GSX-R600(K8/K9/L0)-since 2008-

2008年式GSX-R600

一気に様変わりしハンサム化したK8
性能として一番のアピールポイントは出力特性を選べるS-DMS(Suzuki Drive Mode Selector)だろう。

その他にいたっては微調整でお茶を濁してる感がある。最新技術を惜しみなく投入し続け、トップをひた走っていたGSXだからもうやることが無いのだろう・・・

2009GSX-R600

個人的にこのモデルはR600の中でも印象が強い。というのも顔つきが従来の菱形ライトで頬からエアを吸うレイアウトを辞め、角の生えたような刺々しい三眼デザインで顎から吸気する形になったから。

K8フェイス

サイドから見るとハンサムな印象を受けるものの正面から見るとヒールさがかなり増している。
でも旧来からのGSXオーナーにとっては唯我独尊が売りであるスズキが他社に感化された感じがして不評な声も少なからずあった。

主要諸元
全長/幅/高 2040/715/1125mm
シート高 810mm
車軸距離 1400mm
車体重量 165kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 599cc
最高出力 121ps/12400rpm
最高トルク 6.9kg-m/11200rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EIA-9
または
IU27D
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.9L
交換時2.2L
フィルター交換時2.5L
スプロケ 前16|後43
チェーン サイズ525|リンク114
車体価格 1,160,000円(税別)
※モトマップ価格
系譜図
98GSX-R600 1997年
GSX-R600
(W/X/Y)
01GSX-R750 2001年
GSX-R600
(K1/K2/K3)
04GSX-R600 2004年
GSX-R600
(K4/K5)
06GSX-R600 2006年
GSX-R600
(K6/K7)
08GSX-R600 2008年
GSX-R600
(K8/K9/L0)
11GSX-R600 2011年
GSX-R600
(L1~)

GSX-R600(K6/K7)-since 2006-

2006年式GSX-R600

初めてのフルモデルチェンジを行ったR600。シリーズ一との呼び声も高いモデル。というのもこのモデルで750と600の立場が逆転したから。

それまでは750のスケールダウンエンジンで戦ってきたけど、フルモデルチェンジに伴い600に適正化。SSとしては主流の三角形三軸レイアウトでエンジンがコンパクトになり、車体も一回り小型になった。

GSX-R600カウルレス

R750(R1000もそうだが)に最適化されたエンジンを使って第一線で戦うだけでなく勝っていたとは改めてスズキのSSの技術力には感服せざるを得ない。

ただデザインは別。

サイドカウルの造形といいマフラーのデザインといい纏まっていて非常にカッコいい。今でも人気が高いもの納得な話。

・・・ただタンデムシートがそれを全て壊す。

GSX-R600

取ってつけた座布団のようなシート・・・シングルシートカウルが付いているのがせめてもの救いか。

主要諸元
全長/幅/高 2040/715/1125mm
シート高 810mm
車軸距離 1400mm
車体重量 161kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 16.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 599cc
最高出力 126ps/12000rpm
最高トルク 6.9kg-m/11500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.9L
交換時2.2L
フィルター交換時2.5L
スプロケ 前16|後43
チェーン サイズ525|リンク114
車体価格 1,060,000円(税別)
※モトマップ価格
系譜図
98GSX-R600 1997年
GSX-R600
(W/X/Y)
01GSX-R750 2001年
GSX-R600
(K1/K2/K3)
04GSX-R600 2004年
GSX-R600
(K4/K5)
06GSX-R600 2006年
GSX-R600
(K6/K7)
08GSX-R600 2008年
GSX-R600
(K8/K9/L0)
11GSX-R600 2011年
GSX-R600
(L1~)

GSX-R600(K4/K5)-since 2004-

2004年式GSX-R600

K1から不動の速さを持っていたGSXシリーズだが、2004年に更なるモデルチェンジを行う。

遂に兄と同じ念願の倒立フォークになり、キャリパーをラジアルマウント化、ラムエアダクトの拡大で隼っぽい顔に、更に2kgの軽量化を施してきた。タダでさえクラス最速だったマシンが更に磨きがかかり、敵なしの状態が続く事になる。

GSX-R600カタログ写真

R1000やR750も同じでSS版ハヤブサと言っていい二代目K4/K5だが、何故かハヤブサ程の人気は出なかった。
ただ北米だけは例外で、「GSXシリーズこそが本物のSS」という風潮がある。どう転んでもCBRの一人勝ち状態である日本とは大違いで、20周年モデルも発売された。

20周年記念モデル

日本にもR750の20周年モデルは入ってきたがR600の方は正規では入ってきていないので先ずお目にかかる事はないと思う。カラーリングの参考となったモデルは勿論20年前の1985年に華々しいデビューを飾った初代R750

初代R750

限定モデルだがカラーリングだけじゃないのはさすがスズキ。オーナメント以外にも
・スリットの入った専用ブレーキローター
・フレームスライダー
・スモークスクリーン
・アルマイト処理したチェーンアジャスター
・スペシャルマフラー
・さらにシートがブルー
・さらにさらにチェーンまでブルーなどなど。

主要諸元
全長/幅/高 2055/715/1150mm
シート高 825mm
車軸距離 1400mm
車体重量 161kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 599cc
最高出力 126ps/13000rpm
最高トルク 7.1kg-m/10800rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時2.8L
フィルター交換時3.1L
スプロケ 前16|後45
チェーン サイズ525|リンク110
車体価格 980,000円(税別)
※モトマップ価格
系譜図
98GSX-R600 1997年
GSX-R600
(W/X/Y)
01GSX-R750 2001年
GSX-R600
(K1/K2/K3)
04GSX-R600 2004年
GSX-R600
(K4/K5)
06GSX-R600 2006年
GSX-R600
(K6/K7)
08GSX-R600 2008年
GSX-R600
(K8/K9/L0)
11GSX-R600 2011年
GSX-R600
(L1~)

GSX-R600(K1/K2/K3)-since 2001-

2001年式GSX-R600

このモデルを見るとピンと来る人も多いだろう。それもそのはず顔が1000-750-600と統一されたから。
当時R1の影響で流行っていた二眼を採用せず、それどころか1000から600まで統一させてアイデンティティを確立したのは凄い。HAYABUSAの成功も相まって今や一眼のヒール顔はスズキの代名詞にもなった。

いやでもちょっと似せすぎというか区別が・・・正立フォークなのが600なんだけど顔だけ見ると・・・

GSXシリーズ

もしこの顔だけ見て区別が付いた方はGSXマニアですね。ちなみに正解は左から600-750-1000です。

99年のYZF-R6の登場により600ccクラスが激化。R1の方がリッターなせいかよく語られるけど600の方が熾烈だったかもしれない。それでもスズキはあくまで750主体の開発に拘った。

GSX-R600カタログ写真

84年から始まり長年に渡って様々な排気量のSSを作り続けたスズキに一日の長があったのは誰の目にも明らかでした。

主要諸元
全長/幅/高 2040/715/1135mm
シート高 830mm
車軸距離 1410mm
車体重量 163kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 18.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 599cc
最高出力 115ps/13000rpm
最高トルク 7.0kg-m/11500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.1L
スプロケ 前16|後45
チェーン サイズ525|リンク110
車体価格
系譜図
98GSX-R600 1997年
GSX-R600
(W/X/Y)
01GSX-R750 2001年
GSX-R600
(K1/K2/K3)
04GSX-R600 2004年
GSX-R600
(K4/K5)
06GSX-R600 2006年
GSX-R600
(K6/K7)
08GSX-R600 2008年
GSX-R600
(K8/K9/L0)
11GSX-R600 2011年
GSX-R600
(L1~)

GSX-R600(W/X/Y)-since 1997-

1998年式GSX-R600

GSX-R750がフルモデルチェンジしたのを機に投入された初代GSX-R600。

当時600ccは俗にいうナナハンやリッターオーバーの廉価版で当然このR600もR750から色々とスポイルされている。

1998年式GSX-R600カタログ

750が倒立フォークなのに対し600は正立フォーク、FIなのに対しキャブとちょこちょこ変更されています。

主要諸元
全長/幅/高 2100/720/1165mm
シート高 830mm
車軸距離 1385mm
車体重量 175kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 18.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 600cc
最高出力 106ps/12000rpm
最高トルク 6.7kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.5L
交換時2.6L
フィルター交換時2.8L
スプロケ 前16|後46
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格
系譜図
98GSX-R600 1997年
GSX-R600
(W/X/Y)
01GSX-R750 2001年
GSX-R600
(K1/K2/K3)
04GSX-R600 2004年
GSX-R600
(K4/K5)
06GSX-R600 2006年
GSX-R600
(K6/K7)
08GSX-R600 2008年
GSX-R600
(K8/K9/L0)
11GSX-R600 2011年
GSX-R600
(L1~)

GSR400(GK7EA)-since 2009-

GSR400後期

2006年に発売しておきながら2008年の排ガス規制に対応してなかったGSR400
いやいや・・・と思うけど、一度生産終了し規制に対応して出てきたかと思えば、なんと自主規制を突破して61馬力になって帰ってきました。

「テコ入れ=更なるスペックアップ」

っていうバンディット400と同じ流れ。

400ccで61馬力というハイスペック400ネイキッドが今の時代に出るなんて誰も想像してなかったから嬉しい事なんだけど、その結果としてただでさえ高かった車体価格が更に上がっちゃったっていう。

見た目の変更としてBandit1250の様なおまけ程度のバイザーが付いた。
更に現在はABSモデルのみ。Bandit1250でも言ったけどABSの単価を抑えるためだろう。義務化も視野に入れてるのかな。

ところでGSRは600という兄貴分が居る・・・いや居た。

GSR600/A

先に言ったけどイナズマと同じようにGSRもこのお兄さんと共有することであのクオリティを持つ400が可能だったわけだ。

600の方はEUやオーストラリアがメインターゲットで日本にもデビュー当初こそ正規逆輸入されてきたが、売れなかったためか数年で輸入されなくなり、遂には海外でもGSR750の登場とともに生産終了。

GSR600

つまり現在生産しているのは日本向けのGSR400のみでグローバル向けの600との兼用が破綻している事になる。マイナーチェンジの値段はそのせいもあるかもしれない。

じゃあまだ残ってる日本での販売台数はどうなのかというと、2015年で見るとGSR400は100台未満・・・ビッグスクーターブームの終わったスカイウェイブ400よりもイントルーダーよりも売れてない。

ここまで来ると正直なところ、生産終了も時間の問題かなとも思うというか何で存続できてるのか不思議な程。

GSR400ABS

バンディットもそうだけど、スズキは例え売れないと分かってても自分達の考えるネイキッドを貫いて認知させたいんだろうか。

だって売りたいならインパルスの名を復活させるでしょう。でも結局それをせず「新世代ネイキッド」としてGSR400を打って出して売り続けるという事はそういうことだよね。

スズキは400に力入れすぎ。そして売れなさすぎ。

主要諸元
全長/幅/高 2090/795/1075mm
シート高 785mm
車軸距離 1435mm
車体重量 210kg(装)
[215kg(装)]
燃料消費率 32.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 398cc
最高出力 61ps/12000rpm
最高トルク 4.0kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR7EIA-9/CR8EIA-9/CR9EIA-9
または
IU22D/IU24D/IU27D
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.9L
交換時3.2L
フィルター交換時3.6L
スプロケ 前14|後47
チェーン サイズ520|リンク112
車体価格 790,000円(税別)
[820,000円(税別)]
※[]内はABSモデル
系譜図
GSX400F 1981年
GSX400F/F2/FW/FSインパルス
(GK71A/GK72A)
GSX400インパルス 1986年
GSX400XS/Xインパルス
(GK71E)
バンディット400 1989年
バンディット400/V
(GK75A)
GSX400Sカタナ 1992年
GSX400S KATANA
(GK77A)
GSX400インパルス 1994年
GSX400インパルス
(GK79A)
bandit400V 1995年
バンディット400/V/VZ/リミテッド
(GK7AA)
イナズマ400 1997年
イナズマ400
(GK7BA)
impulse400 2004年
インパルス400
(GK7CA)
前期 2006年
GSR400前期
(GK7DA)
後期 2009年
GSR400後期
(GK7EA)

【関連車種】

CB400の系譜XJR400Rの系譜ZRX/ZZR400の系譜

GSR400(GK7DA)-since 2006-

GSR400

スズキの新世代ネイキッドとして登場したGSR400。
エンジンはGSX-R600がベースの直四スポーツエンジン。
フレームは400では初となるアルミツインスパーにモノサス、サブフレーム一体型アルミスイングアームに120/70&180/55でセンターアップマフラー。

これだけ挙げるとSSにしか思えない。

GSR400スイングアーム

「いやSSじゃないんだから要らないでしょそのスイングアーム・・・」と個人的に言いたくなる。

600との共有化によって可能にしている贅沢っぷりだけど、それにしたって400でここまでの装備をしたバイクはバイクブームとバブルが重なった時期ですらそうそう無い。

上で言った通りどう考えてもSSの作りだからサーキットだって余裕で走れちゃう。翌年の2007年にはABSモデルも追加。

2006GSR600

正に夢の400ネイキッドなんだけどあんまり売れなかった・・・同年CB400SFの販売計画台数は6000台に対しGSR400は1000台。

これほど走りに特化した400ネイキッドは過去のバイクを見ても無いのに何故かといえば、こだわり過ぎて車体価格が787,500円(当時)とCB400SFも真っ青な値段にまで跳ね上がったから。

GSR400カタログ写真

大型と同じ装備っていう事は、大型と同じコストという事ですからね。まして400は台数が出ないから本来なら大型よりもスケールメリットも無いわけだから。

ちなみにチョイノリ・スカイウェイブに続きスズキとしては数少ないグッドデザイン賞受賞バイクだったりします。

主要諸元
全長/幅/高 2090/795/1075mm
シート高 770mm
車軸距離 1435mm
車体重量 185kg(乾)
燃料消費率 35.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 398cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 4.0kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EK
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.9L
交換時3.2L
フィルター交換時3.6L
スプロケ 前14|後47
チェーン サイズ520|リンク112
車体価格 750,000円(税別)
系譜図
GSX400F 1981年
GSX400F/F2/FW/FSインパルス
(GK71A/GK72A)
GSX400インパルス 1986年
GSX400XS/Xインパルス
(GK71E)
バンディット400 1989年
バンディット400/V
(GK75A)
GSX400Sカタナ 1992年
GSX400S KATANA
(GK77A)
GSX400インパルス 1994年
GSX400インパルス
(GK79A)
bandit400V 1995年
バンディット400/V/VZ/リミテッド
(GK7AA)
イナズマ400 1997年
イナズマ400
(GK7BA)
impulse400 2004年
インパルス400
(GK7CA)
前期 2006年
GSR400前期
(GK7DA)
後期 2009年
GSR400後期
(GK7EA)

インパルス400(GK7CA)-since 2004-

インパルス400

ホンダのCB400SF、ヤマハのXJR400、カワサキのゼファー、それらに対しスズキは気付けばイナズマ400だけになっていた。

そんな中で登場した三代目インパルスはGSXの頭文字を取りインパルス400とシンプルな名前になった。
歴史あるインパルスの名を冠し先代も成功したバイクなだけあって注目を浴び、他車に引けをとらない人気が出た。

IMPULSE400

ぱっと見では先代との違いが無いように見えるけど実は外装もエンジンも手が加えられている。ブレーキもちゃっかりブレンボに。

ただ旧世代のエンジンが仇となったのか2008の排ガス規制を通すことが出来ず、XJR400やゼファーと並んで生産終了となってしまった。

インパルス400スペシャル・エディション

最後の年にインパルスの伝統となっているカラーを纏ったインパルス400SPECIAL EDITIONを有終の美として発売。

主要諸元
全長/幅/高 2080/745/1105mm
シート高 760mm
車軸距離 1435mm
車体重量 177kg(乾)
燃料消費率 36.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.8kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後140/70-17(66H)
バッテリー YTX7A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EK
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
交換時2.7L
フィルター2.9L
スプロケ 前14|後48
チェーン サイズ525|リンク116
車体価格 629,000円(税別)
系譜図
GSX400F 1981年
GSX400F/F2/FW/FSインパルス
(GK71A/GK72A)
GSX400インパルス 1986年
GSX400XS/Xインパルス
(GK71E)
バンディット400 1989年
バンディット400/V
(GK75A)
GSX400Sカタナ 1992年
GSX400S KATANA
(GK77A)
GSX400インパルス 1994年
GSX400インパルス
(GK79A)
bandit400V 1995年
バンディット400/V/VZ/リミテッド
(GK7AA)
イナズマ400 1997年
イナズマ400
(GK7BA)
impulse400 2004年
インパルス400
(GK7CA)
前期 2006年
GSR400前期
(GK7DA)
後期 2009年
GSR400後期
(GK7EA)

INAZUMA400(GK7BA)-since 1997-

GSR400後期

厳密に言うとイナズマ400はこの系譜に入らない。
というのもイナズマのエンジンはGSX-R400からの物ではなくGSF750の油冷エンジンだから。車体もイナズマ1200との共用設計だから繋がりが一切ない。

でもまあせっかくだしイナズマだけ仲間はずれも可哀想なのでちょっとご紹介。

上で言ってる通り大型のINAZUMA1200との共通車体にGSF750のエンジンを399ccにスケールダウンしたものを積んだのがイナズマ400。
だからとても400には見えない車格を持ってる。(ちなみに1200はフレームに補強が入ってる。)

実はスズキ初となるブレンボキャリパーを装着したバイクでもある。
これは1200との部品共用をするためでサスペンションもKYBと結構贅沢な足廻りだったり。

大型との共用化で大型並の装備を手に入れたんだけど、その代わりデカくて重いという大型のデメリットの部分も色濃く出てしまった。

よくよく考えたら中型では唯一の油冷になるのかな。

主要諸元
全長/幅/高 2140/745/1090mm
シート高 760mm
車軸距離 1460mm
車体重量 187kg(乾)
燃料消費率 36.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 油冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 398cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.7kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後170/60ZR17(72W)
バッテリー YTX7A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EK
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.7L
交換時3.3L
フィルター3.5L
スプロケ 前14|後49
チェーン サイズ520|リンク114
車体価格 599,000円(税別)
系譜図
GSX400F 1981年
GSX400F/F2/FW/FSインパルス
(GK71A/GK72A)
GSX400インパルス 1986年
GSX400XS/Xインパルス
(GK71E)
バンディット400 1989年
バンディット400/V
(GK75A)
GSX400Sカタナ 1992年
GSX400S KATANA
(GK77A)
GSX400インパルス 1994年
GSX400インパルス
(GK79A)
bandit400V 1995年
バンディット400/V/VZ/リミテッド
(GK7AA)
イナズマ400 1997年
イナズマ400
(GK7BA)
impulse400 2004年
インパルス400
(GK7CA)
前期 2006年
GSR400前期
(GK7DA)
後期 2009年
GSR400後期
(GK7EA)

バンディット400/V/VZ(GK7AA)-since 1995-

バンディット400後期

400カタナ、GSX400インパルスとどちらかと言えばオールドルックなネイキッド達が成功してバンディットはフェードアウトするのかと思ったらまさかのフルモデルチェンジだった。

フレームも外装も新しく設計し直された通称「後期モデル」

今度は最初から無印と可変バルブ機構をもったVモデルの二種類をラインナップ。

出来も評判も悪くなかったし走りのネイキッドを求めるならバンディット一択だったんだけど、気合を入れ過ぎて他車のネイキッドより5万円ほど高いのがたまにキズだった。

更にインパルスも出してカタナも出してバンディットも出してオマケにイナズマ400しかも同じようなランナップを250でも展開するという充実を通り過ぎて出しすぎな状態。

VZモデル

二年後にはVZというビキニカウルを付けたモデルも登場したけど、ただでさえ高かった車体価格に+3万円。

その結果としてバンディット400はコスト増を理由に97年モデルを最後に生産終了を迎えました。

バンディットのこの流れをスズキは繰り返す事になります。

主要諸元
全長/幅/高 2050/720/1055mm
シート高 745mm
車軸距離 1410mm
車体重量 165kg(乾)
[167kg(乾)]
燃料消費率 36.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 398cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.8kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70R17(54H)
後150/60R17(66H)
バッテリー YTX7A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8E
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
交換時2.3L
フィルター交換時2.8L
スプロケ 前14|後44
チェーン サイズ525|リンク112
車体価格 599,000円(税別)
[639,000円(税別)]
※[]内はVモデル
系譜図
GSX400F 1981年
GSX400F/F2/FW/FSインパルス
(GK71A/GK72A)
GSX400インパルス 1986年
GSX400XS/Xインパルス
(GK71E)
バンディット400 1989年
バンディット400/V
(GK75A)
GSX400Sカタナ 1992年
GSX400S KATANA
(GK77A)
GSX400インパルス 1994年
GSX400インパルス
(GK79A)
bandit400V 1995年
バンディット400/V/VZ/リミテッド
(GK7AA)
イナズマ400 1997年
イナズマ400
(GK7BA)
impulse400 2004年
インパルス400
(GK7CA)
前期 2006年
GSR400前期
(GK7DA)
後期 2009年
GSR400後期
(GK7EA)