CB400の系譜

CB400FOUR
(NC36)
-since 1997-

CB400フォア

「4発が、聞こえる。」

名前がほぼ一緒だから勘違いされがちなんですが、四本出しマフラーなどを見ると分かる通り

このCB400FOUR(NC36)はCB400FOURではなくCB750FOURをモチーフに作られたバイクです。

CB400フォアとCB750FOUR

なんでこんなバイクを出したのかというと思い出してほしいのですが、ネイキッドブームを巻き起こしたゼファーはどちらかというとノスタルジック(懐古的)なバイク。対してCB400SFはどちらかというと先鋭的なネイキッド。

これは次世代のネイキッドというコンセプトだったからで、そのコンセプトに付き従って装備やデザインをドンドンとスポーティにしていきました。つまりノスタルジックを好むネイキッド層を置いてけぼりにしちゃってたわけです。

水冷ヨンフォアカタログ写真

このNC36はその置いてけぼりにしちゃった層が大きくなって来た事から出されたバイク。

「ゼファーがZ2の生き写しならウチはCB750FOURの生き写しだ」

という25年の歳月を経て再びCBとZの対決が勃発したわけですね。いやまあノスタルジックブームが来たからというのが本音ですが。

CB400FOURエンジン

エンジンは空冷に見えるけどこれはCB400SFと同じもので、吸気を絞る事で中低速よりに変更。

恐らくこのNC36が人気が出ずに短命に終わってしまったのはこれが原因かと思います。ノスタルジックなネイキッドにとって空冷というのは必須条件のようなもの。ヒュンヒュン回る水冷エンジンは受け入れられない。

そして水冷であることを意識させないようにラジエーターを最小クラスにし、エンジンを肉厚化し空冷エンジンの特徴であるシリンダーフィンを散りばめるという配慮がさらなる反感を買ってしまった。

これはホンダが空冷四気筒を持っていなかったからなんだけど、もしCB1300ベースに作られたCB1100のように、空冷を用意していたら化けていたでしょう。

CB400FOURジャケット写真

でもですね、このNC36で最も特徴的なのは見た目じゃなくて音。この四本出しマフラーは見た目だけのハリボテじゃありません。

「4発が、聞こえる」と謳っているように、恐らくこのNC36で一番こだわったのは音。

この音が出せる最後のバイクはこのNC36でしょうね。"この音"っていうのは四気筒かつマフラーが全て独立していないと出せない音。要するに直四の音でなく単気筒を四台並べてハモらせてるような音。

 

この音の始まりはもちろんCB750FOUR。

CB400FOUR(NC36)

だからカタログ写真もCB750FOURと全く同じアングルだったりします。規制が厳しい時代にこれを蘇らせた熱意は相当かと。

 

エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:399cc
最高出力:
53ps/10000rpm
最大トルク:
4.1kg-m/7500rpm
車両重量:210kg(装)

系譜図

CB350FOUR 1972年
ドリームCB350FOUR(CB350)
CB400FOUR 1974年
ドリームCB400FOUR(CB400/F)
CBX400F 1981年
CBX400F(NC07)
CB-1 1989年
CB-1(NC27)
cb400sf 1992年
CB400SF(NC31)
CB400SF ver.R 1995年
CB400 ver.R(NC31)
CB400SF ver.S 1996年
CB400SF ver.S(NC31)
CB400FOUR 1997年
CB400FOUR(NC36)
CB400SF HYPER VTEC 1999年
CB400SF HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC3 2003年
CB400SF HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb 2005年
CB400SF/SUPER BOL D'OR
(NC39後々期)
NC42 2007年
CB400SF HYPER VTEC Revo
CB400 SUPER BOLD'OR
(NC42)
NC42後期 2014年
CB400SF/SB Revo
(NC42後期)

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