「ユーザーと環境にやさしい魅力あふれるスタンダードネイキッド」
8年ぶりにモデルチェンジされ『Revo』となったCB400SF/SBのNC42型。
一番大きな変更点はキャブからFI(フューエルインジェクション)になったこと。
これは排ガス規制に対応するためなんですが、FI化に伴い他の部分も大きく見直されています。
FIになると何が良いのか簡単に言うと、エンジンの負圧で吸われるキャブと違ってECUが計算して定められた燃料を噴射するから燃費や排ガスが改善されるわけです。
もちろんそのために高い処理能力を持ったECUが必要で、これにより制御がより繊密になりました。
・正確な点火を行うため一気筒ずつ制御する独立点火制御
・FIの苦手なアイドリング時の吸気を自動でコントロールするIACV(インテーク・エア・コントロール・バルブ)
・回転数だけでなくアクセル開度でもVTECの切り替えを行うREVOシステム
などなど。
要するにハイテク化されたわけです。まあ一番のメリットはメンテナンスフリーになって始動性が良くなった事ですけどね。
ちなみに吸気系の見直しと独立点火制御のおかげで低速トルクも向上しています。
冷却フィンが無くなったエンジンくらいしか大きな見た目の違いはない代わりに頭が非常に良くなったのがREVO。
ついでと言っちゃなんだけどフレームも剛性が見直されています。
あとABSですね。何処かで説明したので割愛しますが、C-ABSは誰でも何処でプロ並みの急制動が可能になるホンダ自慢のABS。
ちなみにこのNC42前期はカラーオーダーシステムが無くなった代わりに多彩な限定カラーが出ました。
2008年のグラファイトブラックを皮切りに、キャンディーグローリーレッド、伝統のトリコロール、ブラックゴールド、20thのキャンディープロミネンスレッドなどなど。
一体何故これほどまでに限定カラー出したのかというと・・・・実は売れないからなんです。
「いやいや見ない日はないよ」
と返されそうですがCB400SFというのはほぼ日本でしか売れないので全体で見ると数が出ないというのが現状なんです。
日本のためのバイクだからこその問題点ですね。
主要諸元
全長/幅/高 | 2040/725/1070mm [2040/725/1155mm] |
シート高 | 755mm |
車軸距離 | 1410mm |
車体重量 | 194kg(装) [198kg(装)] |
燃料消費率 | 31.0km/L ※定置走行テスト値 |
燃料容量 | 18L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 399cc |
最高出力 | 53ps/10500rpm |
最高トルク | 3.9kg-m/9500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/60ZR17(55W) 後160/60ZR17(69W) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR8EH-9/CR9EH-9 U24FER9/U27FER9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.8L 交換時3.0L フィルター交換時3.2L |
スプロケ | 前15|後44 |
チェーン | サイズ525|リンク108 |
車体価格 | 750,750円(税込) [792,750円(税込)] ※[]内はSUPER BOL D’OR ※ABSは+5kg&73,500円 |