「TIGHT AGGRESSIVE CLEAR-CUT」
先代からの基本コンセプトは引き継ぎつつ、6割以上もの部品を見直すモデルチェンジが行われたSC57の後期モデル。
見直しの狙いは主にクラッチ周りと軽量化で約4kgも軽量化されているワケですが、これがまた凄い。
ジェネレーターカバーのマグネシウム化というコスト増による軽量化だけに留まらず、ラジエーターホース径を1mm削って700g軽量化をしたり、ECUを小型なものにして100g軽量化などなど。
細かい部分を細かくグラム単位で見直した末に達成した血と汗と涙の-4kgというわけ。
この見直しはカウルも例外ではなく、空気抵抗と重量を減らすために表面積を削る改良が加わっています。
スラントノーズの最終形でありセンターアップマフラーの最終形でもある為か、今でも非常に人気が高いですね。
まあ確かに10年以上前のバイクには見えないし、血と汗と涙の熟成&軽量化が図られたモデルだから当然といえば当然。
が、しかし・・・うるさい人はこう思っていたハズ。
「なんでセンターアップマフラーなんだ」
と。
センターアップマフラーというのは重量増にも、マスの集中化にも逆行する要素。ましてライトウェイト第一主義のCBR-RRにとっては水と油とも言える。
この突いて欲しくない疑問について、まさかの公式で行われていた。
センターアップマフラーを採用した理由、それは・・・
「カッコいいから。」
という至極単純な理由でした。
いや確かにそうだ。カッコいいもんね。
カッコいいって大事。
主要諸元
全長/幅/高 | 2030/720/1120mm |
シート高 | 820mm |
車軸距離 | 1410mm |
車体重量 | 206kg(装) [205kg(装)] |
燃料消費率 | 23.0km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 18L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 998cc |
最高出力 | 94ps/10000rpm [172ps/12500rpm] |
最高トルク | 8.6kg-m/6000rpm [11.7kg-m/8500rpm] |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17(58W) 後190/50ZR17(73W) |
バッテリー | YTZ10S |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
IMR9E-9HES または VUH27ES |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量3.8L 交換時3.0L フィルター交換時3.1L |
スプロケ | 前16|後40 |
チェーン | サイズ530|リンク114 |
車体価格 | 1,239,000円(税込) |