2009年にマイナーチェンジを施し3馬力アップ&3kg減と若干のパワーアップをしたデイトナ675後期。
後期といったほうがいいのか二代目と言ったほうがいいのか微妙なんですが、一応このサイトでは後期ということで扱わせてもらいます。
見た目の変更点としてはアッパーのエアインテークやウィンカーやヘッドライトの形状です。
向かって左が前期で右が後期。かなり厳つくなってますね。
更に翌2010年にメーター新調、2011年にスイングアームの小変更が加わってます。
初代で鮮烈デビューを果たしたデイトナ675はスーパーテストやマスターバイクと言った世界レベルでのプレス向け試乗会で尽く好成績を残し世界中で絶賛されました。
それは2009年にマイナーチェンジを受けたこのモデルに成っても変わらずで、四年連続スーパーバイク受賞という快挙を成し、「キング・オブ・スーパースポーツ・デイトナ675」とまで言われました。
そして2008年にはあまりの好評っぷりと売れ行きから「三気筒=675cc」という新しいレギュレーションが生まれました。
「三気筒=675cc」というレギュレーションはデイトナ675が作ったものなんです。
元々の生い立ちが「速さより楽しさ」のバイクな為か現状世界レースではあまり良い成績を残せてないけど売上や評判にはそれほど影響しなかったみたい。
daytona675といえば性能や造形もそうですが数々の特別仕様も素敵ですね。
2011年に出されたスペシャルカラーのSEはフレームとホイールをブルーに塗装しARROWSのマフラーを装着したモデル。
そしてデイトナ900スーパー3のオマージュモデルであるDaytona675Super3。
オマージュなので今回はコスワースのチューニングは施されていませんがクイックシフター等の専用装備が施されています。
そしてそして特別しようといえば何と言ってもコレでしょう。
デイトナ675R
前後オーリンズサスにブレンボ製フロントキャリパー、クイックシフターを装着したスペシャルモデル。
このモデルが出た時、実はとっても歓迎されました。
というのも先に話した世界レベルのインプレで「唯一の不満が有るとすればサスペンションが煮詰まってない」という声があったから。
純正でもKYBのフルアジャスタブルだから悪いわけじゃないんだけど、サーキット走行を生業としているプロに言わせると何かあるんでしょうね。まあ我々素人には無縁でもあります。
結局振り返ってみると前期も合わせると8年というSSとしては異例な長寿バイクだったんですね。
しかし8年前のバイクとはとても思えない異彩を放つデザインと設計は流石ブリティッシュ。
エンジン:水冷4サイクルDOHC3気筒
排気量:675cc
最高出力:
128ps/12600rpm
最大トルク:
7.3kg-m/11750rpm
車両重量:162kg(乾)