Z750FOUR(A4/A5/D1) -since 1976-

Z750フォア

車名を改め、Z750FOURとなったゼッツー・・・と言っていいのかな?

実は人によって意見が別れる所なんです。
もともと”ゼッツー”と呼ばれる様になった要因は型式によるものなのですが
人によっては

「A5までゼッツーだ!」とか「D1までゼッツーだ!」とか「Z2はRSだけだ!」とか意見がまちまちなんです。

これは永遠に解決しない問題です・・・興味のない人にとってはどうでもいい事かも知れませんが、Zオーナー達にとっては死活問題だったりします。

Z750A4

さてこの750フォアと先代の違いとして、フロントブレーキがダブルディスク化したこと、スピードリミッター装備、テールの大型化などが挙げられます。

Z2と数年違うだけで今や中古価格が倍以上違うのを見るとなんだかなーと思ったり。

主要諸元
全長/幅/高 2200/865/1170mm
シート高 820mm
{825mm}
車軸距離 1500mm
車体重量 236kg(乾)
{245kg(乾)}
燃料消費率
燃料容量 17.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 746cc
最高出力 70ps/9000rpm
最高トルク 5.6kg-m/8500rpm
{5.7kg-m/8500rpm}
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25H19
後4.00H18
バッテリー YB10L-A2
[{YB14L-A2}]
プラグ B8ES
{B7ES
または
W22ES-U}
推奨オイル
オイル容量
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ630|リンク100
[{サイズ630|リンク96}]
車体価格 485,000円(税別)
※[]内はA5
※{}内はD1
系譜図
Z21973年
750RS
(Z2/Z2A)
Z750FOUR1976年
Z750FOUR
(Z750A4/A5/D1)
Z750FX1979年
Z750FX
(Z750D2/D3/E)
Z750GP1982年
Z750GP
(Z750R)
ZR750J2004年
Z750/S
(ZR750J/K)
ZR750L2007年
Z750
(ZR750L)
ZR750N2011年
Z750R
(ZR750N/P)
ZR800B2012年
Z800
(ZR800A)
ZR900B2017年
Z900
(ZR900B)
ZR900B2017年
Z900RS/CAFE
(ZR900C/E)

750RS(Z2/Z2A) -since 1973-

カワサキ750RS

「ROYAL MACHINE」

皆さんご存知ゼッツーこと750RS/Z2~Z2A型。

900Super4(Z1)と同じく当時を知らないと”ゼッツー”が車名だと勘違いしているパターンが多いんですがゼッツー(Z2)は型式で正しい車名は

『750RS(Road Star)』

といいます。ちなみに勘違いしてZ750RSとか言うとバカにされる恐れがあるので注意しましょう。

750RSは900Super4に少し遅れる形で販売されたんですが、そもそもなんでZ1とは別にZ2を作ったのかと言うと、当時の国内仕様では750ccまでしか販売することが許されなかったから。だからこうやってわざわざ用意したという話。

あくまでも自主規制だから逆輸入として900Super4(Z1)を引っ張ってくれば乗れたんですが、まだ正規逆輸入なんか無かった時代で為替も1ドル300円の時代だからとんでもない額だったから今のように簡単には買えなかったんですね。

ゼッツー

じゃあ750RSは幾らだったのかというと当時の値段で418,000円、今で言うなら100万円前後。フラッグシップモデルだと言うことを考えれば手が届かないでもない金額でも無いですね。

市販車初のDOHC750ccで速さはピカイチ、そしてZ1に勝るとも劣らないルックスだった事もあって大ヒットしました。

ちなみにこの二台は瓜二つなんですが簡単な見分け方としては

900Super4(Z1)750RS(Z2)
900エンブレム750エンブレム
可変ステップ固定ステップ
マイルメーターkmメーター
レンズ一体ライトハロゲンライト
タンデムベルト無しタンデムベルト有り

という感じ。もちろん細かいことをいうとキャブやピストンリング、それになんとクランクシャフトまで違います。弟分という事からストロークを短くしただけと思われがちな750RSなんですが、実はクランクシャフトまでわざわざ750RS用に造ってるんです。

これはエンジンを造った稲村さんが

「排気量を落としても性能は落としたくない」

と意地になって譲らなかったから。だから750RSっていうのは国内仕様と言えるんだけど国内スペシャル仕様とも言えるんですね。

しかし750RSが発売されてから数年後の1975年に二輪業界は大きな転機を迎える事になります・・・それは二輪免許制度の改定。

それまで125cc以上というひと括りだった自動二輪免許が

『~400cc|401cc~』

に分けられ俗にいう限定解除制度(要試験)という厳しいものになってしまったんです。

この結果、大型に乗りたくても乗れない人が増えてしまいメーカー的に言えば不味い状況になった。

Z2

何故こうなったのかといえばオートバイのスペック向上に比例して二輪事故が増えたから。

それを象徴するのがずば抜けたデザインと圧倒的な性能を持っていた750RS。皆が憧れ、皆が性能に酔いしれたからこうなった。750RS(Z2)はそれだけ凄かったという話。

主要諸元
全長/幅/高 2200/865/1170mm
シート高 820mm
車軸距離 1500mm
車体重量 230kg(乾)
[232kg(乾)]
燃料消費率
燃料容量 17.0L
[16.0L]
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 746cc
最高出力 69ps/9000rpm
最高トルク 5.9kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.25H19
後4.00H18
バッテリー YB14L-A2
プラグ B8ES
推奨オイル
オイル容量
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ630|リンク96
車体価格 418,000円(税別)
※[]内はZ2A
系譜図
Z21973年
750RS
(Z2/Z2A)
Z750FOUR1976年
Z750FOUR
(Z750A4/A5/D1)
Z750FX1979年
Z750FX
(Z750D2/D3/E)
Z750GP1982年
Z750GP
(Z750R)
ZR750J2004年
Z750/S
(ZR750J/K)
ZR750L2007年
Z750
(ZR750L)
ZR750N2011年
Z750R
(ZR750N/P)
ZR800B2012年
Z800
(ZR800A)
ZR900B2017年
Z900
(ZR900B)
ZR900B2017年
Z900RS/CAFE
(ZR900C/E)

ZEPHYR χ(ZR400G) -since 1996-

ZEPHYRχ

「The pride of JAPAN」

ネイキッドブームを巻き起こしたZEPHYRの後継モデルとなるZEPHYR χ(カイ)。

大ヒットにより予算を大きく取れた事で、2→4バルブ化に加えピストンもクランクも新設計というエンジンの大改造を行い7馬力アップの53馬力になり、外見もブラックアウト化。

更には給排気系やサスペンション、更にはハンドルなどまで変更と、ほぼ新型と言っていいほどの改良が加わっています。

ZEPHYRχ緑

先にマイナーチェンジ歴を紹介すると

翌93年にはフロントフォークの大径化に加え、フロントキャリパーの対抗4POT化。更にホイールの三本スポーク化と前後17インチ化(旧型はリアが18)&ラジアルタイヤ化など、二年目にしてビッグマイナーチェンジ。

98年には盗難防止キー、03年にはフロントキャリパーが異型4POT化と騒音規制に対応するためマフラーの内部構造を変更。

ZEPHYRχ火の玉カラー

上のZEPHYRχは2005年のイエローボールカラー。

そして排ガス規制の関係でイボ無しシートレザーと特別色を纏ったファイナルエディションを2009年に発売し生産終了となりました。

ZEPHYRχファイナルエディション

さて・・・このゼファーχはいわゆるカワサキの空冷Z界にとって非常に異端な存在となっています。

それは

「空冷DOHC2バルブ」

というZの原則を破った唯一の4バルブ車だから。

だからこのZEPHYRχはアチコチで、それこそ先代ゼファーや兄弟車の750/1100(これらは2バルブ)との間ですら波紋を”今でも”巻き起こしています。

ZEPHYRχカタログ写真

テールカウルが切れ上がっている事も物議を醸していますね。

「何故χなんて出したのか、何をもってこうしたのか」

という話なんですが、色々と調べてみると明確な答えこそ無いもののヒントがありました。

ZEPHYRχ火の玉カラー

まず一つ、それは初代ゼファー登場時に開発の方が仰っていた事。

「やり残したのは4バルブくらい」

という発言です。

思わぬヒットで予算を大きく取れたから、やり残していた4バルブ化をする事が出来たんだろうと思います。

ちなみに開発チームはGPZ400Rにも携わった人達が大半。

そしてもう一つのデザインについてですが、これについてはゼファーが生まれるずっと前の開発最初期モック(試作機)に隠されていました。

ゼファー最初期のモック

三本スポークに切れ上がったシートカウル・・・明らかにゼファーよりもゼファーχに近い。

初代ゼファーがこの切り上がったシートカウルを止めた理由はチーム内で意見が二分化したから。

デザイナーはこの切り上がったシートカウルに拘ったんだけど、結局お流れとなってしまった。

つまりこれらの事を纏めると、ゼファーχというのは、やり残した事をやった

「もう一つの形のゼファー」

トラディショナルなゼファー、イノベーションのχと言えるのではないかと。

ZEPHYRχファイナルエディションカタログ写真

まあ、そもそもですね・・・ZEPHYR1100の系譜(系譜の外側)でも口を酸っぱくして言っていますが

「ZEPHYRはZEPHYRであってZではない」

という事を覚えておかなくてはいけません。

これは名前がそうだからでも、商用的な意味でも、系譜的な意味でもなく、ZEPHYRを造った開発チームの考えがそうだから。

ゼファー最初期のモック

「Z2でもFXでもない、ZEPHYRという新しいバイクを提案したかった」

これがZEPHYRを造った開発チームの考え。

売れるか分からないにも関わらず、肩身が狭かったにも関わらず、ZEPHYRという名前に強く拘った理由。

それはこのZEPHYRに込めた思いにピッタリな言葉だったからというワケですね。

【関連車種】

CB400の系譜XJR400Rの系譜GSR400の系譜ZRX/ZZR400の系譜

主要諸元
全長/幅/高 2085/745/1110mm
シート高 775mm
車軸距離 1450mm
車体重量 185kg(乾)
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 53ps/11000rpm
最高トルク 3.6kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後150/70ZR17(69W)
[前110/80-17(54H)
後140/70-18(67H)]
バッテリー YTX12-BS
プラグ CR9E
または
U27ESR-N
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.0L
交換時2.5L
フィルター交換時2.7L
スプロケ 前16|後42
[前16|後43]
チェーン サイズ520|リンク108
[サイズ520|リンク110]
車体価格 580,000円(税別)
※[]内は96年初期型
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

ZEPHYR(ZR400C)-since 1989-

初期型ゼファー

「Scene of Wind」

昭和生まれなら知らぬ人は居ないであろうZEPHYR/ZR400C型。

カウルを装着したレーサールックで59馬力なのが当たり前だったレーサーレプリカ全盛期に登場したGPz400Fベースの

『空冷2バルブエンジン46馬力ネイキッド』

という時代に逆行したバイク。

ゼファー

カウル文化が広まり廃れていった70年代の様なバイクで血迷ったとしか思えない事態だったのですが、そもそも何故こんなバイクが造られたのかというと

『Z1復刻(リメイクではなく再販)』

というカワサキ社内で上がっていたプロジェクトがマーケティングの関係で立ち消えになった事がキッカケ。

そこで企画部の吉田さんが

「Z1の魅力を持ったリーズナブルな400なら若者にも売れるのでは」

と考え、空冷好きが自主的に集まったのが始まりにあります。

コンセプトイメージ

最初はイタリアン路線もあったものの空冷を活かす形を考えた結果、エンジンを美しさを最大限惹き立てるためにフレームワークからも分かる通りオーソドックスなジャパニーズスタイルに決定。

ちなみにこれが最終案。

ゼファーモック

最初の頃とマフラーが大きく変わっているわけですがこれにも事情というかドラマがある。

ゼファーは最初Z1に倣ってショート管の4本出しマフラーになる予定でした。

しかしゼファーのメインターゲットが若者という事で社内の若手デザイナーや従業員に聞いたところ

「4本出しはダサい」

という猛反対にあってしまい

・4本出しが良い旧来の社員

・集合管のメガホンが良い若手社員

という対立が起こってしまったのですが、若手の反対は凄まじいものがあり

『4本出しマフラーを止めさせる署名活動』

にまで発展。

その事もあってゼファーは集合管に変更された経緯があります。

ゼファー赤

でもそのおかげでZとはまた違う独自のスタイルが身についたので正解でしたね。

ところで『ZEPHYR(西風)』という名前の由来について

「業界に吹き込む新風」

「明石からの西風」

などとWikipediaにも書かれていますが企画責任者の吉田さん曰く、これは後から付け加えられたモノで本来は素直に『風』という意味になります。

ゼファーのカタログ写真

・Zから始まる車名

・空冷を示す車名

という2つの要素を満たす車名がなかなか決まらない。そんな状況を見たアメリカの社員がギリシャ神話に登場する西風を司る風神ゼピュロス(Zephyrosだが英語ではZEPHYR)を思いつき

「ゼファーという名前はどうだろう」

と提案したのが由来。※カワサキマガジンVol53より

ではどうしてそんな意味が込められているという話が広まったのかというと恐らくZEPHYRによって市場が引っくり返ったから。

川崎重工明石工場

意外なことにもゼファーの開発プロジェクトは肝いりというわけでもありませんでした。

エンジン設計の安近さん曰く開発中はレーサーレプリカ全盛という事もあり

「どうして今さらそんなモノを造っているんだ」

と、非常に冷ややかな目や声に晒されていたんだそう。だから開発もフロアの隅の方でコソコソと肩身を狭くしてやっていたんだとか。

そんなもんだから開発チーム内ですら完成を前にしても

「やっぱり売れないのかな・・・」

と弱気になる始末だったそうで。

ちなみにその姿勢は発売時にも如実に現れています。

ZR400Cカタログ写真

ゼファー発売時の雑誌メディアなどを見てもらうと分かるのですが、当時はZXRかGPZが大半でゼファーはインプレも広告も本当に少なかった。

存在そのものを知らない人が居てもおかしくないと言えるほど宣伝されていなかったんです。

ところがいざ発売となると

「こういう大人なバイクを待っていた」

と下馬評を覆す大ヒットとなり、年間販売数13,466台で販売台数首位まで獲得。

C3型

これにはノーマークだった他社や大して取り上げていなかったメディアはもちろんカワサキ自身もビックリ。

このゼファーの登場によって最高潮に達していたレーサーレプリカブームは嘘のように終息し、時代は一気にネイキッドブームが到来。

ゼファーの意味が西風や新風と言われるようになったのはこの事からでしょう。

「時代に抗い、時代を変えた」

この大どんでん返しを起こしたからこそ

ジャパンスタンダード

「ZEPHYR(明石からの新風)」

という栄誉ある風の名として広まっていったんでしょうね。

※年次改良点

90年C2型:メタルエンブレム

91年C3型:砲弾メーターとライトの常時点灯

93年C5型:サス、リアキャリパー1POT化、フロントディスクローターの変更、ハザード採用

主要諸元
全長/幅/高 2100/755/1095mm
[2100/755/1100mm]
シート高 770mm
車軸距離 1440mm
車体重量 177kg(乾)
燃料消費率 38.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 46ps/11000rpm
最高トルク 3.1kg-m/10500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/80-17(54H)
後140/70-18(66H)
[前110/80-17(54H)
後140/70-18(67H)]
バッテリー YB12A-AK
[YTX12-BS]
プラグ DPR9EA-9
または
X27EPR-U9
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.0L
交換時2.5L
フィルター交換時2.7L
スプロケ 前16|後41
チェーン サイズ520|リンク108
車体価格 529,000円(税別)
※[]内は93年以降モデル
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

GPz400F/F-II(ZX400A2~/C) -since 1983-

GPz400F

「エアロフォルムに走りの主張」

僅か8ヶ月でマイナーチェンジとなり末尾にFがついたGPz400F。

ZX400A2

吸排気の見直しで馬力が更に3馬力アップして空冷2バルブエンジンにも関わらず54馬力に。

更に数ヶ月遅れてGP以来となるネイキッド版のF-IIも登場。

カワサキの空冷400としてはこのGPz400F/F-IIが最もスポーツなモデルになります。

GPz400F2

というのも、一向に冷めないスペック競争で水冷化の波が押し寄せ、空冷では厳しくなったから。

フルカウルにするのもそうだし、馬力も空冷では難しい。

そのためカワサキも1985年に水冷400フルカウルのGPZ400Rを開発し、400フラッグシップの座を渡しました。

ちなみに間違えがちなんですが

「GPz(小文字)」は空冷

「GPZ(大文字)」は水冷

という表記の分け方になっています。最初期はゴチャゴチャだったんですけどね。

GPz400Fカタログ写真

結局このGPZ400F/F-IIも約二年間のみの販売。

戦国時代が如何に熾烈な争いをしていたかが分かります。

が・・・コレがKAWASAKIの400を代表するほどのバイクに化けるなんて誰が予想したでしょう。

主要諸元
全長/幅/高 2165/720/1255mm
シート高 770mm
車軸距離 1445mm
車体重量 178kg(乾)
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 54ps/11500rpm
最高トルク 3.5kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-18(56H)
後110/90-18(61H)
バッテリー YB12A-AK
プラグ DP9EA-9
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前16|後42
チェーン サイズ520|リンク106
車体価格 525,000円(税別)
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

GPz400(ZX400A) -since 1983-

GPz400

「パフォーマンスがフォルムになった」

Z400GPからわずか一年ほどで出てきた後継のGPz400。

一見するとZ400GPにハーフフェアリングを付けただけの様に見えますが、フロントを18インチにインチダウンしアンチノーズダイブフロントフォークを装備。

ほかにもビッグボアショートストローク化やカムシャフトの変更で馬力が更に上がり51馬力と走り磨きが掛かったモデル。

GPz400カタログ写真

なんですが・・・恐らく先に紹介したZ400GPよりも知名度は低いのではないかと。

というのもこのGPz400は先代より更に短い僅か8ヶ月で後継が発売されたから。まあ後継というよりマイナーチェンジですが。

GPZ400諸元

ここで少し話を脱線と言うか戻すと、何故Z400GP~GPz400と小刻みだったのかというと、これは恐らくカウルに原因があります。

1982年当時、カウル(フェアリング)付バイクは認可されない時代でした。

そんな中で一番始めにカウル付きとして出たのが1982年5月発売のVT250F(MC08)です。

中森明菜さん

これは申請こそカウルではなくメーターバイザーと銘打つ事で回避したわけですが、この一見から同年の夏にはカウルが解禁となり一気にカウルブームが巻き起こりました。

ちなみに写真の女性は若かりし頃の中森明菜さんです。

ではZ400GPがどうかというと、発売は1982年の2月・・・カウルが認可される寸前の時期だったんです。

カワサキGPZ400

Z400GPに後からビキニカウルを追加したのを誰も覚えていない事を見ても、加熱するカテゴリでカウルブームへ対抗する為に(750Turboと同じ)カウルバイクであるGPz400を前倒しする形で登場させたものと思われます。

主要諸元
全長/幅/高 2165/720/1255mm
シート高 770mm
車軸距離 1445mm
車体重量 178kg(乾)
燃料消費率 38.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 51ps/11500rpm
最高トルク 3.5kg-m/9500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-18(56H)
後110/90-18(61H)
バッテリー YB12A-AK
プラグ DP9EA-9
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ 前16|後42
チェーン サイズ520|リンク106
車体価格 515,000円(税別)
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

Z400GP(KZ400M) -since 1982-

Z400GP

「いま、GPレボリューション」

Z400FXによって切り開かれた四気筒400だったものの、需要の高まりからライバル車が続々と登場していた。

そんなライバル車に対抗すべく開発されたのがこのZ400GP。

GPZ400

サイドカバーを見てもらうと分かる通り

「GPzじゃないのか」

と思うかもしれませんが、GPzという名前が最初に付けられたのは翌年から。

Z400GPカタログ写真

このZ400GPというのはちょうどZがGPzに変わりかけている間のモデルというわけ。

肝心の中身の方はどうかというと、セパハン化にダブルディスク、カワサキの400では初となるユニトラックサス(モノサス)を採用。

そして何よりFXから-13kgという大幅なダイエットとなり、ブラックアウト化されたエンジンも48馬力と走行性能が大幅に向上した・・・んですが、実はこのZ400GPは僅か一年ほどしか発売されていません。

Z400GP当時の広告

すぐに後継が出た事で、このZ400GPはお役御免となりました。

いま振り返ってみるとFXと後継の繋ぎだった少し可哀想なバイクですね。まあ、それだけ当時は競争が激化していたんです。

1983年Z400GP

ましてこのカテゴリはカワサキが自らが切り開いた絶対死守カテゴリでもあったわけですから。

ただ申し分のない性能だったこともあり、このZ400GPは鈴鹿四耐で優勝をしたベースバイクでもあります。

Z400GP四耐

ちなみにその優勝チームはカワサキ社員が自主的に集まって結成されたTEAM38という所。

Z400GPカタログ写真

のちにH2/H2Rを作ることになるチームです。

主要諸元
全長/幅/高 2170/750/1095mm
シート高 780mm
車軸距離 1445mm
車体重量 179kg(乾)
燃料消費率 35.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 18.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 48ps/10500rpm
最高トルク 3.5kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前90/90-19(52H)
後110/90-18(61H)
バッテリー YB12A-AK
プラグ D8EA
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.0L
スプロケ 前16|後40
チェーン サイズ530|リンク104
車体価格 478,000円(税別)
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

Z400FX(KZ400E) -since 1979-

KZ400E

「羨望、Zのクオリティ」

長らく不在だった400cc四気筒として鮮烈なデビューを果たしたZ400FX。

この頃の400というのは二気筒で250と共有な兄弟ラインナップが当たり前でした。

何故なら結局そうしないとこのクラスでは採算が取れないから。だから四気筒は大型の限られたバイク、カワサキで言うならばZ2やZ650だけでした。

Z750フォア

しかし一方で当時は大型が限定解除で難しかった事から、四気筒に乗りたくても乗れないライダーが大勢いた。

ではZ400FXはどうして四気筒で出せたのかというと、250ではなく550(輸出仕様Z550FX)と共有化したから。

Z400FXエンジン

ただZ550FXと共有化と言っても550は海外でもメジャーではないので、日本の400の為の共有化と言っていいでしょう。

カワサキがどうしてそこまでしたのかというと、クラス初の四気筒だったものの採算が取れず止めてしまったCB350/400FOURを超えるという思いも大きく影響していると思われます。

この頃のカワサキは

「打倒ホンダ」

という飢えた空気が社内を占めていたとZ1の方で書かれていました。

Z400FXカタログ写真

直列四気筒だけでなくクラス初となるDOHCとなっているのも、CB750に対するZ1/Z2の流れと完全に同じですしね。

まあそんな社内事情は置いておくとしても、クラス唯一となる四気筒で43馬力を発生させるエンジン・・・そして何より見た目が『Z』そのもの。

KZ400Eカタログ写真

まさに多くのユーザーが待ち望んでいた400だったから1980年には14380台でカワサキ400としては初のトップセールスを記録。

そして何よりこのZ400FXの登場によって翌年から400ccは四気筒戦国時代に突入する事に。

Z400FXパンフレット

補足として1981年の通称E4型でチューブレスタイヤ・フルトランジスタ点火・セミエアサスなどの変更が加わっています。

ちなみにZ400FXは1983年(1982年12月)に一度再販された歴史を持ちます。

Z400FX

これは、性能がライバルや後継に引けを取ってもZ400FXを望む声が一向に止まなかったから。

Z400FXというのはそれだけ400市場、そして400ユーザーに強いインパクトを与えたバイクだったわけです。

主要諸元
全長/幅/高 2100/795/1155mm
シート高 805mm
車軸距離 1390mm
車体重量 192kg(乾)
燃料消費率 30.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 399cc
最高出力 43ps/9500rpm
最高トルク 3.5kg-m/7500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.25-19-4PR
後3.75-18-4PR
バッテリー YB12A-A
プラグ D8EA
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.0L
スプロケ 前16|後40
チェーン サイズ530|リンク104
車体価格 385,000円(税別)
系譜図
Z400FX

1979年
Z400FX
(KZ400E)

Z400GP

1982年
Z400GP
(KZ400M)

GPz400

1983年
GPz400
(ZX400A1)

GPZ400F

1983年
GPz400F/F2
(ZX400A2~/C)

ZR400C

1989年
ZEPHYR(ZR400C)

ZR400G

1996年
ZEPHYR χ
(ZR400G)

W800STREET/CAFE(EJ800B/C) -since 2018-

W800/EJ800B

「THE ORIGINAL ICON」

3年の歳月を経て2モデルとなって帰ってきたW800STREET(EJ800B型)とW800CAFE(EJ800C型)。

主な変更点を上げると

・LEDヘッドライト

・Z2ミラー

・燃料タンク形状変更で+1L

・ハンドル形状とポジション変更

・ABS

・アシストスリッパークラッチ

・エンジンの大幅な見直しで4馬力UP

・フェンダーのプラ化などで5kg軽量化

・キャニスターとO2センサー装着

・リアのディスクブレーキ化

・フロント18インチ化

・フレームの肉厚変更

・外装の変更

・ETC2.0標準搭載

などなど見える部分も見えない部分も大きく変更され走行性能を向上。

分かりやすい見分け方は後輪がディスクブレーキになった事やZ2ミラー(丸いミラー)、あとタンクエンブレムですね。

新旧W800

ちなみにSTREETはポジションがかなり起きたものになりました。

そしてこれはもう一つの方であるW800CAFE(EJ800C型)

W800CAFE/EJ800C

グリップヒーター付きスワローハンドルと元々OPでも用意されていたビキニカウルを装着したモデル。

W800CAFEポジション

STREETとは対照的になかなかの前傾姿勢を誇るカフェレーサースタイル。

ちなみにスワローハンドルというのはヤクルトスワローズでお馴染みツバメから。

スワローハンドル

ツバメが翼を広げた時の形に似ていることから名付けられました。

さて変更点はこの位にして少し触れにくいモヤッとした話題について長々と書きたいと思います・・・それは

2016ファイナルエディション

「2016年のファイナルエディションとは何だったのか」

という話。

ZEPHYR、KLX、DAEG、wなどなどカワサキがファイナルエディションという時は本当に終わりな場合がほとんどの中でWだけ復活。

これが何故か考えたんですが『クラシック』だった先代から最新装備の『ネオクラシック』になった事が関係しているのかなと。

「そもそもどうしてネオクラになったのか」

という話ですが一番の要因として考えられるのがリアのディスクブレーキ化。

リアディスクブレーキ

近年ABSが義務化されたわけですが、それには油圧式ディスクブレーキにする必要があり従来の機械式ドラムブレーキだと不可能なんです。これは先代の時点で開発の方も避けられない問題だと車体設計の赤松さんも仰っていました。

それがどうしてネオクラ化に繋がるのかというと、リアまでディスク化するとグッと近代的になるからです。

W800カフェ

そう感じるのはリアのディスク化が始まったのは70年代のハイエンドスポーツモデルが始まりだから。しかしWの元となっているW1はもっと前の60年代に出たモデルで前後ドラム。

ちなみに1973年に出た後継のW3もフロントがディスク化されたもののリアはドラムのままでした。

W800STREET/W800CAFE

つまり『リアのディスク化』という不可避なジェネレーションギャップを擦り合わせる為にはネオクラにしたんだろうという話。

もちろん海外でネオクラやネオレトロがブームなのも大きいんでしょうけどね。

ただネオクラになった理由を日本に絞ってもう少し深読みすると

『ユーザー層の若返り』

もあると思います。

ネオレトロW

Wは先代までは日本がメインターゲットだったんですが、じゃあ日本で売れてたのかというと販売台数はファイナルエディションですらランク圏外(50位以下)でした。

これは

『メグロやダブワンといったバックボーンを知る若者が少ないから』

というのが大きいかと。

もう何十年も前の話なんだから当たり前なんですけどね・・・でもだからこそネオクラになった。

つまり先代で出たファイナルエディションというのはメグロやダブワンなどのバックボーンも含めてWが好きだった人たち

「Wは良いな」

と言ってくれる人たちに向けた最後のモデルだったからファイナルエディション。

オリジナルアイコン

対してこのモデルは別。

エンジンやフレームなどの”性能を上げる改良”に加え、ABSやスリッパークラッチなど最新車に見劣りしない装備を充実し、それを

『STREETとCAFEのネオクラ』

という新鮮かつ明瞭なタイプにする事でバックボーンをまだ知らない若者にも

「カワサキのネオクラ良いな」

と振り向いてもらうためのモデル。

そうしてまず興味を持ってもらい、そこからただのネオクラではなくメグロから続くバックボーンやベベルギアの空冷バーチカルツインなど

『見た目だけじゃないWの魅力』

を知ってもらう・・・というWへの入り口を広くした全く新しいW800。

W800壁紙

だから復活とかモデルチェンジとか言われてますが、このB型/C型はW800の後継というよりWブランドを復興したW650に近い

『新訳ダブワン』

と捉えた方がシックリ来る気がします。

主要諸元
全長/幅/高 2135/925/1120mm
[2135/825/1135mm]
シート高 770mm
[790mm]
車軸距離 1465mm
車体重量 221kg(装)
[223kg(装)]
燃料消費率 21.1km/L
※WMTCモード値
燃料容量 15.0L
エンジン 空冷4サイクルOHC2気筒
総排気量 773cc
最高出力 52ps/6500rpm
最高トルク 6.3kg-m/4800rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前100/90-18(56H)
後130/80-18(66H)
バッテリー YTX12-BS
プラグ CR8E
推奨オイル カワサキ純正オイルR4/S4
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.2L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後37
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 993,600円(税込)
[1,112,400円(税込)]
系譜図
メグロ1960年
メグロシリーズ
W11966年
650-W1
(W1/S/SA)
650RS1973年
650-RS
(W3)
EJ6501999年
W650
(EJ650A/C/D/E)
EJ4002006年
W400
(EJ400A)
EJ8002011年
W800
(EJ800A)
EJ800A2019年
W800
STREET/CAFE
(EJ800B/C)

W800(EJ800A) -since 2011-

W800/EJ800A

「美の継承」

ベベルギアの減価償却が済んだから許されたのかフルモデルチェンジし800となったW800。

W650をベースにボアを5mm拡大することで773ccとし、FI化で排ガス規制をクリア。

W800マフラー

排ガス規制が厳しくなろうと空冷&キャプトンマフラーで通してきた事に執念を感じますね。

更にカバーレスショックアブソーバーやキックスタートの廃止による軽量化、シート形状見直しによる脚付き改善なども加わっています。

そんなW800ですが、待ち望んでいた人が多かったのか初年度だけで約2000台受注と2011年上半期販売台数ナンバー1の人気でした。

W800カフェスタイル

コチラは新たに追加されたカフェスタイル。

W650で書きそびれたのですが、Wシリーズはお高くとまっているトコトコクラシックではないですよ。

『直四とは違う新しいスポーツ』

というのが始まりなだけあって見かけによらずスポーツの要素も併せ持っています。

W800

もちろん絶対的な速さはないんですが

『360度クランクにしか出せないパルス感』

『ベベルギアにしか出せない唸り音』

で乗り手をその気にさせてしまう、まさに直四とは違うスポーツさを持っているんです。

W800カタログ

とはいえ分類されるとしたらクラシックの類に入るでしょう。

そしてクラシックといえば原型を留めないほど思い思いのカスタムをするのが通例・・・なのにWシリーズに乗っている人はあまり弄っていない人が多いというか、ほぼノーマルでパッと見でもWと分かる車体ばかり。

カワサキW800

これも実は開発チームのこだわりが影響しているんですよ。

新世代Wの企画を担当された谷さんがこう仰っています。

「素材として提供して、後はお客さんの好きにどうぞって考えもありますけどWは違います。」

W800カタログ写真

「コレが一番カッコよくて、コレが一番綺麗だと自信を持って提示してるバイクなんです。」

ノーマルのまま乗るオーナーが多いのは、そんな思いが無意識に伝わっているからなんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2180/790/1075mm
シート高 790mm
車軸距離 1465mm
車体重量 216kg(乾)
燃料消費率 33.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 14.0L
エンジン 空冷4サイクルOHC2気筒
総排気量 773cc
最高出力 48ps/6500rpm
最高トルク 6.3kg-m/2500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前100/90-19(57S)
後130/80-18(66H)
バッテリー YTX12-BS
プラグ CR8E
推奨オイル カワサキ純正オイルR4/S4
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.2L
交換時2.7L
フィルター交換時2.9L
スプロケ 前15|後37
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 850,000円(税込)
系譜図
メグロ1960年
メグロシリーズ
W11966年
650-W1
(W1/S/SA)
650RS1973年
650-RS
(W3)
EJ6501999年
W650
(EJ650A/C/D/E)
EJ4002006年
W400
(EJ400A)
EJ8002011年
W800
(EJ800A)
EJ800A2019年
W800
STREET/CAFE
(EJ800B/C)