750SS-MACH4(H2) -since 1972-

750SSマッハ4

先代のマッハ3の兄貴分として登場したマッハ4。

排気量を更に上げてナナハンになりましたが、先の500SSマッハ3で述べた通りクレイジーさは抑えられています。

750SSマッハ4

あくまでも”当時としては”ですが。

ただ残念ながらマッハ4は日本では二年だけの販売。メイン市場だった北米でも海外でも2stが問題視され始めた事から、大成功を収めた4stのZ1系で行くことになり短命に終わりました。

マッハ4

まさかそんなHの名前が43年の時を経て復活するとは・・・です。

主要諸元
全長/幅/高 2085/850/1145mm
シート高
車軸距離 1410mm
車体重量 192kg(乾)
燃料消費率 30.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17.0L
エンジン 空冷2サイクル3気筒
総排気量 748cc
最高出力 74ps/6800rpm
最高トルク 7.9kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25-19
後4.00-18
バッテリー 12N5.5-4A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
B9HS
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.0L
スプロケ 前15|後47
チェーン サイズ530|リンク120
車体価格 385,000円(税別)
系譜図
マッハ31969年
500SS MACH3
(H1)
マッハ41972年
750SS MACH4
(H2)
H22015年
Ninja H2
(ZX1000N/X/ZX1002J)
H2R2015年
Ninja H2R
(ZX1000P/Y)
H2SX2018年
Ninja H2SX/SE
(ZX1002A/B/D)
zh22022年
Z H2/SE
(ZR1000K/L)

500SS-MACH3(H1) -since 1969-

500SSマッハ3

カワサキの対北米戦略ビッグバイク一号の500-SS(通称マッハ3)、海外では「MACH3 H1」の名で知られているバイクです。

色々と凄かった事からネタとして扱われてるので知ってる人も多いかもしれませんね。

MACH3

大体そういうネタというのは結構大げさに言われてたり、脚色されたりしてるんだけど、このマッハ3は本当に色んな意味で凄かった。

何が凄かったというと2st三気筒500ccってだけでも凄いんだけど、まず

「直線における最速のみ」

を目指して作られた潔さです。

A7アドベンチャー

元となっているのは1967年に登場したA7アベンチャー。

「これにもう一気筒追加したら凄いバイクが出来るんじゃないか?」

という発想から生まれたのがマッハ3なんです。

それで見事にゼロヨン12秒というとてつもない速さを持ったバイクが生まれたんだけど、時代が時代なだけあって各部の品質がエンジンに完全に負けていた。

H1

それでも構わず出したから、タイヤが負けてバーストするわ、チェーンは切れるわ、ブレーキは全く効かないわ、フレームもヨレヨレでまっすぐ走らないわ・・・と散々だった。

でも一番問題だったのはシートがツルツルで簡単に滑り落ちる事っていう。

だから巷でも「とても乗れたバイクじゃない」とか「未亡人製造バイク」とかそりゃもう酷い言われようでした。

マッハ3

ところがですよ。

国民性の違いですかね。普通なら止めとこうとなる筈なのにそれを耳にしたアメリカ人達は

「こんなクレージーなバイクは他にない」

とかいって一部の頭のネジが外れた人達に大ウケしたんですね。

マッハ3カタログ

アメリカなどでは「カワサキ=ワイルド」というイメージが定着してるみたいなんですが、間違いなくこのマッハ3がその始まりでしょう。

ただカワサキもあまりのクレージーさに危機感を覚えたのか、年次改良のたびにマイルドに仕上げていき、マスキー法(アメリカの厳しい排ガス規制)の件もあってか初期型と最終型の74年モデルでは全く別のバイクになってたりします。

主要諸元
全長/幅/高 2025/835/1140mm
シート高
車軸距離 1410mm
車体重量 174kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 16.0L
エンジン 空冷2サイクル3気筒
総排気量 498cc
最高出力 60ps/7500rpm
最高トルク 5.85kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25-19
後4.00-18
バッテリー YB9L-B
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
B9HCS
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.3L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ530|リンク106
車体価格 298,000円(税別)
系譜図
マッハ31969年
500SS MACH3
(H1)
マッハ41972年
750SS MACH4
(H2)
H22015年
Ninja H2
(ZX1000N/X/ZX1002J)
H2R2015年
Ninja H2R
(ZX1000P/Y)
H2SX2018年
Ninja H2SX/SE
(ZX1002A/B/D)
zh2

MT-07(B4C)-since 2018-

MT-07

「Dark Attraction」

2018年モデルにあたるMT-07のB4C型。

遂にヘッドライトレンズまでMT-09から拝借かという顔になり、サイドのタンクカバーやテールライトも合わせてスラント系に変更。

新旧MT-07

中身の方はサスペンションやタンク前まで伸びたシート形状などの小変更のみとなっています。

新旧MT-07リア

要するに化粧直しに近いから正直これと言って書くことが無いのでMT-07のコンセプトについて少しお話を。

MT-07は大型MTシリーズで唯一のスチールフレームバイク。XJR1300が生産終了になり今ではヤマハの大型スポーツバイクで唯一に。

これが何故かと言うとヤマハはアルミにとっても力を入れてるから。

CFアルミダイキャスト

ヤマハは大きい物も作れる大規模なアルミダイキャスト設備を自前で持っており、自動車のエンジンヘッドやサージタンクなど他業種にも供給している。

つまりヤマハにとってアルミというのは内製の強みを活かせる得意分野。だからスポーツバイクがアルミだらけなのは当たり前なわけ。

にも関わらずMT-07がスチールフレームなのはプロジェクトリーダーの白石さんが”絶対にスチールフレームで行く”と決めていたから。

MT-07プロジェクトリーダー

この白石さんは元々サンダーキャットやYZF-R6などガチガチアルミフレームなミドルSSを好んで乗っていたんですが、峠やサーキットなどでは最高のファンライドを味わった一方で、日常でファンライドを体感出来ないことに悩みを抱いていた。

それはモード切り替えや姿勢制御などが当たり前になりだした近年になると更に強く考えるように。

そんな時に任されたのがこのMT-07プロジェクト。

モヤモヤしていた思いを具現化させるチャンスだとして導き出した答えが

MT-07ブラック

「普通の人が普通に楽しめるバイク」

そうして誕生したのが、フロント荷重を重視していない車体バランスに、ハイテンスチールにも関わらずアルミの足元にも及ばないヘロヘロなフレームを持ったMT-07です。

MT-07メインフレーム

そんなヘロヘロフレームに対して

「剛性が低すぎる」

という声を聞いたりします・・・が、それこそMT-07が狙ったこと。当たり前ですがヘロヘロなのはわざとです。

2018MT-07ヘッドライト

そもそもフレームというのはアルミにしろスチールにしろ、適切なスポーツ走行をすると撓るもの。

つまりMT-07でフレームの撓りを感じるのは、慣れないレベルですら無意識の内に適切なスポーツ走行をしていた証。

そんな撓りに不安や不信を持つのは、簡単には撓らず、また弾くように戻る高剛性アルミフレームに慣れすぎて麻痺しているだけ。

2018FZ-07

大型バイクでフレームの撓りを感じ取れるほどスポーツ出来るバイクが、乗り手主導でスポーツ出来るバイクが今どれだけあるかって話。

その狙いは日本のみならず海外でも見事に当たり、MCNという英語圏最大のバイク情報誌の2014年最優秀バイクを筆頭に様々な賞を獲得しました。

国際サーキットで膝擦りながら

「MT-07は最高だ」

と評価されたわけじゃないですよ。

そんな高負荷に耐えられるフレームは持ち合わせていない。

山を幾つも越える旅をして

「MT-07は最高だ」

と評価されたわけでもない。

長距離を走れるほど落ち着いたハンドリングではありません。

2018MT07

そこらへんをテキトーに走って

「MT-07は最高だ」

と評価されたんです。

何が言いたいかというと、百戦錬磨のプロをも唸らせたMT-07のスイートスポットは

「普通の人が使う普通の中にある」

ということ。

そんな普通の人が普通に乗って最高に楽しめるMT-07ですが、高く評価された事はもう一つあります。

2018MT-07壁紙

「普通の人が買える値段で売っている」

という事です。

主要諸元
全長/幅/高 2085/745/1090mm
シート高 805mm
車軸距離 1400mm
車体重量 183kg(装)
燃料消費率 23.9m/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 689cc
最高出力 73ps/9000rpm
最高トルク 6.9kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
LMAR8A-9
推奨オイル ヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.3L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|リア43
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 720,000円(税別)
※国内モデルは18年から
系譜図
MT-07 2014年
MT-07/A
(1WS/1XB/BU2)
XSR700 2016年
XSR700
(B34)
2018MT-07 2018年
MT-07
(B4C)

XSR700(B2G)-since 2016-

XSR700

「Urban Casual Retro-ster」

MT-07のスポーツヘリテイジ(伝承)版となるXSR700。

基本的にはMT-07そのままで、アルミのワイドテーパーハンドル採用でハンドルを手前の高い位置に設定。

シートも質感とボリュームのあるレーザーダブルシートとなりシート高が3cmアップ。

MT-07とXSR700

ハンドリングに落ち着きを持たせる為にキャスター角を若干寝かせてあるのでホイールベースも5mmですが伸びています。

見た目の方も各部ステーやカバーをアルミ製、タンクカバーに至っては職人手作業によるバフ仕上げの物を付ける等など

XSR700カタログ写真

「金が無いぶん知恵を出そう」

というMT-07の裏テーマは何だったのかと思うのような造りに・・・まあその分89万9,640円と20万円近く値段も上がってるわけですが。

ところでXSRもMTと同じように兄貴分のXSR900が居るんだけど、これまた似て非なるヘリテイジに仕上げています。

XSR900がカフェスタイルなのに対し、XSR700はスクランブラースタイル。

XSR700

というのが公式の説明なんだけど、正直それほど違いが・・・でも似て非なるのは確かです。似て非なるのは見た目ではなく中身のほう。

これはベースのMTに依存している事が由来なんだけど、XSR900は見た目に反してアルミフレームにトラコンやモード切り替え等の最先端技術が散りばめられた俗にいうネオレトロ。

イギリス版XSR700

対してXSR700はMT-07を見ても分かる通り、特に変わった物は付いておらず何の変哲も無いスチールフレームというオーソドックスな作り。

これが何を意味するのかというと

「カスタムベースにもってこい」

ということ。

だからメーカーも色々と考えて造っているんですね。その最もたる部分がシートフレーム。

XSR700のフレーム

メインフレームが中途半端な所で終わっており、シートフレームを被せるようにボルトオンする形になっている。これはMT-07にも付いていないXSR700だけの構造。

何でわざわざこんな事をしているのかというと、カスタムの定番ながら後には引けなくなるシートフレームのぶった斬りをしなくてもいいように。

XSR700シートフレーム

つまりシートフレームが脱着式になってるんです。

XSR700は見た目だけでなく中身までもヘリテイジであり、カスタム事情に最大限配慮した最新カスタムベースというわけ。

主要諸元
全長/幅/高 2075/820/1130mm
シート高 835mm
車軸距離 1405mm
車体重量 186kg(装)
燃料消費率 23.9m/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 689cc
最高出力 73ps/9000rpm
最高トルク 6.9kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58V)
後180/55ZR17(73V)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
LMAR8A-9
推奨オイル ヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.3L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|リア43
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 833,000円(税別)
※国内モデルは18年から
系譜図
2014年
MT-07/A
(1WS/1XB/BU2)
XSR7002016年
XSR700
(B34)
20182018年

MT-07(B4C)

MT-07(1WS/1XB/BU2) -since 2014-

MT-07

「COOL URBAN SPORT」

兄貴分であるMT-09から少し遅れて登場したMT-07。

ABS無しが1WSで、ABS有りが1XBとカラーコード枯渇から2017年のみBU2。

ちなみに09と07は統括する人こそ同じだったものの、開発チームは別々だったから

「”今までにない面白い物(※MTのテーマ)”を具現化させるのはウチだ」

と互いに火花を散らしながら開発していたんだとか。

MT-07

MT-09の方が先に出た上に珍しい三気筒だった事から話題を持っていかれた感がありますが、このMT-07も負けず劣らずな物を持っている。

何よりまず挙げられるのが新開発のクランク角270度並列二気筒エンジンですね。

CP2エンジン

ヤマハ自身もCP2(クロスプレーン二気筒)と言っている通り、YZF-R1のCP4(クロスプレーン四気筒)を真っ二つにしたようなエンジンで点火タイミングはVツインと同じ。

まあクランクとか点火タイミングについては「二気筒エンジンが七変化した理由|バイク豆知識」で書いたので割愛しますが

270度クランクのトルク

”二気筒=ガサツに回る”という先入観を持って乗ると、点火タイミングはもちろんクロスプレーンによる慣性トルク(回転ムラ)の無いスムーズなトルクに肩透かしを喰らいます。

昔を知っている人は市販車初の270度クランクパラレルツインのTRX850やTDMを思い出す人も多いかと。

TRX850

「現代パラツインスポーツのパイオニアTRX850|系譜の外側」

ただこれらのバイクとMT-07は点火タイミングが同じだけで全く違うエンジンです。

シリンダーのB/S比や前傾や材質も勿論そうなんだけど一番分かりやすいのが振動を打ち消すバランサーで、TRXやTDMが二本だったのに対しMT-07は一本になっています。

MT-07エンジン

簡単に言うと二本だと振動を完全に消せるけど、一本にすると少し残る。

なんでわざわざ一本減らしたのかというと、MT-07の開発においての最重要項目が

”徹底的に軽く作ること”

だったから。

MT-07サイド

つまり軽さを取るためにバランサーを一本抜いたわけ。

当たり前ですが抜いた事によって消せなかった振動もそのままではなく、クランクとのバランスを計算し心地よく残すよう調整。

こうするためにヤマハが定めたクランクの最低重量より軽くすることになり猛反対にあったそう。結局は押し通したみたいですけどね。

2014YAMAHAMT-07

だからMT-07は予想を遥かに超えるほどタコメーターがビュンビュン動きます。

バランサーを抜いた理由は軽量化のためと開発者(小林さん)も言っているんですが、当然これはコスト面もあると思います。

実際MT-07は装備重量で179kgという圧倒的な軽さだけでなく

「税込69万9840円(※初年度)」

という破格のような安さも持っていた。このおかげで2015年の大型部門で販売台数一位を記録しています。

1WS

なんでMT-07がコレほど安いのかというと、トラクションコントロールや電子スロットルや走行モード切り替え等の最先端デバイスを付けなかった事。

そしてもう一つはアルミやチタンなどの高価な素材を極力使っていない事です。

2016年カラー

・・・しかしここで疑問に思う人も多いと思います。

何故アルミやチタンを使うかというと

「軽くする事が出来るから」

ですよね。

にも関わらずMT-07は装備重量で179kgとかなり軽い。これには”今までに無いもの”というテーマとは別の裏テーマが関係しています。

ヘッドライトとテールライト

それは車体価格を抑えないといけない事から生まれた

「金が使えないぶん知恵を使おう」

という要するに創意工夫でコストを抑えようというテーマ。

マウントプレート

それが見て取れるのが例えば公式でも説明されているサス、マフラー、ピボット部のマウントプレートの一体化。

MT-07ハンドル周り

他にもスイッチボックスなど流用できるものはMT-09から拝借し、デコンプ(圧縮を少し逃がすことで始動性を上げる)機能を設けることでバッテリーとセルモーターをダウンサイジングなどなど。

単に安物にグレードダウンするのではなく知恵と工夫を用いることで、軽く且つ安く造ることが出来たわけ。もちろんグローバル展開によるスケールメリットも大きいですけどね。

2015年カラー

車体価格の割に安っぽく見えないのが何よりの証拠なんですが、実はこれにもちゃんと配慮があるです。

その配慮が特に現れている部分が、アルミ素材の凝った形をしたピボットカバーやクランクケースカバー。

MT-07リアビュー

そして明らかに不相応なスイングアームと180/55というワイドタイヤ。

これらはハッキリ言ってデザイン有りきの物。

これらを採用しなければ車体価格はもっと抑えられたし知恵を絞り出す苦労も緩和されるのに譲らなかった。

MT07

「眺める楽しさも絶対に必要だ」

とプロジェクトリーダーの白石さんが考えていたからです・・・が、少し別の効果も持ったと思うんですよ。

MT-07がなんで売れたかって言うとやっぱり乗って楽しかったから。

長くなったので2018年型で話しますがMT-07が誰のために作られたバイクかというと

「何処にでも居る普通のライダー」

です。

MT07のターゲット

でもだからといって見るからに安っぽいと”普通のライダー”は乗る前から安物バイクという結論を出し選択肢から外してしまう。

MT-07は価格を少し上げてでもデザインを取ったから門前払いされることなく、実際に乗ってくれて感動する普通のライダーが多かった。

だからこれだけ売れたんではないかと。

主要諸元
全長/幅/高 2085/745/1090mm
シート高 805mm
車軸距離 1400mm
車体重量 179kg(装)
[182kg(装)]
燃料消費率 24.1m/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 689cc
最高出力 73.4ps/9000rpm
最高トルク 6.9kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
LMAR8A-9
推奨オイル ヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.3L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|リア43
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 648,000円(税別)
[694,000円(税別)]
※[]内はABSモデル(1XB/BU2)
系譜図
2014年
MT-07/A
(1WS/1XB/BU2)
XSR7002016年
XSR700
(B34)
20182018年

MT-07(B4C)

XJ6/D/DF(20S/36B/36C/36D/1CW/1DG)-since 2009-

XJ6N

開発コンセプト「気軽に操れるプレジャースポーツ」
市街地でのフィット感を重視して設計されたモデル。

先述してたけど欧州では90年代にロングセラーとなったXJ600&900Sディバージョンがあった。(日本にも入ってきてたけど不人気過ぎて覚えてる人はそんなに居ないと思う)

XJ900Sディバージョン

規制も相まって空冷だった古いエンジンが通用しなくなったのでFZ6をその後継としてきたんだけど、低速寄りにデチューンしたとはいえ元がSSのエンジンだからそれでも高回転型エンジンに変わりはなかった。

そこでFZ6よりさらに低速寄りにデチューンし、過度な装飾や品質を取っ払ってコストも抑えたのがXJ6。肩肘張らずに街乗りからツーリングまで何でも御座れのオールラウンダー600。でもまあ欧州でにおいてA2免許向けというのが本音だろう。

※欧州のバイク事情&免許制度についてザックリ説明

ヨーロッパ免許制度

日本では排気量によって免許区分がされてるけど、欧州では馬力で区分される。
だから向こうの人はバイクの免許を取っても二年間はハイパワーなバイクには乗れない(A2免許という)ようになってる。最近話題のCBR500RやNC700Xなんかが出たのもその制度に対応するため。
日本の免許で例えるならAMは原付・A1は小型二輪・A2が普通自動二輪の初心者・Aが限定解除といったところ。

だからメーカーもA2で乗れるバイクにはちゃんとA2で乗れますよとこんな感じでアピールしてる。

A2ライセンス

さらに向こうでは保険料が馬力毎に段階設定されていて100馬力overになると保険料だけで年30万を超えるとか何とか・・・

話を戻してXJ6には、ネイキッドの無印・ハーフカウルのディバージョン・フルカウルのディバージョン Fと3バージョンがある。

XJ6ディバージョン
XJ6DF

それにしてもヤマハなのに一つ目バイクって珍しいですよね。一眼フェイスと言えばスズキの専売特許だったと思うんですけど、最近じゃホンダも一眼が増えてきたし。R1から始まった二眼もいい加減飽きられてきたのかな?

どちらにしろ直四でこのルックスで724,500円~ってのは安いですよね。

主要諸元
全長/幅/高 2120/770/1085mm
[2120/770/1210mm]
{2120/770/1185mm}
シート高 785mm
車軸距離 1440mm
車体重量 205kg(装)
[211kg(装) ]
{215kg(装) }
燃料消費率
燃料容量 17.3L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 600cc
最高出力 78ps/10000rpm
最高トルク 6.1kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー GT12B-4
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
推奨オイル ヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ 前16|リア46
チェーン サイズ520|リンク118
車体価格 690,000円(税別)
[750,000円(税別)]
{790,500円(税別)}
※プレスト価格
※[]内はDiversion(36C)
※{}内はDiversion F(1CW)
※ABS(36B/36D/1DG)は+5kg&50,000円
系譜図
FZS6001998年
FZS600 FAZER
(5DM/5RT)
FZ62004年
FZ6-N/R
(1B3/5VX)
FZ6S22006年
FZ6-N S2
(13B/5S5)
FZ6FAZER S2
(5S2/4S8)
XJ6/FZ6R2009年
XJ6N/D/F
(20S/36B/36C/36D/1CW/1DG)
FZ8/FAZER82011年
FZ8
(39P/59P)
FAZER8
(42P/1BD)

FZ6&FAZER S2(13B/5S5&5S2/4S8) -since 2006-

XJ6N-S2

2年が経った頃にS2に変更。S2とはSPEC2という意味。

主要市場である欧州で2006年に免許制度が改定され、免許を取得してから2年以内は34馬力以下のバイクしか乗れなくなってしまった。
エントリーモデルとして人気だったFZ6にとってこれは死活問題。そこでヤマハが取った手段は34馬力のFZ6の投入だった。600ccの直四で34馬力・・・どんなのか気になるがそのモデルを無印とし、フルパワーの98馬力をSPEC2へバージョンアップして併売。

ちなみにフルパワーの98馬力にも意味があって、欧州では98馬力を超えると保険料が跳ね上がるんですねー。更にヤマハとしては数少ないABSも追加。

実はカウルもS2と無印では違ってたりする。SPEC2はよりアグレッシブでスポーティなイメージを出すために小型カウルに変更、足回りも強化された。

上がS2で下が無印の34馬力版。

S2違い

よくよく考えるとセンターアップマフラーのフェーザーって600だけなんですよね。今はもうXJ6とFZ8にバトンタッチしてFZ6自体は無くなってしまった。
でもトップの画像を見てもらえれば分かるけど、海外では和名:XJ6Diversion FをFZ6Rとして売っている。
それだけFZ6というネームブランドが海外では確立しているんでしょうね。欧州のCB的な。

主要諸元
全長/幅/高 2095/755/1085mm
[2095/750/1210mm]
シート高 795mm
車軸距離 1440mm
車体重量 180kg(乾)
[186kg(乾) ]
燃料消費率
燃料容量 19.4L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 600cc
最高出力 98ps/12000rpm
最高トルク 6.4kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー GT12B-4
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EK
推奨オイル ヤマルーブ
SAE 10W-30から20W-40まで
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ 前16|リア46
チェーン サイズ530|リンク118
車体価格 810,000円(税別)
[840,000円(税別)]
※プレスト価格
※[]内はFAZER(5S2)
※ABSモデル(5S5/4S8)は+5kg&50,000円
系譜図
FZS6001998年
FZS600 FAZER
(5DM/5RT)
FZ62004年
FZ6-N/R
(1B3/5VX)
FZ6S22006年
FZ6-N S2
(13B/5S5)
FZ6FAZER S2
(5S2/4S8)
XJ6/FZ6R2009年
XJ6N/D/F
(20S/36B/36C/36D/1CW/1DG)
FZ8/FAZER82011年
FZ8
(39P/59P)
FAZER8
(42P/1BD)

FZ8&FAZER8(39P/59P&42P/1BD) -since 2011-

FZ8

開発コンセプト「Best active middle sports」
ベースはFZ1だから本来ならFZ1の方に載せるべきなんだろうけど、FZ6の後釜的な立ち位置なのでコッチに載せようかと。

エンジン・フレーム共にFZ1ベースなんだけどコッチはFZ1にはない他社とは違いリニア制御ABSという優秀な無段階ABSモデルもラインナップ。

FZ1より設計が新しいから当たり前というか比べるのは酷な話だけど、FZ1でネガだった部分も見直されたりして共通部品が多い中にも、地味に部品がFZ8専用になって改善されてたりする。(あくまでもFZ1の弟分で値段も抑えてるから少しコストカットは見受けられるけどね)

ハーフカウルの付いたモデルは名前が今までとちょっと変わってFAZER8になった。

FAZER8

実はこのハーフカウルの付いたFAZER8って北米では売ってないんですね。無印のネイキッドは売ってます。その代わりFZ1が無くてFZ1FAZERが売ってる。何とも不思議なラインナップ・・・

在り来りだけど総括としてはXJ6とFZ1の間でちょっとFZ1寄りなただのスケールダウンじゃないFAZERという感じかな?でも日本にはあんまり入ってきてないんですよね。

ご存知の方も多いと思いますが、今のFZ1とR1のエンジンは別物です。いやもうエンジンだけに留まらずFZSの頃から比べると共通点は少ないです。
アレだけ売りにしていた5バルブも今じゃFZ1とTDM900だけで、FZ1ベースのFZ8ですら4バルブ。これがどういう事を言うのかというと・・・

FZ1

「もしかしてFZ1ってフェード・アウトしちゃうんじゃないの?」

とちょっと思ってしまうわけです。

2016年から125cc以上のバイクのABS義務化が始まります。XJ6やFZ8はそれに先立ってABSを搭載してきたわけですけどFZ1は一向に装着しないんですよね。

しかも欧州では車体価格や保険料の関係からFZ1よりFZ8の方が売れてる。もしかしたらFZ8がFZシリーズのトップモデルになる日は遠くないかも知れないですね。

WPG50周年記念モデル

というかWGP50thモデルがFZ1じゃなくFZ8だった時点でそういうことですよね。

※2016年追伸

FZ1/FZ1FAZERは欧州では義務化に合わせABSを装着したモデルがありましたが、相変わらず日本では未発売。

そしてFZ8が次のヤマハネイキッドの主役と予想しましたが、結果は御存知の通りMTがヤマハの新しいネイキッドシリーズに。誤記に加え全く予想が当たってなくてお恥ずかしい限りです。

ヤマハも放置しているFZシリーズ今後どうなるんでしょうね・・・

主要諸元
全長/幅/高 2140/770/1065mm
[2140/770/1225mm]
シート高 815mm
車軸距離 1460mm
車体重量 211kg(装)
[215kg(装) ]
燃料消費率
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 779cc
最高出力 106ps/10000rpm
最高トルク 8.4kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9E
推奨オイル ヤマルーブ
SAE 10W-30から20W-50まで
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時2.9L
フィルター交換時3.1L
スプロケ 前16|リア46
チェーン サイズ525|リンク122
車体価格 860,000円(税別)
[910,000円(税別)]
※プレスト価格
※[]内はFAZER8
※ABSモデル(59P/1BD)は+5kg&50,000円
系譜図
FZS6001998年
FZS600 FAZER
(5DM/5RT)
FZ62004年
FZ6-N/R
(1B3/5VX)
FZ6S22006年
FZ6-N S2
(13B/5S5)
FZ6FAZER S2
(5S2/4S8)
XJ6/FZ6R2009年
XJ6N/D/F
(20S/36B/36C/36D/1CW/1DG)
FZ8/FAZER82011年
FZ8
(39P/59P)
FAZER8
(42P/1BD)

【関連車種】
CB650F/CBR650Fの系譜GSX-S750の系譜Ninja650/Z650の系譜空冷MONSTERの系譜

FZ6-N/R(1B3/5VX) -since 2004-

FZ6N

開発コンセプト「Next Generation Fazer」

日本でフェーザーと言えばFZ1だけど、メインの欧州でフェーザーと言えば600。年号を辿ると分かるけどFZ6の派生がFZ1という立ち位置になる。

向こうは125cc以上の排気量制限が無いから日本で例えるなら欧州のCB400SFといった所かな。

特筆すべきはヤマハの十八番であるCFアルミダイキャスト技術で作られたフレームだろう。R1やR6のスイングアームなどに使われている製法で、簡単に言うと大きい物も鋳造で作る事が出来る技術。

R1やR6などのフラッグシップモデルでさえスイングアーム止まりな製法なんだけど、FZ6はなんとメインフレームをアルミダイキャストで作ってる。

CFアルミ ダイキャストフレーム

溶接跡の無い綺麗なダイヤモンドフレームが実に美しい。
このメインフレームをアルミダイキャストで作っているバイクは当時としてはこのFZ6とTMAXだけ。ちなみにTMAXも欧州では既に五万台以上売れてる超売れ筋モデル。

主要諸元
全長/幅/高 2095/755/1085mm
[2095/750/1215mm]
シート高 795mm
車軸距離 1440mm
車体重量 200kg(装)
[207kg(装) ]
燃料消費率
燃料容量 19.4L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 600cc
最高出力 98ps/12000rpm
最高トルク 6.44kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後180/55ZR17(73W)
バッテリー GT12B-4
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EK
推奨オイル ヤマルーブ
SAE 10W-30から20W-40まで
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.5L
フィルター交換時2.8L
スプロケ 前16|リア46
チェーン サイズ530|リンク118
車体価格 800,000円(税別)
[830,000円(税別)]
※プレスト価格
※[]内はFAZER(5VX)
系譜図
FZS6001998年
FZS600 FAZER
(5DM/5RT)
FZ62004年
FZ6-N/R
(1B3/5VX)
FZ6S22006年
FZ6-N S2
(13B/5S5)
FZ6FAZER S2
(5S2/4S8)
XJ6/FZ6R2009年
XJ6N/D/F
(20S/36B/36C/36D/1CW/1DG)
FZ8/FAZER82011年
FZ8
(39P/59P)
FAZER8
(42P/1BD)

FZ1&FAZER(2D1/1EC&3C3/1CA/2DV)-since 2008-

国内仕様FZ1

「1:1(ワン・バイ・ワン)」

実は2006年にフルモデルチェンジして2007年に逆車取扱終了となってしまったFZ1とFAZER。つまり一年しか正規逆輸入車が入ってきていない。

流石にデビューしたてのホヤホヤ新設計なもんだから国内仕様が出ることは大方の予想がついてた。しかも自主馬力規制が撤廃された年だから何馬力になるのかという期待もあった。
でも蓋を開けてみたら何とビックリ自主規制の100馬力どころか94馬力しかない。

FZ1F

これについてヤマハの弁解を個人的に解釈すると
欧州ではアクセルを捻った以上の加速する感覚が好まれる。でも日本ではそういう環境がなく低速がメイン。
そういう環境だとデメリットが多いから低速での扱いやすさを優先した。捻ったら捻った分だけリニアに加速する順応なレスポンス。

それが「1:1(ワン・バイ・ワン)」

テンプレートの様な謳い文句に正直ただ規制で骨抜きにしただけなんじゃないかと思ってた。
でも翌年に国内仕様のR1が145馬力という初代R1なみの馬力で規制をクリアし登場したことを考えると、言い訳ではなく本当に馬力よりも乗り易さを優先・・・したんだろうけど、突っ込みどころがある。

YSP限定カラー

まず第一の突っ込み所としてサスペンションがタダでさえ硬すぎると評判である逆車セッティングのままだということ。
アウトバーンも余裕で走れると謳っている強靭な足だが日本にそんな道は無いし、むしろ飛び跳ねまくって乗り易さもクソも無い話。
国内の公道向けなら少しくらい柔らかくセッティングして出してくれてもバチは当たらないでしょうに・・・(勿論自分で調整は出来る。)
フレームも150馬力に耐えられる高剛性だから尚の事。オマケに元はエクストリームバイクなのでシートも結構固め。

FZ1エンジン

そして二点目は単純に上が無いエンジン特性。
これは国内仕様全般でFZ1に限った話じゃないんだけど、本当に高回転域が回るだけで加速しない。ある意味で不思議な感覚。

FZ1のエンジンは前も言ったけど、SSの中でも最もショートストロークで高回転が美味しいR1のエンジンなんだから高回転が無くなったら元も子もない。

でも幸いな事にFZ1は一昔前の国内仕様の様に配線や吸気口などをチョチョイとするだけで簡単にセミフルパワー位にはなるみたい。(細部が違うのでフルパワーの150馬力まではいかない)
150馬力の逆車は正規で扱ってないのでレッドバロンや並列輸入取扱店などでしか買えない。

国内仕様は逆車より安く、一昔前みたいに国内と逆車どっちも味わえるというメリットがあるし、逆車より乗り易くもあるから悩ましい選択ですね。

主要諸元
全長/幅/高2140/770/1060mm [2140/770/1205mm]
シート高815mm
車軸距離1460mm
車体重量219kg(装) [225kg(装) ]
燃料消費率21.0km/L
※定置走行テスト値
燃料容量18.0L
エンジン水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量998cc
最高出力94ps/9500rpm
{94ps/9000rpm}
最高トルク8.2kg-m/7500rpm
変速機常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ前120/70ZR17(58W)
後190/50ZR17(73W)
バッテリーYTZ14S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EK
{CR9E}
推奨オイルヤマルーブ
プレミアム/スポーツ/スタンダードプラス
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時2.9L
フィルター交換時3.1L
スプロケ前17|リア45
チェーンサイズ530|リンク122
車体価格997,500円(税別)
[1,050,000円(税別)]
※価格は08モデル
※[]内はFZ1FAZER
※{}内は2012年以降モデル(1EC/2DV)
系譜図
FZS1000 2001年
FZS1000FAZER
(5LV)
FZ1フェーザー 2006年
FZ1 FAZER
(3C3)
FZ1 2006年
FZ1
(2D1)
ZRX1200R前期 2008年
FZ1/FAZER
国内仕様
(2D1/1EC&3C3/1CA/2DV)

【関連車種】
VTR1000の系譜GSX-S1000/Fの系譜Z1000/Ninja1000の系譜