XV400Special(26M)-since 1983-

xv400special

XV1100の弟分であるXV750の弟分としてデビューしたXV400SP

元となったバイクがネイキッドだったこともあってご覧のとおりネイキッドっぽくもありクルーザーっぽくもある所謂「ナンチャッテアメリカン」の時代ですね。和製クルーザーの創生期。

別の車種の系譜でも言った記憶がありますが、当時の日本メーカーはまだ
「どんなクルーザーが売れるのか?どれだけの需要が見込めるのか?」
探り探りな段階でした。

結論から言うと「中型で乗れるクルーザー」の潜在需要はメーカーの予想を遥かに超える数がいました。当時はまだ大型免許が簡単に取れない限定解除の時代だったしね。

ただ厳密に言えばユーザーが求めていたのはクルーザーというよりはアメリカン。

ところが上で言ったとおりヤマハを始め全メーカーが用意したバイクは全てが”ネイキッドベースの中型で乗れるクルーザー”という状態。

レーサーレプリカブームに巷が熱くなっていた片隅でクルーザー層はモヤモヤしてた・・・そんな時代です。

このVツインが今も続くドラッグスターのエンジンのベースです。似ても似つかないけどドラスタのお爺ちゃん。

主要諸元
全長/幅/高 2140/825/1155mm
シート高 745mm
車軸距離 1410mm
車体重量 173kg(乾)
燃料消費率 43.3km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 11.0L
エンジン 空冷4サイクルOHC2気筒
総排気量 399cc
最高出力 40ps/8500rpm
最高トルク 3.5kg-m/7000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00S19-4PR
後140/90-16(67S)
バッテリー FB12A-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
BP7ES
推奨オイル
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.0L
スプロケ
チェーン
車体価格 473,000円(税別)
系譜図
XV400スペシャル1983年
XV400Special
(26M)
XV400ビラーゴ1987年
XV400Virago
(2NT)
4TR1996年
XVS400
DragStar/Classic
(4TR)
5KP2000年
XVS400
DragStar/Classic
(5KP)
35C2010年
XVS400
DragStar/Classic
(35C)

イントルーダークラシック400(VK56A)ブルバード400(VK57A) -since 2008-

デスペラード400

2008年の排出ガス規制を機にFI化されたイントルーダークラシック400(VK56A)とブルバード400(VK57)

排ガス規制という壁を破り、遅れること無くFI化され存続した事から分かる通り実はコツコツ売れてるんですね。
イントルーダークラシック400でいうと2014年度は229台も売ってます。少ないと思われるかも知れませんが400市場に限って言うと第八位の販売台数です。なんとドラッグスター400に次ぐ人気。

それなのにオーナーの声を聞いていると「愛車はイントルーダー」と言っても分からない人が多いとか・・・ソコソコ売れてるのに知名度ないって悲しい。

2015ブルバード400

ブルバードの方はFI化の更に二年後の2010年にマイナーチェンジチェンジしてて兄貴分のM109Rに習いビキニカウルを付けてヌメヌメ感アップ。

ただどうもインクラ400程の人気は無いみたい。ビキニカウルに倒立フォーク、流れるような近未来感のあるLEDテールやキャストホイールといった独特さが好みの別れる所なのかな?スズキらしいと思うんだけどね。

イントルーダークラシック400ホワイト

こう言うと400クルーザー乗りに怒られるかもしれないんですが、400クルーザーって性能はほぼ団栗の背比べだからほぼ見た目が全てだと思うんですよね。

そんな中で水冷で車体価格が安いわけでもないのにソコソコ売れてるってのを見ると、実はスズキってクルーザーセンスに長けているのでは?と思うわけです。

2015ブルバード

私だけかもしれませんがイントルーダーやブルバードの知名度がこれだけ低いのはスズキは歴史から見てもとにかくスポーツのイメージが強くクルーザーのイメージが皆無に近いからではないでしょうか。

オーナーさんはもう少し声を上げてみてもいいのでは?

国産クルーザーの中では売れてる方ですよ。

主要諸元
全長/幅/高 2500/955/1110mm
[2370/920/1125mm]
シート高 700mm
車軸距離 1655mm
車体重量 275kg(装)
[265kg(装)]
燃料消費率 33.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 15.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 33ps/8000rpm
最高トルク 3.4kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/90-16(67H)
後170/80-15(77H)
バッテリー FTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9
または
X22EPR-U9
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター3.4L
スプロケ
チェーン
車体価格 780,000円(税別)
※キャストホイールは+10,000円
※[]内はブルバード400
系譜図
VK511994年
イントルーダー400
(VK51)
VK521996年
デスペラード400/X/ワインダー
(VK52)
VK542001年
イントルーダークラシック400
(VK54)
VK552005年
ブルバード400
(VK55)
VK56|VK572008年
イントルーダークラシック
(VK56)
ブルバード400
(VK57A)

【関連車種】
Shadow400の系譜DragStar400の系譜REBEL250の系譜DragStar250の系譜

ブルバード400(VK55A) -since 2005-

ブルバード400

わずか二年の命で力尽きてしまったデスペラードの後継モデルとなるブルバード400。

ツインサスはやめたけど倒立サスはやめなかった・・・スズキのスポーツ魂は尽きることが無いのか。

あまりの知名度の無さから名前を日産のブルーバードと間違えてる人が結構居ますね。私もそうでしたゴメンナサイ。ブルバードが正しくて国によってはブールバードもしくはブールバールとも読むそうです。

ちなみに「大通り」という意味なんですが、クルーザーというのは非常にややこしくて国によって名前をコロコロ変えてるんですよね。

スズキで言えばデスペラードをマローダーという名で売ってた国もあれば、デスペラードもイントルーダーも全部ブルバードという名で売ってたりと色々。まあこれはスズキに限った話じゃないんですが。

ちなみにクルーザーの本場アメリカではブルバードで統一してるみたいです。

主要諸元
全長/幅/高 2370/920/1125mm
シート高 700mm
車軸距離 1655mm
車体重量 240kg(乾)
燃料消費率 36.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 33ps/8000rpm
最高トルク 3.4kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/90-16(67H)
後170/80-15(77H)
バッテリー FTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9
または
X22EPR-U9
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター3.4L
スプロケ
チェーン
車体価格 699,000円(税別)
系譜図
VK511994年
イントルーダー400
(VK51)
VK521996年
デスペラード400/X/ワインダー
(VK52)
VK542001年
イントルーダークラシック400
(VK54)
VK552005年
ブルバード400
(VK55)
VK56|VK572008年
イントルーダークラシック
(VK56)
ブルバード400
(VK57A)

イントルーダークラシック(VK54A) -since 2001-

イントルーダークラシック400

コンセプトは「LONG, LOW & BASIC」

デスペラードの反省から再びイントルーダーに戻ったVK54。

造りはデスペラードの事もあってかリジット風のスイングアームにカバー付き正立フォークにシャフトドライブと非常にオーソドックスな造りに。

イントルーダーC800

先代イントルーダーと同じく車体を800と共有してるからトンデモなくデカい。このバイクを見て400だと思う人はまず居ないと思う。それくらいデカいし重厚感が凄い。

数字でいうと全長2.5mもある。隼より40cmも長い。ゴールドウィングより数センチ短いだけ。とても400とは思えない存在感。

多分そこがウケたんだろうね。スティードやドラッグスターほどの大ヒットとは言えないけどスズキクルーザーとしては唯一のヒット車と言っていい。

主要諸元
全長/幅/高 2510/985/1100mm
シート高 700mm
車軸距離 1655mm
車体重量 244kg(乾)
燃料消費率 36.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 33ps/8000rpm
最高トルク 3.4kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/90-16(67H)
後170/80-15(77H)
バッテリー FTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9
または
X22EPR-U9
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター3.4L
スプロケ
チェーン
車体価格 659,000円(税別)
系譜図
VK511994年
イントルーダー400
(VK51)
VK521996年
デスペラード400/X/ワインダー
(VK52)
VK542001年
イントルーダークラシック400
(VK54)
VK552005年
ブルバード400
(VK55)
VK56|VK572008年
イントルーダークラシック
(VK56)
ブルバード400
(VK57A)

デスペラード400/X/ワインダー(VK52A) -since 1996-

デスペラード400

イントルーダーがブームに今ひとつ乗り切れてない事を受けて僅か二年でモデルチェンジというか追加でニューモデルを出したのがこのデスペラード400。

エンジンはイントルーダー400でボディはデスペラード800と同じでイントルーダー400より更にローロングなワイルド系。

ある意味ではスズキクルーザーとして一番知名度はあるかもしれない。

何故ならクルーザーなのに倒立フォークだから。

デスペラード

何でクルーザーなのに倒立フォーク・・・しかもリアもツインサスで駆動もチェーンドライブ。

まだ1980年代頃、日本メーカーがクルーザーをやり始めた頃はネイキッドベースでアップハンにしただけのような俗にいうナンチャッテアメリカンでした。

GSX400L

だから本物のクルーザーを知ってたり求める人達から「何も分かってない」と批判されメーカーもそれを反省。
そしてスティードやドラッグスターといったハーレーになぞる造りに変わり大ヒットしました。当然ながらイントルーダー400もその流れに沿いました。

それなのにこのデスペラード400ときたらそれらを無視して倒立フォーク。しかもチェーンドライブにツインショックにキャストホイールというクルーザーのセオリーを完全に無視したレイアウト。

走行性能の高いクルーザーとしてスズキは出したんだけど、結局ジャメリカンと揶揄されていた昔と同じ轍を踏んでしまうことに。

パフォーマンスにうるさいスポーツメーカーの血が騒いだのでしょうか・・・

ちなみにビキニカウルとアンダーカウルを付けたデスペラード400Xもありました。

デスペラード400X

さらに97年にはマイナーチェンジでクラストップの38馬力を記録しクルーザーにあるまじき速さを持つ事に。

45度Vツインでも可能な限り馬力を求めるとか流石スズキとしか言いようが無いんですが、そんなものを求めている人はあまり居ない事に気付いたのか1999年には俗にいうクラシックモデル的なワインダーが登場。外装にお金を掛けサスペンションは正立になりました。

といってもデスペラード400自体、発売から僅か4年後の2000年に国内販売は終わってたりする・・・人気は言わずもがな。海外では2002年まで売られてたんだけどね。

本当に異端なクルーザーだったんだけど何故か後にブルバードとして復活する。

ちなみにデスペラードとは「ならず者」という意味。もうちょっと何かなかったんだろうか・・・いやそれがいいのか?

主要諸元
全長/幅/高 2370/750/1115mm
シート高 685mm
車軸距離 1650mm
車体重量 214kg(乾)
燃料消費率 38.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 33ps/8000rpm
最高トルク 3.4kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/90-16(67H)
後150/90-15(74H)
バッテリー FTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR8EA-9
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.5L
交換時1.7L
フィルター2.1L
スプロケ 前15|後50
チェーン サイズ520|リンク118
車体価格 629,000円(税別)
※スペックはデスペラード400
系譜図
VK511994年
イントルーダー400
(VK51)
VK521996年
デスペラード400/X/ワインダー
(VK52)
VK542001年
イントルーダークラシック400
(VK54)
VK552005年
ブルバード400
(VK55)
VK56|VK572008年
イントルーダークラシック
(VK56)
ブルバード400
(VK57A)

イントルーダー400(VK51A) -since 1994-

初代イントルーダー400

イントルーダー400シリーズとしては初代となるVK51A

車体がイントルーダー800と共通なだけあり、400には思えない車格に加えローロングでシャフトドライブ。

時代はクルーザーブームの真っ只中でイントルーダーもクルーザーのツボを抑えてはいたんだけど今ひとつ人気は出なかった。

VS400

水冷エンジンだったのが駄目だったのかな・・・背もたれまで標準装備だったし兄であるVS750はソコソコ人気出たんだけどね。

ちなみにイントルーダーは「侵入者」という意味。

主要諸元
全長/幅/高 2255/770/1215mm
シート高 685mm
車軸距離 1650mm
車体重量 216kg(乾)
燃料消費率 38.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 399cc
最高出力 33ps/7500rpm
最高トルク 3.23kg-m/6000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前80/90-21(48H)
後140/90-15(70H)
バッテリー YB16B-A1
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR8EA-9
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.3L
交換時2.4L
フィルター2.8L
スプロケ
チェーン
車体価格 599,000円(税別)
系譜図
VK511994年
イントルーダー400
(VK51)
VK521996年
デスペラード400/X/ワインダー
(VK52)
VK542001年
イントルーダークラシック400
(VK54)
VK552005年
ブルバード400
(VK55)
VK56|VK572008年
イントルーダークラシック
(VK56)
ブルバード400
(VK57A)

EN400ツイン/バルカン(EN400A/B/C) -since 1985-

バルカン400

「Live Sports」

厳密に言うとZ400LTDの後継として登場したバルカン400で年号で言えば本当はGPZ400Sより前に出ています。

エンジンはGPZ400Sと同じくGPZ900Rのエンジンを流用したハーフニンジャと呼ばれるもので

『45ps/9500rpm|最高時速145km/h』

というアメリカンにあるまじきというか、エリミネーターの要素が見え隠れするほどのスペックを持っています。

EN400ツインカタログ写真

もちろんプルバックハンドルやティアドロップタンク、それに駆動ノイズを抑えるベルトドライブなどアメリカンのツボは抑えていますけどね。

ところで先程からハーフニンジャと言っていますが

EN400エンジン

「いや400は倍にしても800じゃん」

って思われている人も多いかと。実はこのEN400は国内向けにショートストローク化したモデルで、それとは別に輸出向けに

『454Ltd|EN454』

というモデルがあったんです。

名前の時点で察せるかと思いますが元ネタはそこから。

EN400カタログ

もう一つ補足するとご覧の通りバルカンっていう名前になってないですよね。

これは1985年に出た最初のモデルはEN400TWINというモデルだったから。バルカンという名前になったには5年後にあたる1990年からなんです。

1985:EN400(EN400A)

1990:バルカン400(EN400B)

1994:バルカン400(EN400C)/スポークホイール

※当初この流れを誤解していましたすいません

EN400Bカタログ

そんなEN400/バルカンなんですが、これが出た当時というのはアップハンにしたネイキッドが主体だったアメリカンブームが落ち着いた頃でした。

そんな時代に出たもんだからEN400はあまり見向きされなかったんだけど、1990年代に入ると再びアメリカンが人気に。

しかし今度の人気はVツインエンジンを積んだローロングボディの本格派アメリカンだった。

バルカン400

そのためカワサキも新設計のVツインを積んだバルカン400(VN400A/B)を開発し1995年から発売。

初代バルカンことEN400はお役御免っていう少しかわいそうなモデルでした。

主要諸元
全長/幅/高 2195/835/1225mm
シート高 745mm
車軸距離 1490mm
車体重量 184kg(乾)
燃料消費率 -km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 11.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 45ps/9500rpm
最高トルク 3.4kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前100/90-19(54S)
後140/90-15(70S)
バッテリー YB12A-A
プラグ DR8ES
または
X27ESR-U
推奨オイル カワサキ純正オイル
または
MA適合品SAE10W-40
オイル容量 全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.0L
スプロケ
チェーン
車体価格 508,000円(税別)
系譜図
GPZ400S1986年
GPZ400S
(EX400A)
EN4001985年
EN400-TWIN
(EN400A/B/C)
KLE4001991年
KLE400
(LE400A)
EX-41994年
EX-4
(EX400B)
R2010年
Ninja400R
(EX400C/D)
ER-4n
(ER400B/C)
2014年
Ninja400
(EX400E/F)
2018ニンジャ4002018年
Ninja400
(EX400G)

Shadow Classic/Custom400(NC44/45) -since 2008-

シャドウ400

2008年の排ガス規制を機にFI化されカスタムとクラシックの2モデルとなったシャドウ400。

旧来のクラシックモデルに加えてカスタムモデルは実質的にシャドウスラッシャーの後継的な立ち位置。といってももう2015年時点で残ってるのはクラシックだけだけどね。

日本はやっぱりディープフェンダーにファットタイヤを履いたクラシックモデルが人気みたいね。

さてしかし、意外なことにこのシャドウ400はホンダ車なのライバル車であるスズキのイントルーダーやヤマハのドラッグスターに販売台数で負けています。ホンダ車でライバル車より不人気なバイクって非常に珍しい気が・・・

シャドウ

やっぱり二本サスが原因かな。

一番人気のドラッグスターは空冷な上にリジッド風サス、二番人気のイントルーダーは水冷だけどリジッド風サス。それらに対してシャドウは水冷で二本サス。

重ねて言いますがなんでスティードではリジッド風サスにしたのにシャドウでは二本サスなのよって話ですけど、ホンダは何も言ってないからシャドウシリーズの始祖である1986年のシャドウ750(RC25)がそうだったからとしか・・・もしくは真似はしないというホンダスピリットの現れか。

そして恐らくこのシャドウ400は2017年の排ガス規制をもって生産終了です。ホンダからも生産終了のお達しが出回ってるみたいです。

兄弟車のVT400S(海外名Shadow RS)に至ってはもう一足先に生産終了しちゃってるし。

VT400S

シャドウ自身も次期型やモデルチェンジの話も今のところ何も・・・だからマイチェンで規制を通してくるのか、無くなるのか分かりません。

エンジンも既にシャドウとシャドウファントムにしか使ってないし、海外はシャドウよりF6BやFURYを押してる感じだから頃合いなのかな。

スピリット・オブ・ザ・フェニックス

でもシャドウは「スピリット・オブ・ザ・フェニックス」ですよ。

不死鳥です。何度倒れようと甦ってくる・・・かも。

というかホンダってスティードもそうだしマグナもそうだけど、何でヒットしたクルーザーって短命なんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2510/920/1125mm
[2445/835/1130]
シート高 660mm
[650mm]
車軸距離 1640mm
[1655mm]
車体重量 255kg(装)
[244kg(装)]
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 14L
エンジン 水冷4ストロークOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 31ps/7000rpm
最高トルク 3.4kg-m/3500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前120/90-17(64S)
[前90/90-21(54S)]
後90/90-21(54S)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
交換時2.5L
フィルター交換時2.6L
スプロケ 前16|後43
チェーン サイズ520|リンク124
車体価格 750,000円(税別)
[730,000円(税別)]
※[]内はシャドウカスタム(NC45)
系譜図
nc121985年
NV400Custom
(NC12)
NC261988年
STEED400
(NC26)
NC341997年
Shadow400
(NC34)
NC402000年
Shadow Slasher400
(NC40)
NC44|NC452008年
Shadow400
Classic/Custom
(NC44/45)

Shadow Slasher400(NC40) -since 2000-

シャドウスラッシャー400

シャドウの派生モデルとして登場したのがこのシャドウスラッシャー400。

シャドウ400との違いは前輪が19インチ化されたことと、外装がシンプル&ショート化されシャドウより3万円ほど安かった。今で言うカスタムモデル。

翌年にはブルハンドル仕様も追加し排ガス規制による生産終了までの8年間シャドウと併売して売られ、最終年にはタンクにフレアパターンの入ったDX仕様が限定で発売されました。

余談だけどシャドウも国によって名前がVTだったりシャドウだったり色々とややこしいんですよねえ・・・

主要諸元
全長/幅/高 2310/795/1060mm
シート高 645mm
車軸距離 1625mm
車体重量 232kg(装)
燃料消費率 40.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 13L
エンジン 水冷4ストロークOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 33ps/7500rpm
最高トルク 3.5kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前110/80-19(59S)
後160/80-15(74S)
バッテリー YTZ10S
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.9L
交換時2.2L
フィルター交換時2.4L
スプロケ 前16|後44
チェーン サイズ520|リンク124
車体価格 629,000円(税別)
系譜図
nc121985年
NV400Custom
(NC12)
NC261988年
STEED400
(NC26)
NC341997年
Shadow400
(NC34)
NC402000年
Shadow Slasher400
(NC40)
NC44|NC452008年
Shadow400
Classic/Custom
(NC44/45)

Shadow400(NC34) -since 1997-

シャドウ400

「SPIRIT OF THE PHOENIX」

スティードとは別にクラシックモデルとして登場したのがシャドウ。

日本でアメリカンといえば今でこそクラシッククルーザーが標準だけど当時はまだそこまで確立していなかった。

それにホンダはスティードがバカ売れしてたんだけど何でスティードとは別に新しいクラシックスタイルのクルーザーを出したかといえばライバル車の出現があったから。

94年にはチョッパースタイルのイントルーダー400、そして96年にはもはや王道のドラッグスター400が登場。

それまでのライバル不在な状況じゃなくなったんだね。

初代シャドウ400

んでシャドウの特徴なんだけどやっぱりツインサス。

これがねえ・・・何でスティードはリジッド風だったのにシャドウでツインサスにしちゃったのよって話なんですが、ホンダとしてはボリューム感を出したかったみたい。

あと名前の由来ですけど「ワイルド」「渋い大人」のイメージを持たせるためだとか。

主要諸元
全長/幅/高 2455/945/1105mm
シート高 695mm
車軸距離 1625mm
車体重量 242kg(装)
燃料消費率 34.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 14L
エンジン 水冷4ストロークOHC2気筒
総排気量 398cc
最高出力 33ps/7500rpm
最高トルク 3.5kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前120/90-17(64S)
後170/80-15(77S)
バッテリー FTX14-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(SAE10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.9L
交換時2.2L
フィルター交換時2.4L
スプロケ 前16|後44
チェーン サイズ520|リンク124
車体価格 629,000円(税別)
系譜図
nc121985年
NV400Custom
(NC12)
NC261988年
STEED400
(NC26)
NC341997年
Shadow400
(NC34)
NC402000年
Shadow Slasher400
(NC40)
NC44|NC452008年
Shadow400
Classic/Custom
(NC44/45)