CB400SF SPEC2(NC39中期) -since 2002-

CB400SF-V2

「激!VTEC!」

三年目でマイナーチェンジとなりSPEC2となったNC39の中期モデル。

色々と微調整が入っているんですが一番大きな変更点はVTECの切り替え回転数を6750rpmから6300rpmまで落とした事。

これはアンケートを取ってみたところ

「6700rpmは高すぎる(VTECを維持できない)」

という感想が多かった事から積極的にVTECを体感できるようにするため。マフラーの内部構造も見直されVTEC感も向上しています。

スペック2カタログ写真

他にもHISS(イモビライザー)やカラーオーダーシステムの充実やフロントフォークの形状変更などが入っていますが、このNC39型はVTEC以外にもう一つ注目してほしいのが地味なんですがフロントブレーキキャリパー。

CBXカラー

このNC39シリーズに付いてるNISSIN製の異型対抗4potアルミピストンキャリパーはCBR900RRやVTR1000といった大型スーパースポーツの為に作られたキャリパーと同タイプの物。

スペック2サイド

こういったセールスに直結せず、買った後に初めて気付く細かいところまでしっかり詰めているからCB400SFは何年経っても人気なんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2050/725/1070mm
シート高 760mm
車軸距離 1410mm
車体重量 189kg(装)
燃料消費率 37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 629,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF HYPER VTEC(NC39) -since 1999-

CB400SF-V

「6750RPM。」

登場から7年目にして遂にフルモデルチェンジを果たしたCB400SF/NC39型。

見た目も中身も大きく変わりカラーリングもスペンサーカラーとなりました・・・でもスペンサーカラーって若い人は分からないですよね。

スペンサーカラーというのは文字通りフレディ・スペンサーのマシンのカラーの事で、このカラーは1982年のAMAデイトナ100マイルレース(アメリカ最大の市販車レース)で優勝した時のCB750Fのカラーリング。

CB750F スペンサー

スペンサーはその後WGP(現MotoGP)に行きホンダのNS500に乗って最年少優勝(これはロスマンズカラー)も果たしたました。

ついこの間、同じホンダのマルケスによって再び塗り替えられましたが。

最大の特徴は何と言っても

『HYPER VTEC』

ですね、説明しましょう。

これは吸気と排気それぞれ2本ずつあるエンジンバルブ(扉)を低回転域で1本つづ休止させる(吸気1本・排気1本にする)バルブ休止システムの事。

バルブ休止システム

車のVTECとは違います。あれはバルブの開閉のタイミングやリフト量を変えるシステム。

なんでこういう事をしてるのかと言うと、騒音対策と低速トルクの改善を狙っての事。

バルブっていうのはエンジンの出入り口でそれが片方開かないとなると出入りする空気の量が減る。空気の量が減るという事は排気も減る。排気が減るということは排気騒音が減るということ。

VTECエンジンヘッド

これにより2db~5dbほどの騒音低減が実現。

それと同事に中低域というのは吸気の力も弱いので吸込口は大きく開けるより小さく開けるほうがよく吸える。細いストロー太いストローですね。

逆に6750rpmを超えると吸い込む力が大きくなるので両方のバルブを開き、モリモリ空気を吸わせてモリモリ燃料を出した方がパワーを稼げる。

VTEC NC23E

この両方を狙って開発されたのがCB400SFのHYPER VTECというメカニズム。

どういう仕組で切り替えているかというと、バルブの開閉は

カム→バルブリフタ→バルブ

という順番で押して開閉するのですが、VTECには休止側のバルブリフター内が空洞になっていて、通常時はカム(おにぎり形状の回るやつ)に押されたバルブリフター(黄部)がバルブを押してもそのスペース(緑部)に入り込んでバルブを押さない空打ち状態になってる。

VTECの仕組み

VTECを作動させる時は、バルブの脇にある通路からオイルを出し油圧でスライドピン(青部)を割り込ませる。

そうするとカムに押され下がったバルブシム(黄部)がスライドピン(青部)を押し、スライドピンがそのままバルブを押すのでバルブが開かれるという仕組み。

この切り替えは音もパワーも変わるので誰でも体感できます。

CB400SF スペック1のカタログ写真

例えるならHYPER VTECというのは低域時で優等生を演じるための仮面みたいなものですね。そして6750rpmを超えると仮面を取って本性を現すっていう。

このメカニズムは非常に評価が高くCB400SFは絶大な支持を獲得し確固たる地位を獲得。

ここから約16年も400ccトップセールスを死守する事になります。

主要諸元
全長/幅/高 2050/725/1070mm
シート高 760mm
車軸距離 1410mm
車体重量 188kg(装)
燃料消費率 37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー FTX7A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 609,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400FOUR (NC36) -since 1997-

CB400フォア

「4発が、聞こえる。」

ノスタルジック臭プンプンのCB400FOUR/NC36型。

名前がほぼ一緒という事から勘違いされがちなんですが、四本出しマフラーなどを見ると分かる通りこのモデルはCB400FOURではなくCB750FOURをモチーフに作られたバイクです。

CB400フォアとCB750FOUR

なんでこんなバイクを出したのかという話ですが、当時はネイキッドブームが少し枝分かれを起こし始めていた時期なんです。大きく分けると懐古系と、進化系の2パターン。

そしてホンダのCB400SFは圧倒的に後者で、前者を満たす要素は皆無だった・・・という事で登場したのがこのNC36。

水冷ヨンフォアカタログ写真

「ゼファーがZ2の生き写しならウチはCB750FOURの生き写しだ」

という四半世紀の歳月を経て再びCBとZが再戦する事になったわけですね。いや多分そんな事は言ってないと思いますが。

エンジンは空冷に見えますがCB400SFと同じ水冷エンジンで吸気を絞る事で中低速よりに変更したもの。

CB400FOURエンジン

水冷であることを意識させないようにラジエーターを最小クラスにし、エンジンを肉厚化し空冷エンジンの特徴であるシリンダーフィンを散りばめるという配慮は賛否両論でした。

でもですね・・・このNC36で最も特徴的なのは実はエンジンじゃなくてこのマフラーなんですよ。

CB400FOURジャケット写真

この四本出しマフラーは見た目だけのハリボテじゃありません。

「4発が、聞こえる」

と謳っている事からも分かる通りNC36で一番こだわったのは間違いなくこのマフラーとその音。

というのもこのマフラー実は一切集合してないんです。

エキゾーストサウンド

同じく一気筒が一本のマフラーから音を出す正真正銘の四本出し。

これはもちろんCB750FOURのオマージュで音も良い。

CB400FOUR(NC36)

だからカタログ写真もCB750FOURと同じ後から四本出しマフラーを全て捉えるアングルだったりします。

規制が厳しい時代にこれを蘇らせた熱意は相当かと。

主要諸元
全長/幅/高 2130/780/1090mm
シート高 790mm
車軸距離 1460mm
車体重量 210kg(装)
燃料消費率 34.7km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 4.1kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前110/70-18(58H)
後140/70-17(66H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ525|リンク110
車体価格 579,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF Ver.S(NC31) -since 1996-

CB400SF-S

「挑発のS、誘惑のS」

あまりにも角目を取っ払うと人が多かったのか公式でも同じ様にしたのがこのバージョンS。

渾身のライトを従来の丸目にしたことで一万円安いことから大好評・・・Rを思うとちょっとアレですが。

CB400SF-S

同年末には無印と同様にシートカウルの跳ね上げなど外見の変更が入った事に加えブレーキキャリパーをブレンボ製に変更。

さらに97年に白のストライプが入ったLimitedモデルを出したかと思えば、98年には赤ストライプのCB 50th Anniversaryと限定モデルを立て続けに販売。

CB400SF-S

「オーソドックスでありつつも高いスポーツ性を兼ね備えたネイキッド」

というCB400SFの路線が明確になったのもこのSからですね。

主要諸元
全長/幅/高 2080/720/1080mm
シート高 775mm
車軸距離 1450mm
車体重量 194kg(装)
燃料消費率 34.4km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/12000rpm
最高トルク 3.7kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後140/70-17(66H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ525|リンク112
車体価格 599,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF ver.R(NC31) -since 1995-

CB400SF-R

「走りの感動」

CB400SFが発売されて三年ほど過ぎた頃に併売モデルとして出してきたCB400SF史上最も人気が出なかったバージョンR。

これ単にNC31にビキニカウルを装着しただけというわけでは無いですよ。専用メーターにアルミサイレンサーにサススプリングの変更など言ってみればCB400SFの豪華版。

Future Focusヘッドライト

最大の特徴は何と言っても角目ヘッドライトのビキニカウル。

これ単に四角い形をしているわけではなくFuture Focus略してFFヘッドライトと呼ばれる当時としては最先端なヘッドライト。

バイクは車幅が短い事から点灯範囲が車に比べ狭く浅い問題があります。これは安全性に直結する非常に由々しき問題。

今でこそLED等がありますが当時はヘッドライトを明るくしようとするならばワット数を上げるのが基本で一番簡単。でも社外を付けた事がある人ならお分かりの通りワット数を上げたバルブは寿命が短い。

Future Focusヘッドライト

そこでホンダは寿命と光量を両立させるため

・ガス量及び上方への光を遮るフードを撤廃したライトバルブ

・そのバルブに合わせた高精度の6分割リフレクター

という全てを見直したヘッドライトを作ったわけです。

CB400SFバージョンRカタログ

このおかげでライトバルブの寿命をほぼ犠牲にすること無く従来型の2倍近い明るさを発揮する凄いヘッドライトの開発に成功。

ただそのぶん車体価格もノーマルに比べて+2万円・・・そしてその渾身の角目も不評で丸目に変えてしまう人が多く一年ちょっとで廃盤に。

開発努力が理解されず報われなかったモデルでした。

主要諸元
全長/幅/高 2080/720/1125mm
シート高 775mm
車軸距離 1450mm
車体重量 195kg(装)
燃料消費率 34.4km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/12000rpm
最高トルク 3.7kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後140/70-17(66H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ525|リンク112
車体価格 609,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF(NC31)-since 1992-

CB400SF

「PROJECT BIG-1」

皆さんご存知CB400SFの始まりとなるNC31型。

勘違いされがちなんですがPROJECT BIG-1の意味は

『水冷4stDOHCのライダーを魅了するバイク』

という意味でCB1000SFだけのコンセプトではありません・・・というかPROJECT BIG-1の第一弾は何を隠そうこのCB400SF。

プロジェクトBIG1

ただこのCB400SFが出た当初はゼファーが売れていた事もあって

「ゼファーのパクリ」

とか

「水冷ゼファー」

とか酷い言われようでした。今では考えられないですね。

このCB400SFが造られたのは先代でも少し話しましたがCB-1が思ったほど人気が出なかった事にあります。

そこで岸デザイナーがCB-1にCB1100Rのタンクを被せてみたら奇跡の様にシックリ来た。

CB400SFラフスケッチ

これがBIG-1の始まりになります。

もう何十年も前なのに古さを感じさせないデザインがその完成度の高さを物語っていますね。

NC31ジャケット

が、しかし・・・CB400SFが400市場の天下を取ったのはデザインが優れていたからだけではありません。

どちらかと言うと後追いに近いCB400が何故天下を取れたのかと言うと

「圧倒的な完成度だったから」

この一言に尽きます。

CB400SF教習車仕様

毎日ドッタンバッタン倒され、変なクラッチの繋ぎ方をされる最も過酷な環境とも言える教習車としてもベストセラーとなった事を鑑みてもそれは疑いようがない。

走りも完璧、品質も完璧、そしてスタイリングも完璧。

CB400スーパーフォア

CB400SFは特徴が無いのが特徴と言われますが、そう言われる理由は本当にネガな部分が何も無いストレートなバイクだから。

そしてだからこそ400の王道にまで上り詰める事が出来たんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2085/735/1080mm
シート高 770mm
車軸距離 1450mm
車体重量 193kg(装)
燃料消費率 34.7km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.7kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後140/70-17(66H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ525|リンク110
車体価格 589,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB-1(NC27) -since 1989-

CB-1

「最新伝説」

CBX400Fから時代は少し飛んで1989年、まだレーサーレプリカ人気が高い時代に登場したCB-1/NC27。

カリカリのレーサーレプリカCBR400RRのエンジンをベースに中低速寄りにチューニングしたものを専用のスチールダイヤモンドフレームに搭載。

CB-1フレーム

少しナローにすることで町中でも使いやすく配慮したスポーツネイキッドという立ち位置なんですが、先にも言った通りレーサーレプリカ全盛で既に何台ものネイキッドが出ては消えていった時代にどうしてこんなバイクを出したのかと言うと、市場の好みが二極化していた事があります。

一番人気は勿論ゴージャスの極致にあったレーサーレプリカだったんですが、その一方でシングルスポーツの味があるシンプルさを楽しむ人達もいた。

そこで

CB-1コンセプトスケッチ

「両方を併せ持つバイクを造れないか」

と考え造られたのがこのCB-1なんです。

だからCB-1は性能だけではなくヘアライン加工サイドカバーやジュラルミンステップなど見た目にもコストを掛けています。

カタログ裏面

マフラーも最初は4-2-1だったんだけど美しさを取るために4-1に変更しもっと見えるように土壇場でエンジン搭載位置から作り直すほどのこだわりっぷり。

これらの狙いはもちろんレーサーレプリカのゴージャス美とシングルスポーツのシンプル美を併せ持たせるため。

翌91年にはサスペンション改良が施され、更に92年には自主馬力規制に合わせてアップライトハンドルで使い勝手を向上させたTypeIIを販売。

CB-1タイプ1とタイプ2

3層塗装されたフューエルタンクなど品質を更に上げた上に値下げされたお買い得モデルでした・・・が、ホンダの肝いりとして登場したもののレーサーレプリカ時代にこのコンセプトが理解されることはなく残念ながら人気は出ず。

ホンダ(岸デザイナー)はこのCB-1が受け入れて貰えなかった反省からCB-SFを生み出すことになります。

CB-1ジャケット写真

現代的に言えば400ストリートファイターというのがピンと来るバイクだけど、もう少し具体的に言うと

「ゴージャスだけどシンプルに楽しめるバイク」

という開発コンセプトだったのがCB-1なんです。

主要諸元
全長/幅/高 2035/705/1025mm
[2035/705/1155mm]
シート高 775mm
車軸距離 1375mm
[1385mm]
車体重量 183kg(装)
[186kg(装)]
燃料消費率 35.0km/L
[33.0km/L]
※定地走行テスト値
燃料容量 11L
[13.0L]
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 57ps/11500rpm
[53ps/11000rpm]
最高トルク 4.0kg-m/9500rpm
[3.7kg-m/9500rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/70-17(54H)
後140/70-17(66H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.5L
交換時2.9L
フィルター交換時3.1L
スプロケ 前15|後40
[前15|後37]
チェーン サイズ525|リンク104
車体価格 646,000円(税別)
[609,000円(税別)]
※[]内はTypeII
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CBX400F(NC07) -since 1981-

ホンダCBX400F

「Xの挑戦。」

400ccとしてはホンダ初のDOHC直列4気筒エンジンを搭載したCBX400F/NC07型。

当時を知らない人でもこのカラーリングには見覚えがある人が多いと思います。CBXカラーというやつですね。

まず最初に解きたい誤解があります・・・それは

『CBX400F=ガラの悪い輩のバイク』

というイメージを持たれている事です。

確かに今ではそういうイメージがありますが元々CBX400Fはフルスペックのスーパースポーツとして話題になりそして爆発的な人気となったバイクです。

CBX400Fポスター

・クラストップの48馬力

・DOHC16バルブヘッド

・プロリンク

・インボードディスク

・ジュラルミンセパパン

・アルミスイングアーム

・Xエキゾーストパイプ

などなど本当にこれ以上ホンダ技術が詰め込まれたバイクは無いと言っていいほどのフルスペックでした。

CBX400Fの装備

中でも面白いのがやはりエンジンで、CBX400Fは逆回転クランクになっています。

これは逆回転にする事が狙いだったわけではなくエンジンをコンパクトにするためギアではなくチェーン(でミッションを回す形)にしたから。

CBX400Fエンジン

そしてそのプライマリーチェーンもこれまたピッチを少しでも縮める為にカムチェーンの横ではなく3番と4番の間に配置されてる。つまりこのCBX400FのエンジンはXマフラーだけでなく中身も左右非対称のバラバラなエンジンなんです。

エンジンのイラスト

そんなコンパクト化に注力しつつもトップパフォーマンスを発揮し、ジャイロを打ち消す逆回転クランクでコーナリングもスムーズという本当に凄いエンジンを積んだバイクでした。

ちなみにシート高も抑えるためにオイルパンも削ったのですが、容量が足りないという事からサブタンクをエンジン前方に増設。

CBX400F

どう見てもオイルクーラーにしか見えず実際に冷却効果もあるんですがホンダいわくあくまでもリザーブタンク・・・何故なら当時はオイルクーラーが認可されなかったからっていう。

そもそも四気筒を止めたホンダが何故ここに来て再び復活させたのかと言うと、ホンダがCB400FOURを止めて暫く経つとライバルメーカーが四気筒400を相次いで登場させ人気を博してきたからです。

CBX400F/NC07

これはCB400FOURが原因で生まれた普通自動二輪が大きく関係しています。

それまで何ccでも乗れた状態から中型二輪と限定解除という二種類に分けられ、そして限定解除は非常に厳しかったことから改定から数年でこの400クラスが実質トップクラスになったから。

CBX400F壁紙

だからホンダもここまで手の込んだCBX400Fというスーパースポーツを造ったという話。

翌年には日本で初めてフェアリング(カウル)を装備したインテグラも発売。

CBX400Fインテグラ

当時『鈴鹿四耐(4st400と2st250の耐久レース)』があったのですが、そのレースを睨んだモデルでもありました。その盛り上がりは凄まじく、レース観戦者も出場者も毎年の様に増加。このレースが起点となりレーサーレプリカブームを巻き起こす事になります。

さて・・・待望の直四CBとして登場し累計6万台以上売れたCBX400Fですが、これまたヨンフォアと同じ様にモデルライフはそんなに長くありませんでした。

CBX400F

発売期間は僅か3年ほどと人気の割には実は販売期間はそれほど長くない。

これはいま話したレースの激化に対応するためのスペックアップ、要するにモデルチェンジをする必要があったから。

しかし後継であるCBR400Fが出た後も再販を望む声が非常に多かったことから1年後の1984年に再び登場。

2トップ体制となりどちらも人気に。もうこの頃からブランド化していたわけですね。

ホンダCBX400Fカタログ

「400マルチ、いまクライマックス」

正にこの言葉通りこのCBX400Fの登場により時代は前代未聞のバイクブームという最高潮を迎える事となります。

※CBX400CUSTOM(NC11)は系譜の外側
※CBR400F(NC17)はCBR400Rの系譜
で書いてしまったので割愛させてもらいます。

主要諸元
全長/幅/高 2060/720/1080mm
シート高 775mm
車軸距離 1380mm
車体重量 189kg(装)
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 48ps/11000rpm
最高トルク 3.4kg-m/9000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.60H18-4PR
後4.10H18-4PR
バッテリー FB12A-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DP8ZEA-9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.2L
フィルター交換時2.5L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 470,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

ドリームCB400FOUR(CB400F) -since 1974-

CB400FOUR

「4into1(フォーワン)の ひくく 静かな吐息」

大人しすぎるという事からボアを4mm拡大し408ccとなったドリームCB400FOUR。

「ヨンフォア」

という愛称が有名ですね。

コンセプトスケッチ

排気量を上げてパワーを稼いだだけでなく他にも若干のバックステップ化や、まだ珍しかった集合管を装備しカフェレーサー色を強める事に。

ちなみにこの流れるような取り回しになっているエキゾーストパイプは大きなオイルエレメントを避けつつ集合させる為にこうなった物だったりします。

それがトレードマークになったという何とも面白い話。

ところでヨンフォアのカタログは最初

「おお400。」

というキャッチコピーが表紙にあって中を開くと

「お前は風だ。」

お前は風だ

と書かれていたんですが、このフレーズが暴走族を助長させるという事から

「おお400。お前が好きだ」

というフレーズに変えた話が有名ですね。

その事からもわかるように当時は暴走族が社会問題と化していました。そこで1975年に行われたのが運転免許制度の改正です。

【~125cc|無制限】

という区分だった二輪免許を

【~125cc|~400cc|無制限】

と中型を新たに設ける形に。

408ccだった『ヨンフォア潰し』としか言えない改定で、ホンダも慌てて399ccまでボアダウンしたモデル(型式CB400F)を出すなどして対策する事に。

結果としてヨンフォアは全部で三種類が併売される形になりました。

CB400FOURシリーズ

408ccのCB400FOUR
398ccのCB400FOUR-I
398ccとアップハンドルのCB400FOUR-II
の三種類です。

そんな法まで変えてしまったCB400FOURだったんですが、実はそんな反響とは裏腹に僅か三年ほどで生産終了となり後継も出ませんでした。

CB400カタログ写真

その理由は

「コストがCB750FOURと変わらず採算が取れない」

という理由から。

実質的にCB750FOURと製造コストはほぼ変わらず排気量の関係から安くする必要があった事が問題だったんです。

だからモデルチェンジで大事にされたのは

『採算性の改善』

排気量を上げたのもパワーを底上げする狙いと同事に売値を上げる為だったんですが、今度は高価になりすぎた事で憧れで終わってしまう人が多く販売台数は伸びず。

まだ2stが全盛で同等以上の速さを持ちつつ半値ほどで買えるバイクがゴロゴロあった時代だった事も影響しています。

そんな状況を打開するため様々なバリエーションも検討されました。

CB400カフェデザインスケッチ

これはその一つのカフェレーサースタイル。

実際にプロトタイプも製作され市販化寸前まで来ていました。

CB400FOURカフェプロトタイプ

しかし当時はカウルが認められない時代だったので認可が貰えないとなり敢えなくボツに。

捉えようによっては40年前に造られたボルドールのプロトタイプですね。

結局この採算性の問題をクリアする事が出来ず八方塞がりとなってしまい、ホンダは二気筒のホークにバトンダッチする形で直四を止める事になりました。

中免を生んだ事からも分かる通りヨンフォアというバイクは良くも悪くも何もかもがイレギュラーなバイクでした。

おお400

時代を代表する名車は数あれど、時代を動かしたバイクはこのヨンフォアくらいではなかろうか。

主要諸元
全長/幅/高 2050/705/1040mm
{2050/705/1040mm}
[2050/780/108 0mm]
シート高
車軸距離 1355mm
車体重量 183kg(装)
{[184kg(装)]}
燃料消費率 36.0km/L
{[39km/L]}
※定地走行テスト値
燃料容量 14.0L
エンジン 空冷4サイクルOHC4気筒
総排気量 408cc
{[398cc]}
最高出力 37ps/8500rpm
{[36ps/8500rpm]}
最高トルク 3.2kg-m/7500rpm
{[3.1kg-m/7500rpm]}
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.00S18-4PR
後3.50S18-4PR
バッテリー
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.5L
スプロケ
チェーン
車体価格 327,000円
[327,000円]
※{}内はI型
※[]内はII型
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

ドリーム CB350FOUR -since 1972-

ホンダCB350FOUR

「太陽と旅するFOUR」

CB750FOUR、CB500FOURに続いて発売されたCB350FOURはホンダにとってUnder400初のインラインフォーなんだけど恐ろしいほど認知度が低いモデル。

CB350FOUR

初代のミドル直四はCB400FOURだと思い込んでる人も多いのではないでしょうか。

このCB350FOURは先に出ていた元祖ナナハンことCB750FOURに本田宗一郎が乗ろうとしたところ部下に止められ

「じゃあ俺でも乗れるCB(直四)を作れ」

と言われた事から造られたバイクとも言われてます。

CB350FOURジャケット

だからCB350FOURは4気筒の割には大人しく従順な特性。ただ流石に4気筒なだけあって車重もあった事から

「ツイン(2気筒)よりも遅いフォア(4気筒)」

と言われ車体価格もワンクラス上だったから人気は今ひとつで僅か2年ほどしか造られませんでした。

「ミドル直四なら売れそうなのに」

と思いますが、この頃は免許区分が125までと大型の二種類で俗に言う中型という区分がまだ無かった事も災いしたんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2070/780/1090mm
シート高
車軸距離 1380mm
車体重量 184kg(装)
燃料消費率 36.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 14L
エンジン 空冷4サイクルOHC4気筒
総排気量 347cc
最高出力 34ps/9500rpm
最高トルク 2.7kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00S-18-4PR
後3.50S-18-4PR
バッテリー
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
 
スプロケ
チェーン
車体価格 265,000円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)