CBR400R/400X(NC47後期) -since 2016-

NC47後期

「AGGRESSIVE SPEED SHAPE」

そのコンセプト通り見た目が大変貌したCBR400R/NC47後期。

マフラー形状を含む吸排気系統の見直しとフロントフォークやブレーキレバーのアジャスターを新設など使い勝手と心地よいサウンドへの変更。

シフトフィーリングも改善されたとのことです・・・が、まあそんなことよりデザインですよね。

2016CBR400R

LEDヘッドライトとテールライトで保守的な傾向が強いホンダらしからぬ攻撃的なデザイン。

CBRシリーズで一番カッコイイんではなかろうか。

こちらは400Xの方は継続。

2017年式400X

コチラもかなり攻撃的。

ちなみに上の写真はステップホルダーが付いてアンダーカウルを外した2017年モデル。

この新型を見て

「カッコイイな~欲しいな~」

って思ってる人も多いと思うので更に背中を押すことを言うと、このCBR400Rの海外版であるCBR500Rは欧米で非常に高評価を得ています。

NC47

Motorcycle.comで2014年のベストモーターサイクル10選のコストパフォマンス部門で佳作に選ばれ、MCNなどでも非常に高い評価。

何と言われていたかというとこんな感じ。

”恐らく多くの購入者がまずこのバイクを選択肢から外すだろう。理由は数々の記録を残したRC213Vに使われているホンダテクノロジーが何も入っていないからだ。
もし貴方がマルケス(MotoGP王者)並の走りが出来るなら話は別だが、そうでなければそれは大きな間違いと言える。
このCBR500Rは街乗りでもツーリングでも峠でも高速道路でも貴方の要求に全て応えてくれる。それは初心者に限った話ではなく経験豊富なベテランライダーでも。
「私はこんなバイクに乗る人間じゃない」
という人こそ乗るべきだ。そうすれば貴方はCBR500Rの燃費の良さというホンダテクノロジーに感謝することになるだろう。”

2016NC47

比較的辛口なコメントが当たり前で、イタ車ばかりが褒められ日本車は貶されるのが常なアメリカのバイク情報誌でホンダのバイクがこれほど褒められる事なんて中々ないことです。

主要諸元
全長/幅/高 2080/750/1145mm
[2085/830/1335mm]
シート高 785mm
[795mm]
車軸距離 1410mm
車体重量 192kg(装)
[194kg(装)]
燃料消費率 28.2km/L
※WMTCモード値
燃料容量 16L
[17L]
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 46ps/9500rpm
最高トルク 3.8kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後160/60-17(69W)
バッテリー YTZ10S
または
FTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CPR8EA-9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
交換時2.5L
フィルター交換時2.7L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ520|リンク114
車体価格 699,840円(税込)
[709,560円](税込)
※[]内は400X仕様
※ABS仕様は+2kg&50,760円
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CBR400R(NC47前期) -since 2013-

NC47

「Super Sports DNA」

約30年ぶりに復活したCBR400RのNC47型。

パラツインということもあってCBR250R同様まあ様々な意見がありましたが、CBR250Rと決定的に違うのは対象国で、CBR250Rは途上国向けがメインなのに対しCBR400(500)は先進国のエントリーユーザーとダウンサイジングを望むベテランライダーがメインだということ。

CB400F

こちらはネイキッド版

「Modern & European Naked」

がコンセプトとなるCB400F。

バーハンドル化と専用タンクシュラウドが特徴的ですが、面白いのがマフラー下にあるキャタライザーのカバー。

打って凹ませないようにするのと防熱の為にあるんですが、これをアンダーカウルとして魅せるという面白いアクセントになってる。

更にこのモデルはもう一台バリエーションがあります。

CB400X

「Modern & Stylish」

というコンセプトのクロスオーバータイプになる400X。

時代の移り変わりなのかコレが一番人気でした。

デザインコンセプト

それでこの400が何を目指したのかというと

「Affordable & Attractive Cool Style」

と言われても分からないので自己解釈を交えて噛み砕いて言うと

400シリーズ

「スタイルに根ざしたFUN出来る400」

という事。

普段遣いで美味しい部分を使えるように低・中速を重視しつつ実燃費で30km/Lを切らない低燃費性を持った新設計の水冷エンジン。

CB400バリエーション

とはいえ何気に46馬力と結構なパワーを9500rpmで発生させるので速いっていう。

更には贅沢にもプロリンクのサスペンションを奢り、フレームはスチール製のダイヤモンドフレーム。

このスチールフレームなんですが、最近のスチール回帰の流れを見てると400のスチール採用は本当に先見の明があったなと思います。

CB400フレーム

なんでスチールに回帰しているのか、なんでこの400はスチールになったのかって話なんですが、もちろんコストの問題もあるんですが狙いはそれだけではなく、簡単に言うとアルミだと勢いよく捻れが戻ってしまうのに対してスチールだと戻る時も緩やかなんですね。

だからマシンの状態を把握しやすく、マシンに拒絶されるように弾かれる事もない。

結局コレは気難しさを与えないためで、バリエーションが3パターンもあるものソコに根ざしているから。

CB400バリエーション

ワインディングからサーキットまでマルチに楽しむR、タウンユースで足つきや取り回しを考えたF、長距離ツーリングなどを考えたX。

全てはユーザーに自分にあった使い方で気軽に自然に400楽しんでもらうためにあるわけです。

主要諸元
全長/幅/高 2075/740/1145mm
[2085/830/1235mm]
{2075/780/1060mm}
シート高 785mm
[795mm]
{785mm}
車軸距離 1410mm
車体重量 192kg(装)
[194kg(装)]
{192kg(装)}
燃料消費率 28.2km/L
※WMTCモード値
燃料容量 15L
[17L]
{15L}
エンジン 水冷4サイクルDOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 46ps/9500rpm
最高トルク 3.8kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後160/60-17(69W)
バッテリー YTZ10S
または
FTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CPR8EA-9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
交換時2.5L
フィルター交換時2.7L
スプロケ 前15|後45
チェーン サイズ520|リンク114
車体価格 699,840円(税込)
[709,560円(税込)]
{648,900円(税込)}
※[]内は400X仕様
※{}内はCB400F
※ABS仕様は+2kg&49,350円
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CBR400RR(NC29) -since 1990-

1990CBR400RR

「高次元ヒューマン・フィッティング」

CBR400RRの後期になるNC29型。

二年先を行く設計を開発目標に

・アッパーケース一体型新エンジン
・新開発VP型フラットバルブキャブ
・吸排気を全て見直し
・LCGフレーム
・F17、R18インチから前後17インチへの変更
・6本スポーク化
・PGMイグニッション
・専用水冷式オイルクーラー
・新設計の3ピースガルアーム
・バッテリー容量の削減

などなどとなっています。

LCGフレーム

中でも特徴的なのがLCGフレームですが、LCG(Low Center of Gravity=低重心)という名前からも分かる通り重心を下げるために編み出されたフレーム。

こうすることで安定性を確保しつつも寝かし込みからの切り返しなど車体を起こしやすくしている。

NC29

それに加えてシャープなハンドリングのためエンジンを剛性メンバーとして積極的に活用するために前方がエンジンを拾うように伸び、結果このような形になっているという話。

さて・・・話が少し戻るんですが、ホンダはVFR400とCBR400の二大看板で400レースに挑むことになったものの、レースではVFR(RVF)がファクトリーマシンで85年から三連覇していたので人気は圧倒的にVFR400でした。

そんなV4一辺倒にの流れに対して市場や社内からの突き上げられた事で登場したのがCBR400RRという話を先代でしましたが、そう考えていたのは市販車部門だけでなくレース部門のHRCもそうだったんですね。

それが形となったのが1988年CBR400RRの発売年と同時に登場したRCB400/NX0型。

RCB400

世界耐久レースで圧倒的な速さを見せつけ無敵艦隊との異名をとったRCBと同じ名前を冠している事からも分かるようにHRCファクトリーゔチューンのCBR400RR。

RVFのピストンやバルブといったヘッド周りを流用し86.6馬力を叩き出すアイドリング回転数8000rpmのエンジンに、直四の横幅を解消するためセミモノコックフレーム。

このマシンに前年RVFでチャンピオンに輝いていた田口さん乗せて参戦させた。

そう、つまりHRCも

「直四でもやれる」

という事を証明しにかかったんです・・・が、そこはさすが最高潮に盛り上がっていたレースというか、宿敵ヤマハが大幅に性能を上げてきた事で初戦を明け渡してしまうんです。

年間王者が絶対だった状況で初戦を落としてしまうという事態にホンダは大きく揺れてしまい、結果として二戦目からは熟成の域に達していたRVFに変更。

NC29/CBR400RR

このCBR400RRというレーサーレプリカにはそんな背景があるんです。

しかも何のめぐり合わせというか運命のいたずらというか、このCBR400RRの開発責任者はRVF750レプリカでお馴染みVFR750R/RC30の本多さんっていう。

そしてRACERS/29のインタビューに対し、RCB400のライダーだった田口さん、モノコックフレームを造った有馬さん、エンジンを造った岡野さん。

皆が口をそろえて

「もう少しRCB400でやりたかった」

という名残惜しさを仰っていました。実際に勝負は出来ていたわけですからね。

NC29カタログ写真

直四でもやれる事を証明するために誕生したCBR400RRとRCB400。

レーサーレプリカという時代が生み、レーサーレプリカという絶対勝利が義務付けれられていた時代が止めたワンレースのレーサーレプリカでした。

主要諸元
全長/幅/高 1990/670/1080mm
シート高 750mm
車軸距離 1365mm
車体重量 179kg(装)
燃料消費率 35.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 399cc
最高出力 59ps/13000rpm
[53ps/13000rpm]
最高トルク 4.0kg-m/10000rpm
[3.6kg-m/10000rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60-17(55H)
後150/60-17(66H)
バッテリー FTX7L-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.2L
フィルター交換時3.4L
スプロケ 前15|後39
チェーン サイズ525|リンク102
車体価格 699,000円(税込)
※[]内は93年以降モデル
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CBR400RR(NC23) -since 1987-

1988CBR400RR

「DIRECTOR RR」

復刻して欲しいバイクとして今も人気なヨンダボことCBR400RRの前期であるNC23型。

直打式バルブ駆動のエンジンヘッドへ変更しコンパクトに収めたのに加え、フレームを五角目の字断面化による剛性アップ。

更にホイールはもちろんマフラーもアルミ(量販車初)とアルミだらけの贅沢な一台。

NC23諸元

ちなみにRRの元祖といえばCBR900RRというイメージがありますが、一番最初にRRと銘打たれて出たCBRはこのモデルです。

これはFireBladeの生みの親である馬場さんいわく開発は900が先だったんだけど、セールスの関係で400を先に発売する事になったからなんだそう。

CBR400RR/NC23

先代のフルカバードカウルからレーサーレプリカチックなフルカウルになった事で大きな反響を生み、また人気も爆発。

鈴鹿四耐でデビュー・トゥ・ウィンを飾った事も人気の一因でした。

しかしながら先代でも話しましたが

「レースはV4(VFR)じゃなかったの」

と思われている方も多いと思います。

NC23カタログ

一体なぜCBR400RRが登場したのかと言うと、一番はホンダの直四レーサーレプリカを市場が求めたから。

他にもモリワキを始めとしたホンダ車で戦う非ワークス勢がずっとやってきてノウハウがある直四を好んだことも関係しています。

しかしCBR400RRの誕生にはもう一つ理由があります。

それはホンダ社内で

「直四を蔑ろにしてはいけない」

という声がRVFの活躍とともに大きくなっていった事。

V4推しのホンダと言えどCB750やRCB1000やCBX400など直四で一世を風靡した時代があったから、直四をレースと無縁な存在にすることに不満を持つ人達が社内にも多くいた。

CBR400RRカタログ

CBR400RRが造られた理由、VFRとの二大看板となった理由はここにあるわけです。

主要諸元
全長/幅/高 2020/690/1110mm
シート高 765mm
車軸距離 1370mm
車体重量 179kg(装)
燃料消費率 38.1km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 399cc
最高出力 59ps/12500rpm
最高トルク 4.0kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60-17(55H)
後150/60-18(67H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.2L
フィルター交換時3.4L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ525|リンク106
車体価格 699,000円(税込)
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CBR400R(NC23) -since 1986-

CBR400R

「MAN & MACHINE INTERACTION」

フルカウルブーム及びレーサーレプリカブームに伴いFからRへとモデルチェンジされたCBR400RのNC23型。

カムギアトレーンの水冷エンジンという非常に贅沢な専用エンジンを奢られ、フレームもアルミツインチューブで乾燥重量165kgという10kg近い軽量化。

NC23エンジン

走行性能に更に磨きがかった・・・んですが見て分かるようにとてもレーサーに見えませんよね。

当時ホンダが推していたフルカバードエアロとよばれるフレームまでも覆うカウルでどちらかというとツアラーっぽい。

NC23カタログ写真

でもこれにはわけがあるんです・・・というのもちょうどこの頃にホンダは

「サーキットはV4、ストリートはL4」

という方針を打ち出したから。

だから今でこそCBRといったらレーサーだけど、当時はストリートスポーツの代名詞にする狙いがあったんです。

NC23

だから性能に反して安定的な乗り味とともに快適なアクセサリーも充実。

先代よりこっちの方がCBR400Fと言ったほうがシックリ来ますよね。

ただ重ねて言いますが当時は如何にレーサーに近いかが大事だった時代だったので、万能というメリットが理解される事はなくわずか数年でモデルチェンジとなりました。

主要諸元
全長/幅/高 2015/685/1095mm
シート高 765mm
車軸距離 1380mm
車体重量 184kg(装)
燃料消費率 43.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 399cc
最高出力 59ps/12500rpm
最高トルク 3.8kg-m/10000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/80-17(52H)
後130/70-18(63H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
C9EH-9
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.5L
交換時2.9L
フィルター交換時3.1L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 669,000円(税込)
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CBR400F/ENDURANCE/FORMULA-3(NC17) -since 1983-

NC17

「TUNE-UP WITH CIRCUIT SPIRIT」

盛り上がりを見せていた400ccレースの次世代を担うバイクとして造られたCBR400F。

実質的にCBX400Fの後継モデルでCBX400Fのエンジンをベースにオイルクーラーを装備し、回転数に応じて2バルブと4バルブ切り替え機能。

REVシステム

『REV(Revolution Modulated Valve Control)』

この可変バルブというかバルブ休止システムは今でもHYPER VTECとして受け継がれていますね。

REVのメカニズム

ただCB400の直打式VTECと違ってコッチはロッカーアーム式で二つのバルブを連結させることで4バルブするタイプ。

CBのVTECについてはコッチをどうぞ

この童心をくすぐる機能により空冷ながらクラストップとなる58馬力を叩き出すエンジンになった事で、1984年には年間販売台数24,728台という今では考えられない爆発的な人気となりました。

CBR400Fエンデュランス

ちなみにこれはカウルが解禁になった事から半年遅れで登場した耐久レーサーをイメージさせるCBR400F ENDURANCEというモデル。

更には数ヶ月遅れでカウルが完全解禁となった事を機にフルカウルモデルを限定4,000台で発売。

CBR400FエンデュランスF3

ここで一つ注意しないといけないのが、このモデルは『F-3』とサイドに入っているんですがF3ではありません。

「CBR400FのF3」

と呼ばれるモデルは別にあります。

発売から二年半が経った頃にCBR400F/エンデュランスは

・アルミキャストホイール

・アルミスイングアーム

・一本出し集合管マフラー

・REVのリセッティング

・2kgの軽量化

という大掛かりなマイナーチェンジを行いました。

CBR400Fエンデュランス

その際に、限定5,000台で発売されたのが俗言うF-3こと

「CBR400F FORMULA-3」

と呼ばれるスペシャルモデル。

CBR400Fフォーミュラ3

シングルシートに樹脂レンズ、専用設計のハンドルとジュラルミン製バックステップを採用したモデル。

ただ読まれてる方の中には

「そもそもF3って何」

と思われている方も多いので説明させてもらうと、この頃からTT-F3という全国規模の市販車レースが始まったんです。

レギュレーションは4st400ccか2st250cc。

CBR400FENDURANCE

つまりこのCBR400Fというのはそんな市販車レースに勝つために造られた面が大きいバイクなんです。

主要諸元
全長/幅/高 2035/710/1075mm
[2035/720/1200mm]
{2045/700/1200mm}
シート高 790mm
[790mm]
{780mm}
車軸距離 1390mm
車体重量 191kg(装)
[198]kg(装)
{195}kg(装)
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒
総排気量 399cc
最高出力 58ps/12300rpm
最高トルク 3.6kg-m/11000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-16(54H)
後110/90-18(61H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
交換時2.2L
フィルター交換時2.3L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ525|リンク106
車体価格 539,000円(税込)
[598,000円(税込)]
{615,000円(税込)}
※[]内はエンデュランス
※{}内はフォーミュラ3
※後期モデルは-2kg
系譜図
NC171983年
CBR400F
/ENDURANCE
/FORMULA-3
(NC17)
NC23前期1986年
CBR400R
(NC23)
NC23後期1988年
CBFR40RR
(NC23)
NC291990年
CBR400RR
(NC29)
/CB400F/400X2013年
CBR400R
CB400F
400X
(NC47)
/CB400F/400X2016年
CBR400R
400X
(NC47後期)
/400X(NC56)2019年
CBR400R
400X
(NC56)

CB400SF&CB400SB Revo(NC42後期) -since 2014-

2014年式CB400SF

「CB相伝・継承の外観進化」

CB1300でお馴染み伝統の日の丸カラー(CB1100R参照)を纏った2014年からのCB400SFとSB。ちなみにNC42後期とか書いてますけど分かりやすいように暫定として勝手に言ってるだけです。

ボルドールの方はCB1300と同じようにカウル形状がスラント化されLEDヘッドライトを搭載。ライトの枠が高級車みたいにラインで光るライン付き。

2014年式CB400SB

残念ながらスーパーフォアはハロゲンのまま。

先代からそうだけどこれでも価格差は+3万円のままなら増々みんなボルドールに傾くじゃないかな。

なんて言ってたら2017年モデルからSFもLED化されました。

2017年式CB400SF

LEDヘッドライトの恩恵は大きいですよ。

球切れしないし明るいし・・・ちなみに最近ハロゲンのH4ヘッドライトをバルブ交換だけでLEDにできるものが出回り流行っていますが、安物はノイズが酷くそのノイズでバイクの脳であるECUを壊してしまう恐れがあり、実際そういう故障が増えているそうなのでご注意を。

ON/OFF時、HI/LOW切替時に逝ってしまうそうです。LEDヘッドライトの新しいバイクが恨めしい気持ちは痛いほどわかりますが、ECUをやってしまう事を考えるとリスクが大きいです。

話をCBに戻します。

クリアテールライト

その他の変更点としてはグラブレールがセパレートタイプに変更されテールカウル形状も1300に習ってハネが若干抑えられクリアテールライト化。

更にシートフレームとハンドルも見直されポジションがアップライトになりました。

ポジション

更に更にホイールが他のホンダ車の様に社外顔負けの新しいデザインのものになったほか、シフトインジケータ付きの多機能メーターで兄貴分の1300とほぼ変わらない装備に。

新型メーター

2017年からはマフラーも見直され音質アップと57馬力化が施されています。

さて先のページで

「CB400が売れてない」

という話の続きをしようと思うのですが、CB400は2016年時点でずっとクラストップセールスを記録する400の王者なんですが、それは日本の400部門という世界的に見ると本当に小さな市場での話。

CB400購入車

そしてWパンチのように若者のバイク離れと少子高齢化で20-30代の層が消え去ってる

よくCB400SF/SBに対して

「400なのに高すぎる」

という声を聞きます。

車体価格

2017年モデル時点で761,400円。

ETCやグリップヒーターまでついたEパッケージのボルドールはついに100万円超えです。

どうしてこれほど高いのかというと今話した様にCB400がガラパゴスバイクだからという事があります。このオーソドックスな俗に言うジャパニーズネイキッドというのは基本的に日本以外で受け入れられない。

REVOエンジン

スタイルを除いたとしても400ccながら53馬力とハイパワーだから欧州でもA2免許(日本でいう普通二輪)では乗れない。

アメリカの方も馬力よりトルク、開け始めからドンッとくるスタイルじゃないと受け入れられない。

アジアでもメイドインジャパンのこんな高価なバイクは売れない。

CB400SF/SBというのは本当に日本人にしかウケないバイクなんです。

2014CB400

だから数が出ずにドンドン値段が上がっていく・・・一時期はあれほど競い合っていたライバルたちが居なくなったものそれが理由。

なんか状況がヨンフォアの時と酷似してますよね。

でもこれ捉えようによっては本当に凄い事なんですよ。

言ってしまえばこのCB400SF/SBというのは本当に正真正銘の日本専用設計バイク。

・免許制度

・デザイン

・道路事情

全て日本が基準。

2018年式CB400SF/CB400SB

もう何年も売ってるのに不満が聞こえず、いつまで経っても人気が衰えないのもそれが理由。

だから正直なところCB400は色々と好き勝手に書いている系譜の中でも一二を争うほどオススメはしたくないバイクです。

ハンドリングも良い、ブレーキも良い、取り回しも良い、所有感もある・・・そして何よりVTEC。

2017CB400スペシャルエディション

CB400はVTECのおかげで大型スポーツバイクなどの二次曲線的な加速のフィーリングに近いものがあります。

つまりコレを知るとコレを大きく上回る感動や買い換えたくなるほどの感動を得にくくなる。ストレートに言うと大型を知った時の感動が薄くなる。

「CB400に乗る人はずっとCB400に乗る」

と言われているのもこの為でしょう。

それほどCB400SF/SBというのは本当に完璧なんです。完璧過ぎて浮気心が湧かなくなるからオススメしない。

なんでここまで完璧なのかといえば何度も言いますがCB400SF/SBは

2017CB400

「日本人の日本人による日本人のためのバイクだから」

です。

日本で一番贅沢なバイクはこのCB400SUPERFOURとCB400SUPER BOL D’ORじゃないかな。

主要諸元
全長/幅/高 2080/745/1080mm
[2080/745/1160mm]
シート高 755mm
車軸距離 1410mm
車体重量 199kg(装)
[205kg(装)]
燃料消費率 21.2km/L
※WMTCモードテスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/10500rpm
[56ps/11000rpm]
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
[4.0kg-m/9500rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 740,250円(税込)
[834,750円(税込)]
※ABSは+3kg&49,350円
※[]内は2018年モデル
※2018年モデルは+25,800円
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

【関連車種】
XJR400Rの系譜GSR400の系譜ZRX/ZZR400の系譜

CB400SF/SB Revo(NC42前期) -since 2007-

revo

「ユーザーと環境にやさしい魅力あふれるスタンダードネイキッド」

8年ぶりにモデルチェンジされ『Revo』となったCB400SF/SBのNC42型。

2014年式CB400SF REVO

一番大きな変更点はキャブからFI(フューエルインジェクション)になったこと。

これは排ガス規制に対応するためなんですが、FI化に伴い他の部分も大きく見直されています。

FIになると何が良いのか簡単に言うと、エンジンの負圧で吸われるキャブと違ってECUが計算して定められた燃料を噴射するから燃費や排ガスが改善されるわけです。

PGM-FIシステム

もちろんそのために高い処理能力を持ったECUが必要で、これにより制御がより繊密になりました。

・正確な点火を行うため一気筒ずつ制御する独立点火制御

・FIの苦手なアイドリング時の吸気を自動でコントロールするIACV(インテーク・エア・コントロール・バルブ)

・回転数だけでなくアクセル開度でもVTECの切り替えを行うREVOシステム

REVO VTECシステム

などなど。

要するにハイテク化されたわけです。まあ一番のメリットはメンテナンスフリーになって始動性が良くなった事ですけどね。

ちなみに吸気系の見直しと独立点火制御のおかげで低速トルクも向上しています。

ハイパーブイテックレボ

冷却フィンが無くなったエンジンくらいしか大きな見た目の違いはない代わりに頭が非常に良くなったのがREVO。

ついでと言っちゃなんだけどフレームも剛性が見直されています。

あとABSですね。何処かで説明したので割愛しますが、C-ABSは誰でも何処でプロ並みの急制動が可能になるホンダ自慢のABS。

CB400SB REVO

ちなみにこのNC42前期はカラーオーダーシステムが無くなった代わりに多彩な限定カラーが出ました。

2008年のグラファイトブラックを皮切りに、キャンディーグローリーレッド、伝統のトリコロール、ブラックゴールド、20thのキャンディープロミネンスレッドなどなど。

CB400限定カラー

一体何故これほどまでに限定カラー出したのかというと・・・・実は売れないからなんです。

「いやいや見ない日はないよ」

と返されそうですがCB400SFというのはほぼ日本でしか売れないので全体で見ると数が出ないというのが現状なんです。

日本のためのバイクだからこその問題点ですね。

主要諸元
全長/幅/高 2040/725/1070mm
[2040/725/1155mm]
シート高 755mm
車軸距離 1410mm
車体重量 194kg(装)
[198kg(装)]
燃料消費率 31.0km/L
※定置走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/10500rpm
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 750,750円(税込)
[792,750円(税込)]
※[]内はSUPER BOL D’OR
※ABSは+5kg&73,500円
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF/SB(NC39後々期)-since 2005-

CB400SB

「余裕の感動」

2005年に無段階調節が可能なプリアジャスター付きフロントフォークとウレタンシート採用というマイナーチェンジを行うと共に追加モデルとして登場したCB400SUPER BOLD’OR(ボルドール)

ボルドールというのはフランスで行われている伝統のレース24時間耐久レースから来ています。

CB400SB

「耐久レース=長距離もOK」

という意味を込めてスーパーボルドールという名前にしたのかと思われます。耐久レースの最大の敵は疲労ですからね。

これが発売されたのは高速での二人乗り解禁が背景にあります。

CB400アクセサリーカタログ写真

ちなみにこのカウルはハンドリングを犠牲にしないためハンドルマウントではなくフレームマウントとなっているでSFとSBを脱着で切り替えたりする事は残念ながら出来ません。

それにしてもまさかSBがSFを食ってしまうほどの人気になるとはホンダも夢にも思ってなかったんではなかろうか。

ご先祖さまであるヨンフォアの無念を晴らす形になりましたね。

主要諸元
全長/幅/高 2040/725/1070mm
[2080/725/1155mm]
シート高 755mm
車軸距離 1410mm
車体重量 190kg(装)
[195kg(装)]
燃料消費率 37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 661,500円(税別)
[735,000円(税別)]
※[]内はSUPER BOL D’OR
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)

CB400SF SPEC3(NC39後期) -since 2003-

CB400SF-V3

「エキサイティングCB 感動の400」

わずか二年弱でモデルチェンジしSPEC3となったNC39後期。

これの主な理由は厳しくなった騒音規制へ対応するためでエキゾーストパイプに消音材(グラスウール)を更に追加され、他にも前後サスペンションの見直しやイグニッションコイルを大型化し低域のトルクを改善しています。

VTECの切り替えタイミングは6300rpmのままですが、六速だけは6750RPMに設定。これは高速巡航での燃費や疲労感を軽減させるため。

SPEC3はどちらかと言うと中身より外見や使い勝手が変わっています。

CB400SFスペック3カタログ写真

カチ上げられたLEDテールライトや、上付きになったリアキャリパー。

そしてグラブバーを装備しベルトを廃止などスポーティさを上げる変更が大きな特徴。

さらにヘッドライトも見直され明るさが10%アップした他、シートやサイドカバーの変更でただでさえ良かった足つき性が更に良くなりました。

主要諸元
全長/幅/高 2040/725/1070mm
シート高 755mm
車軸距離 1410mm
車体重量 190kg(装)
燃料消費率 37.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.9kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/60ZR17(55W)
後160/60ZR17(69W)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR8EH-9/CR9EH-9
U24FER9/U27FER9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.8L
交換時3.0L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前15|後44
チェーン サイズ525|リンク108
車体価格 661,500円(税別)
系譜図
CB350FOUR1972年
DREAM CB350FOUR
(CB350)
CB400FOUR1974年
DREAM CB400FOUR
(CB400/F)
CBX400F1981年
CBX400F
(NC07)
CB-11989年
CB-1
(NC27)
cb400sf1992年
CB400SF
(NC31)
CB400SF ver.R1995年
CB400 ver.R
(NC31)
CB400SF ver.S1996年
CB400SF ver.S
(NC31)
CB400FOUR1997年
CB400FOUR
(NC36)
CB400SF HYPER VTEC1999年
CB400SF
HYPER VTEC
(NC39前期)
CB400SF SPEC2

2002年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC2
(NC39中期)

CB400SF SPEC32003年
CB400SF
HYPER VTEC SPEC3
(NC39後期)
CB400Sb2005年
CB400SF/SUPER BOL D’OR
(NC39後々期)
NC422007年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42)
NC42後期2014年
CB400SF
CB400SB
HYPER VTEC Revo
(NC42後期)
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