)の製法を変更し650時代の半分以下の厚さにする事で1984年にはなんとか891ccにまで拡大。

そんな苦労の甲斐あってかXJ900は欧州の定番へと成長。

XJ900ディバージョン

後継に当たるXJ900Diversionに至っては敵なしのロングセラーとなりました。

主要諸元

全長/幅/高 2190/735/1240mm
シート高 790mm
車軸距離 1480mm
車体重量 242kg(装)
燃料消費率 -
燃料容量 22.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 853cc
最高出力 70ps/9000rpm
最高トルク 6.2kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前100/90R18
後120/90R18
バッテリー YB14L
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
BPR8ES
推奨オイル SAE 20W-40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ -
チェーン -
車体価格 -
※国内正規販売なしのため
※スペックはXJ900SECA

系譜図

XS1100 1978年
XS1100/E/S/SF
(2H7~9)
XJ650スペシャル 1980年
XJ650SPECIAL
(4L6)
XJ750 1981年
XJ750A/E/D
(5G8/5G9/29R/22N)
XJ900 1983年
XJ900/S/F
(31A/58L/4BB)
XJR1200前期 1994年
XJR1200/R
(4KG)
XJR1300前期 1998年
XJR1300
(5EA前期)
XJR1300中期 2001年
XJR1300
(5EA後期|5UX前期)
現行XJR1300 2006年
XJR1300/C
(5UX後期|2PN)