GSX1100E-since 1979-

GSX1100E

GSX1100Sの親・・・というか兄弟と言うべきバイク。

時代はスペックインフレの真っ只中でスズキがそれに応えるべく出した新設計TSCC(Twin Swirl Combustion Chamber)エンジンを積んだハイスピードバイクで、一応GSX1100S KATANAはこのモデルの派生として登場する。

よく見ると分かるけど、エンジン以外にもホイールやマフラーもKATANAに流用されている。

スズキとして渾身のフラッグシップモデルだったわけだけど今ひとつインパクトに欠けるということで、このバイクをベースにもっと近未来感のあるバイクを作ろうとして生まれたのがKATANAというわけです。

主要諸元
全長/幅/高 2245/870/1190mm
シート高 805mm
車軸距離 1520mm
車体重量 243kg(乾)
燃料消費率
燃料容量 19.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 1075cc
最高出力 105ps/8700rpm
最高トルク 8.7kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.50-V19-4PR
後4.50-V17-4PR
バッテリー 14AHL-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DR9EA
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.2L
スプロケ 前15|後42
チェーン サイズ630|リンク96
車体価格
系譜図
GSX1100E 1979年
GSX1100E
GSX1100SX 1981年
GSX1100S
KATANA Prototype
(SX)
GSX1100SZ

1982年
GSX1100S
KATANA
(SZ)

GSX1100SD

1983年
GSX1100S
KATANA
(SD/SE)

GSX1100SAE

1987年
GSX1100S
KATANA
(SAE/SBE)

GSX1100SL_SM 1990年
GSX1100S
KATANA/Anniversary
(SM/SL/SSL)
GSX1100SR

1994年
GSX1100S
KATANA
(SR)

GSX1100SY

2000年
GSX1100S
KATANA
FINAL EDITINON
(SY)

katana

2019年
GSX1000S
KATANA
(GT79B)

GSX-S1000(EK1AA) -since 2021-

2021GSX-S1000

「The Beauty of Naked Aggression」

2021年8月に初のフルモデルチェンジを果たし二代目となったGSX-S1000/EK1AA型。

最初に変更点を上げると

・デザインの刷新
・エンジン出力の見直し(EURO5対応)
・ハンドルを23mm広く20mm手前に変更
・新型液晶メーター
・電子制御スロットル
・トラクションコントロールを3段階から5段階へ
・3段階のライディングモード(出力モード)
・双方向クイックシフター
・新型アシストスリッパ―クラッチ

などなどとなっています。

一番目につくのはやはりデザインで、大変貌を遂げました。

フロントフェイス

ヘッドライトはモノフォーカス(小型プロジェクター)式LEDを縦に並べた無機質デザインへと変更。サイドシュラウドもダウンフォースを稼ぐウイングレットを備えています。

ネイキッドにウイングレットなんて要らないだろうとツッコミたくなりますが、元がGSX-R1000と考えれば不思議でもない。ただ恐らくこれの一番の狙いはデザイン。

デザイナーの村上さんいわく

「戦闘機がモチーフ」

との事で、その演出の意味も兼ねているんだと思われます。

GSX-S1000デザイン

ここまでゴリゴリな無機質デザインになったのも納得ですね。

ただそれと同じくらい注視しないといけないのが中身というか性格。具体的にいうと電子制御スロットルです。

電子制御

今さら説明するまでもない話ですが、ライダーがスロットルを捻るとワイヤーが直接スロットルバルブを開く機械式から、捻った量を電気信号に変えてECUに送り、演算してモーターが代わりに開ける電子式なのが電子制御スロットル通称電スロ。

燃料噴射装置(キャブからFI)に次いで、遂にスロットルまで完全制御化に置くという技術革新。

「ライダーとマシンのアクセルを1:1にしない事が可能」

というメリットがあります・・・これ一見すると悪い事のように思えるけどそうじゃない。

一番わかりやすいのが低速域でのシーン。アクセルを一旦閉じてエンジンが低回転になった時にライダーがグイっとアクセルを捻ると、エンジンの吸入が弱いので上手く吸えず重点効率が落ちてしまうモタツキのような問題(オーバーベンチュリ)が起こってしまう。

更にパワーが出ないからと増すようにアクセルを捻ってしまうと、遅れて想定以上のパワーが出てしまい置いて行かれる感覚、俗にいうドン付きが起こる。

これを回避する方法としては

・アクセルを握りこむよう丁寧に早めに開ける

・アクセルを完全には閉じない(フューエルカットを防ぐ)

等の方法があるんですが、頭では分かっていても実行するのは相当上手い人じゃないとなかなか難しい。

エンジン性能曲線

これを電子制御スロットルがカバー(トルクマネジメント)してくれるというわけ。

この恩恵は乗れば一発で分かります。ストリート走行において最も大事である低中速が恐ろしいほどスムーズになっているから。

GSX-S1000リア

ただ電スロ化によるメリットはもう一つあります。それは幅広いエンジン性能の演出。

俗にいうパワーモード切替なんですが、それまでFIやセカンダリスロットルバルブなどによる制御でやっていた事が、メインスロットルバルブでも出来るようになるので幅が物凄く広くなる。

じゃあGSX-S1000/EK1AA型がどうなったかというと、まずAモードは先代と同じく、本当にGSX-R1000(K5)を剥いただけの正真正銘ストリートファイターなハッチャ系。

Bモードはそれを少し穏やかにしている特性。とはいえこれでも十二分に首を持っていかれる。

出力モード

そしてそれを更に穏やかにしたCモード・・・これが目から鱗というか、一番の狙いだったんじゃないかと思うほどの要素。というのも、このCモードはパワーカーブを見てもらうと分かる通り直線的で順当なリッタースポーツバイク的な特性になっている。

何度も言いますがGSX-S1000はGSX-R1000のエンジンがベースなので、パワーバンドに差し掛かった瞬間、2段ロケットのようなえげつない加速をする。

これこそが初代で言われた

『GSX-R1000の牙』

なんですが、そんな特性だから豹が描かれるのも納得な野性味あふれる凶暴性があった。それが今回、先代同様に豹モードはAモードに据え置きつつ、ルーズさは受け入れてくれるCモード、例えるなら野良猫モードが加わったおかげでストリートにおける懐の広さが大きくなった。

The Beauty of Naked Aggression

出力モード切り替え機能自体は珍しくもなんともないんですが、GSX-S1000はあまりにもAモードが牙むき出しだからこそCモードの落差というか高低差が際立っている。

もしかしたら2022年に生産終了となったGSX-S750の受け皿という狙いもあったのかも知れないですね。正直日本のストリートで乗るならS750の方が向いていると思うのですが、やはり心情的な事から試乗ではS1000の方が圧倒的に人気でした。そりゃ誰だって使う使わない関係なく、どうせ乗るなら最速級に乗りたいのが心情というもの。

今回のモデルチェンジは電子制御スロットルと出力モードによって、そこを大きくカバーしてある。

「150馬力の最速級をストリートでストレスなく乗りたい。」

というワガママに最大限応えたモデルチェンジかと。

カタログ写真

ただ一つ難点として、メーターが暗くて見えにくいという問題がありますが、これはきっと

「メーターなんて見るな。本能のままに走れ。」

というスズキからのメッセージではなかろうか。

主要諸元
全長/幅/高 2115/810/1080mm
シート高 810mm
車軸距離 1460mm
車体重量 214kg(装)
燃料消費率 16.6km/L
※WMTCモード値
燃料容量 19.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 998cc
最高出力 150ps/11000rpm
最高トルク 10.7kg-m/9250rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後190/50ZR17(73W)
バッテリー FT12A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EIA-9
または
IU27D
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前17|後44
チェーン サイズ525|リンク116
車体価格 1,300,000円(税別)
系譜図
GSX-S1000 2015年
GSX-S1000
(GT79A/GT79B)
GSX-S1000F 2015年
GSX-S1000F
(GT79A/GT79B)
2001GSX-S1000 2021年
GSX-S1000
(EK1AA)
GSX-S1000gt 2022年
GSX-S1000GT
(EK1AA)

GSX-S1000(GT79A/GT79B) -since 2015-

2015GSX-S1000

「The spirit of GSX-R Ready for street」

スズキが2015年に出したGSX-S1000/GT79A型。

最初に主な特徴をあげると

・直列四気筒エンジン

・988cc/145馬力

・3モード+OFF機能付きトラコン

・ABS及びbremboモノブロックキャリパー

・シート高810mm

・多機能フルLCDメーター

などなどで、一言で表すと

『GSX-R1000のストリートバージョン』

と言えるんですが、スズキにしては珍しくスペシャルサイトを作ったりメディア露出が多かったりした事からも分かる通り、これまでにない方向性に力を入れた力作モデル。

GSX-S1000コンセプトデザイン

ロングセラーになっているのも納得という話なんですが、そこら辺を少し解説しようと思います。

ベースとなっているのは2005年に登場した今もなお名車の呼び声高いGSX-R1000のK5型。

K5ネイキッド
内部

ただこうやって並べてみると分かる通りベースとなっているのはほぼエンジンだけで、スイングアームはGSX-R1000/L2のもの、そしてメインフレームはGSX-S1000専用に開発されています。

本当はメインフレームもGSX-R1000の物をそのまま使う予定だったものの、それでは剛性が高すぎてストリートには合わないということで新設計された経緯があります。

S1000デザインスケッチ

そして同時にここにちょっとしたドラマがある。

設計開発が終わりかけた時にデザイン担当の田村さんが

「どうしても納得出来ないからもう一度設計させて」

と本来ならもう修正不可能な土壇場でまた開発をやり直してるんです。何処に納得出来なかったのかというとエンジンを固定するエンジンハンガーと呼ばれる部分。

エンジンハンガー

写真のちょうど真ん中シリンダーブロックの後ろ側。

ここはエンジンとフレームの剛性を橋渡しする非常に重要な部分。だからここを変えるということはフレームやエンジンなどメンバーを全て見直す事になる。それでも作り直すと言い出し実際にやった。

なんでそんな事したのかっていうと

「もっと美しく仕上げたい」

という理由から。そうして作り直されたのがこの起伏あるものの陰影の流れをスムーズにしているエンジンハンガー。

GSX-S1000リアショット

GSX-S1000は外装デザインはもちろんこういった細かいところにまで余念のない意匠が凝らしてある。

それだけあって手掛けたデザイナーの田村さんも

「ここまで色々こだわってデザインさせてもらったのは初めて。凄く思い入れがあるバイクになった。」

との事。

GSX-S1000フロント

まあエンブレムの位置を見れば如何にデザインにこだわったかが分かりますよね。こんなところに付けるなんて早々許される事じゃない。

そしてこれがGSX-S1000がこれまでのモデルとは明らかに違うところ。

スズキのスポーツバイクというと一にも二にも先ず

『絶対的な速さありき』

が当たり前だった。でもGSX-S1000はそういう造りをしていないんです。

これは性能面でもそうで、このGSX-S1000は低中速を太らせるというありきたりなストリート向けの改良をしていない。

エモーショナルGSX-S1000

「どれだけエモーショナルに出来るか」

という事に重点を置いて開発されてる。

例えばストリート志向にする場合カムといってエンジンのバルブを動かす部品を中低速寄りな形状(カムプロフィール)を変更するのがベター。

カムプロフィール

そうやってパワーカーブを良い塩梅に持っていくんです・・・が、GSX-S1000は違った。

「どのカム形状が1番良い音を出すか」

という事を重点に置いて開発してる。カムを変えるということは管楽器でいうところの吹き方を変えること同義なので音色がコロコロ変わるからです。

絶対的な性能を引き出す事を第一にするのではなく音質を引き出すためにカムを変えるという前代未聞な開発。そうして造られたいわば

『高音質カム』

がこのGSX-S1000には積まれてる。ちなみにエキゾーストパイプやサイレンサーなども同様です。

「それでどういう音色を出すようになったのか」

って話ですが、これはエンジンを掛けた瞬間に誰でも分かります。

S1000壁紙

誇張なしで本当に、誰でも、乗るまでもなく分かる。

何故こんな事が出来たのかといえばそれはもちろんGSX-R1000という有り余るパワーを持つエンジンがベースだったから。多少パワーを落としてもストリートなら何の問題も無かったから可能だったという話。

「じゃあ性能は大したこと無いのか」

っていうと145馬力なのを見れば分かる通りそんなことはないのは勿論のこと、性能面でもエモーションにも様々な意匠が施されてる。

例えばGSX-S1000は低域から高域までフラットにトルクが出るようにセッティングされています。それだけ聞くと面白くないと思うかも知れませんが、これはつまり開けたら開けただけ遠慮なく(溜めがなく)スコーンとパワーが出る。徐々にパワーが出るプログレッシブ(二次曲線的)な特性じゃない。

アップライトなポジションのリッターで出だしからずっと捻っただけパワーが出続けるっていうのは言葉で言うのは簡単だけどなかなかクレイジー。

GSX-S1000

スズキがGSX-S1000をヒョウ(豹)に例えているのもここにあります。

元々はもう少しストリートでの使い勝手を考えて万人受けする出力特性にする予定だったものの、その試作機を乗ってみると全くもって楽しくなかった。

「GSX-R譲りの牙が削ぎ落とされている」

という事が分かり、万人受けするストリートファイターという路線を中止。

S1000牙

「GSX-Rの牙を感じ取れるストリートモデルにしよう」

となり、捻れば捻っただけリッター相応のパワーが出るエンジンと、そんな特性を積極的に活かしてアクセルワークでコントロールするハンドリングにした。

だからこれ人によっては落ち着きがないとかアクセルワークがシビアだとか感じるかもしれない。

開発された方々も

「GSX-S1000はベテランがメインターゲット、ビギナー向けにはGSX-S750を開発した。」

と正直に話しています。

つまり逆に言うとリッター慣れしているベテランライダーにはたまらない特性という事でもある。そんなもんだから社内のジムカーナ好きからも

「これはジムカーナ最速車だ」

とか絶賛されたそう。

これがGSX-S1000が豹と言える部分であり、これまでにない方向性に力を入れた力作といえる部分。

GSX-S1000/GT79B

『俊敏かつ可憐かつ獰猛なエモーショナルバイク』

というのがGSX-S1000というわけ。

そんなGSX-S1000はそんな特性と税別100万円ちょっとというコストパフォーマンスが世界中で評価され、2018年時点で世界累計3万台超とスズキとしては本当に久しぶりとなるロングセラービッグバイクになりました。

ちなみにモチーフになってるヒョウですが、古代ローマ時代では

「芳しい香りを放ち、吸ってしまったものを魅了する」

と言われていたんだそう・・・これも本当にGSX-S1000にピッタリですよね。

スズキGSX-S1000

ふらっと寄ったショップでGSX-S1000が出す雰囲気や音に魅了されてしまいハンコを押してしまった人は間違いなく多いかと。

参考
スズキGSX-Sスペシャルコンテンツ各種|GSX-S完全ファイル(ヤエスメディアムック)

主要諸元
全長/幅/高 2115/795/1080mm
シート高 810mm
車軸距離 1460mm
車体重量 209kg(装)
燃料消費率 19.2km/L
[18.7km/L]
※WMTCモード値
燃料容量 17.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC四気筒
総排気量 998cc
最高出力 145ps/10000rpm
[148ps/10000rpm]
最高トルク 10.7kg-m/9500rpm
[10.9kg-m/9500rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後190/50ZR17(73W)
バッテリー FT12A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR9EIA-9
または
IU27D
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.4L
交換時2.8L
フィルター交換時3.2L
スプロケ 前17|後44
チェーン サイズ525|リンク116
車体価格 1,033,000円(税別)
[1,048,000円(税別)]
※[]内は18以降(GT79B)

年次改良

2017年:スリッパークラッチ及び3馬力アップ(GT79B型)

2019年:スロットルケーブルガイドをKATANAと同じ物に変更

系譜図
GSX-S1000 2015年
GSX-S1000
(GT79A/GT79B)
GSX-S1000F 2015年
GSX-S1000F
(GT79A/GT79B)
2001GSX-S1000 2021年
GSX-S1000
(EK1AA)
GSX-S1000gt 2022年
GSX-S1000GT
(EK1AA)

GSX-S125(DL32B)-since 2017-

GSX-S125

「The spirit of GSX-R ready for street」

2017年に登場したスズキのGSX-S125/DL32B型。

・前後17インチ
・水冷DOHC単気筒15馬力エンジン
・新設計バックボーンフレーム
・六速ミッション
・ABS標準装備
・液晶デジタルメーター

などなど紛れもなくフルスペック125といえる形で鮮烈デビューを飾りました。

GSX-S125のこのパワフルなエンジンは製造国でもあるインドネシアでスポーツモデルとして売られ絶大な人気を得ているサトリアF150というモデルに使われているものがベースになります。

サトリア150

これに使われているエンジンをベースにストロークを7.6mm下げ、メッキシリンダー加工による耐摩耗性と耐熱性を向上させたものを搭載。

これにより上までキッチリ回る

『15馬力/12000rpm』

という125としては上限とも言える馬力を叩き出す事を達成。

エンジン

ちなみになんで上限と言えるか補足すると、GSX-S125のメイン市場は日本と欧州になるんですが、欧州では125ccは15馬力が日本で言う原付免許の上限だから。

このようにエンジンは基本的に既製品を流用しコストを抑えたことで125としてトップパフォーマーを誇りつつも車体価格は約33万円と抑えた・・・だけじゃないのが凄いところ。

GSX-S125は実は15馬力エンジンに負けないくらい車体の方にコストが掛けられているんです。

フレーム

まずなんと言ってもメインフレームで、GSX-S125(と一部の国向けの150)のためだけに開発された完全新設計のバックボーンタイプという骨格を持っているわけですが、フルサイズ125にも関わらず

・装備重量でわずか133kg
・ホイールベースが1300mmと極端に短い

という尖った要素を持つ事が可能となったのは紛れもなくこれのおかげ。

諸元

250など上のクラスと車体を共有するのではなく

「専用フレームをわざわざ新設計したから」

にあります。

これだけホイールベースが短いにも関わらずクイックさはそのままに17インチらしい素直な操安性を確保しているのも、そしてシートがかなり絞られ脚付きやポジションが悪くないのも全ては専用フレームありきで開発されたからという理由が大きい。

更にダメ押しとなるのが、クイックさと操安性を両立させるためダンロップと協力し専用タイヤ(D102)まで開発し、それを支えるリアサスペンションもこのクラスとしては非常に珍しくリンク式サスペンションを採用。

リンク式サスペンション

DOHCの15馬力エンジンに専用フレームで、リンク式モノサスで17インチにも関わらず133kgと相当軽い。

『お下がりじゃない17インチ125スポーツ』

と言える本当に文句のつけようが無い125。それでいて車体価格が35万円程度というのは流石スズキ。

初っ端にして全力、気合入れすぎとさえ言えるもので、どうしてここまでのモデルを用意したのかって話。アジアで需要が増しているレースを含む市販車スポーツ需要(あっちは主に150)に応えるためだろうと思っていたんですが、理由はそれだけではなく答えの一つは装備にありました。

電装系

GSX-S125はLEDヘッドライトはもちろん、メーターもフル液晶ディスプレイ。加えて立派なアンダーカウルまで標準装備されている。正直ここまでの装備は不要じゃないのかとさえ思えるんですが、何故そこまでしたのかというと

カタログ写真

「俺はGSX-S125を買うんだ」

と言いながら開発していたメンバーが、車体設計を始め多く居たからという単純な話。※GSX-S完全ファイルより

主要諸元
全長/幅/高 2000/745/1035mm
シート高 785mm
車軸距離 1300mm
車体重量 133kg(装)
燃料消費率 44.7km/L
※WMTCモード値
燃料容量 11.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC単気筒
総排気量 124cc
最高出力 15ps/10000rpm
最高トルク 1.1kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前90/80-17(46S)
後130/70-17(62S)
バッテリー FTZ5L-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CPR8EDX-9S
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.5L
交換時1.3L
フィルター交換時1.4L
スプロケ 前14|後45
チェーン サイズ428|リンク122
車体価格 328,000円(税別)
系譜図
GSX-S125 2017年
GSX-S125
(DL32B)
GSX-R125 2018年
GSX-R125
(DL33B)

GSR250(GJ55D)-since 2012-

GSR250

コンセプトは「QUARTER SPORT」

先代(と言えるのか微妙だけど)GSX250E KATANAから30年近く経ってから登場したスズキ久しぶりのパラツインエンジンを積んだGSR250

このバイクは元々中国向けにスズキが作ったもので、日本やEUといった先進国へのセールスに対しては消極的というかオマケだった。

GW250

ところがそんなGSR250を見た先進国ユーザー達から思わぬ反響があり、売り出したらやっぱり反響良くてグローバルモデルに昇格したというちょっと特殊な生い立ち。

ちなみに作ってるのは中国ですけど開発設計は日本です。そのせいか中国やアメリカではGW250、EUではINAZUMA250、そして日本ではGSR250と車名も多種多様。

イナズマ250

導入が先進国の中でも比較的遅かった日本に至っても反響は大きく、蓋を開けてみたら目標販売台数の二倍以上の台数を売り2013年126~250cc部門で販売台数2位というセールスを記録しました。

もともと中国向けに作られている事から

『頑丈・安い・トルクフル』

っていう実用性のツボを完璧に押さえたバイク。

ある意味ではスズキらしいコストパフォーマンスに全力なモデルなんですがそれにしても

「これは売れる」

と自信を持って送り出したGSR兄弟のB-KINGやGSR400/600は売れず

GSR兄弟

「これは売れないだろ・・・」

と思ってた末っ子のGSR250が売れたという現実は何だかな。

主要諸元
全長/幅/高 2145/760/1075mm
シート高 780mm
車軸距離 1430mm
車体重量 183kg(装)
燃料消費率 29.2km/L
※WMTCモード値
燃料容量 13.0L
エンジン 水冷4サイクルSOHC2気筒
総排気量 248cc
最高出力 24ps/8500rpm
最高トルク 2.2kg-m/6500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前110/80-17(57H)
後140/70-17(66H)
バッテリー YTX9-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR7E
または
U22ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.4L
交換時2.1L
フィルター交換時2.4L
スプロケ 前14|後46
チェーン サイズ520|リンク116
車体価格 418,000円(税別)
系譜図
GSX250E1980年
GSX250E(GJ51B)
GSX250T/L1981年
GSX250L/T(GJ51A)
GSX250Eカタナ1982年
GSX250E KATANA(GJ51B)
INAZUMA2502012年
GSR250(GJ55D)
GSR250s2014年
GSR250/S/F(GJ55D)
GSX250R2017年
GSX250R(DN11A)

GSX250E KATANA(GJ51B)-since 1982-

GSX250Eカタナ

元祖250カタナことGSX250E KATANA

スズキのカタナといえば誰もがあの形を思い浮かべるけど実は250で最初に出たカタナはこのモデルです。

有名なあのカタナの250版GSX250S KATANAは10年後の91年発売。

「全然カタナっぽくない」

と思う人が大半でしょう。

それは恐らく最初に出たKATANAでありGS650Gの印象が無いから。

GS650G

本当にこのバイクをカタナとして売っていた事を信じられない人もいると思うので当時のGS650Gのカタログ表紙も載せてみます。

GS650Gカタナ

ちゃんとカタナって書いてあるでしょ。

もう恐らく殆どの人が忘れて話に出る事も無いでしょうが。

KATANA250E

とまあそんなこんなでカタナになったGSX250Eだけど、跨って上からタンクを見るとノッペリしてる様から「ザリ」から進化して「ゴキ」という愛称で親しまれました。

ゴキっていうのはみなさんご存知Gです。

ユーザーに愛称を付けられるって名誉な事だけど、こんな愛称だと素直に喜んで良いものか考えものですね。

GSX250Eビキニカウルモデル

翌年にはビキニカウルを付けたモデルも登場しました。

でもこのゴツい見た目や走行性能の良さに加え安かった事が災いしてか、暴走族にも人気が出てしまった。

スズキがこのモデルを最後に後継を出さなかったのはそういう経緯から生まれた三ない運動によるものが大きかったのかもしれない。

主要諸元
全長/幅/高 2100/755/1115mm
シート高 755mm
車軸距離 1410mm
車体重量 157kg(乾)
燃料消費率 45.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 249cc
最高出力 29ps/10000rpm
最高トルク 2.2kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.60S18-4PR
後4.10S18-4PR
バッテリー FB10L-A2
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.5L
スプロケ 前14|後47
チェーン サイズ520|リンク110
車体価格 359,000円(税別)
系譜図
GSX250E1980年
GSX250E(GJ51B)
GSX250T/L1981年
GSX250L/T(GJ51A)
GSX250Eカタナ1982年
GSX250E KATANA(GJ51B)
INAZUMA2502012年
GSR250(GJ55D)
GSR250s2014年
GSR250/S/F(GJ55D)
GSX250R2017年
GSX250R(DN11A)

GSX250T/L(GJ51A/E)-since 1981-

GSX250E

先に紹介したGSX250Eの好評に気を良くしたスズキが出した派生モデルになるGSX250TとGSX250L

Traditionalの頭文字を取ったT型は文字通り旧来のオーソドックスネイキッドモデル。

GSX250L

L型はLuxuryのLで当時プチ流行していたナンチャッテアメリカン。

両車の違いはハンドルくらいだったりするんだけど、TとLどちらも83年にベースのE型がモデルチェンジしたのを機に廃盤となったから僅か3年ほどしか売られてない。

T型ですらどちらかと言えばマイナーなのに更にマイナーなバイク。

主要諸元
全長/幅/高 2055/840/1105mm
シート高 745mm
車軸距離 1410mm
車体重量 154kg(乾)
燃料消費率 43.5km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 16.0L
エンジン 空冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 249cc
最高出力 29ps/10000rpm
最高トルク 2.2kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.00S18-4PR
後3.50S17-4PR
バッテリー FB10L-A2
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.5L
スプロケ
チェーン
車体価格 329,000円(税別)
※スペックはGSX250T
系譜図
GSX250E1980年
GSX250E(GJ51B)
GSX250T/L1981年
GSX250L/T(GJ51A)
GSX250Eカタナ1982年
GSX250E KATANA(GJ51B)
INAZUMA2502012年
GSR250(GJ55D)
GSR250s2014年
GSR250/S/F(GJ55D)
GSX250R2017年
GSX250R(DN11A)

GSX250E(GJ51B)-since 1980-

GSX250E

ホントのところを言うとこのバイクとGSR250やGSX250Rはほとんど繋がりは無いんだけど、同じスズキのパラツイン250ということでご紹介しようと思います。

時はさかのぼって70年代、スズキはGSシリーズやGTシリーズなど大型では名車を生んでたんだけど中型の方ではデザインの面で他社に引けを取っていた。

「スズキのバイク=実用バイク」

というイメージがユーザーに定着していたんです。

そんなイメージを払拭するために作り出されたスズキ初の4st250がこのGSX250E(通称ザリ)

ザリっていうのは「タンクの形状が丸みを帯びててザリガニみたい」という印象からユーザーの間で広まったアダ名で決してスズキが名付けたわけじゃない。

ザリ

ザリガニみたいと聞くと評判は良くなかったのかと思うかもしれないけどそれは逆で
「戦闘機スタイル」と言われスズキらしからぬデザインが好評だった。

しかしGSX250Eの素晴らしいところはデザインだけではありません。

GSX250E

当時250は400のお下がりが基本だったから「遅くて重い」が当たり前だったんだけど、スズキは中型部門で巻き返しを図るために兄貴分であるGSX400Eとは別に250専用設計のフレームを用意。

斬新なデザインと250専用設計で軽いという二つのアピールが販売面で功を奏したわけです。

主要諸元
全長/幅/高 2060/755/1090mm
シート高
車軸距離 1360mm
車体重量 153kg(乾)
燃料消費率 45.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 14.5L
エンジン 空冷4サイクルDOHC2気筒
総排気量 249cc
最高出力 29ps/10000rpm
最高トルク 2.2kg-m/8000rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前3.60S18-4PR
後4.10S18-4PR
バッテリー FB10L-A2
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.5L
スプロケ 前14|後47
チェーン サイズ520|リンク110
車体価格 320,000円(税別)
系譜図
GSX250E1980年
GSX250E(GJ51B)
GSX250T/L1981年
GSX250L/T(GJ51A)
GSX250Eカタナ1982年
GSX250E KATANA(GJ51B)
INAZUMA2502012年
GSR250(GJ55D)
GSR250s2014年
GSR250/S/F(GJ55D)
GSX250R2017年
GSX250R(DN11A)

Bandit1250S/F(GW72A後期)-since 2015-

2015年式bandit1250s

「All Round Performer」

マイナーチェンジが入ったbandit1250の最終モデルになるGW72A後期型。

主な変更点はアイドルの回転数を調整するISC(アイドルスピードコントロール)とSモデルのハーフフェアリング造形の変更。

バンディット1250フェイス

ラジエーターまで覆い隠すほど伸びたヨーロピアンチックな物になり、エンジンとホイールに次いでハンドル周りまでブラックアウト化して引き締まった印象に。

2015年式バンディット1250F

しかし残念な事に2018年の排ガス規制強化に伴い生産終了となってしまいました。

GSX-Sの登場でお役御免という形でしょうか。

最後に少し小言。

バンディット1250はスズキのネイキッドとしては代表作と言ってもいいほどの物だったんですが、ライバル勢と比べると少し影が薄かったのも事実。

2010年式GSF1250

でもですね、そこら辺のインプレサイトでもいいし実際に乗ったことがある知人でもいいのでbandit1250の感想を聞いてみてください。

下取りが安いという事を除けば悪い意見はほぼ聞かないと思います。

このbandit1250は本当にビッグネイキッドにあるまじき乗りやすさと楽しさを兼ね備えていたんですよ。

bandit1250ファイナル

それが何故かといえば、ビッグネイキッドなのにモノサスだから。そしてビッグネイキッドなのにSSのようなコンパクトさをもったエンジンとボディだから。

2018年式bandit1250

bandit1250はビッグネイキッドであることを魅せるのではなく、ビッグネイキッドとしての走りで乗り手を魅せるバイクでした。

主要諸元
全長/幅/高 2130/790/1235mm
{2130/790/1245mm}
シート高 790~810mm
車軸距離 1480mm
車体重量 252kg(装)
{256kg(装)}
燃料消費率 27.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 19.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 1254cc
最高出力 100ps/7500rpm
最高トルク 10.9kg-m/3500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後180/55-17(73W)
バッテリー FT12A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6E/CR7E
または
U20ESR-N/U22ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター交換時3.5L
スプロケ 前18|後41
チェーン サイズ530|リンク116
車体価格 1,030,000円(税別)
{1,070,000円(税別)}
※{}内はバンディット1250F
系譜図
GSF12001995年
GSF1200/S
(GV75A/B)
イナズマ12001998年
INAZUMA1200
(GV76A)
Bandit1200/S2000年
Bandit1200
(GV77A)
2006Bandit1200/S2006年
Bandit1200/S
(GV79A)
Bandit1250/S2007年
Bandit1250/S/F
(GW72A)
Bandit1250後期2015年
Bandit1250/S/F
(GW72A後期)

【関連車種】
CB1300の系譜XJR1300の系譜ZRX1200DAEGの系譜

Bandit1250/S(GW72A)-since 2007-

2007年式バンディット1250

「フルバンクで行く週末」

先代と入れ替わる様に登場した新世代のバンディットことbandit1250のGW72A型。

最大の特徴は何と言っても水冷になったこと。

バンディット1250エンジン

わざわざバンディットの為だけに造った専用開発エンジン。

先代よりもストロークが5mm長く、シリンダーもメッキ化し圧縮比もアップ。

そして微振動を打ち消すバランサーを搭載していながら『10.9kg-m/3500rpm』という太いトルクを発生。

GW72Aエンジン

もちろんFI化とデュアルスロットルバルブSDTV(Suzuki Dual Throttle Valve)という新技術搭載で非常に調教されたスムーズさ。

見た目はほとんど同じなんだけど先代までの1200とこの1250は本当に別物です。

先代が古き良きゴリゴリ感があったのに対し、このモデルは本当にスムーズでヒュンヒュン回る。皆さんが漠然と思う油冷(空冷)と水冷のイメージをそのまま研ぎ澄ましたような形。

Bandit1250とBandit1250S

ちなみにみんな丸目バンディットを見たことが無い事からも分かるように人気はSに集中し、丸目モデルは発売から二年ほどでラインナップから消えました。

と思ったら2011年からイメチェンして再登場。

2011年式Bandit1250

グラディウスっぽいヘッドライドに新デザインのフレームネックカバー。

更にブラックアウトエンジン(※以降の全モデル)やクリアレンズに専用テールなど色々と手が加えられましたが・・・反対に人気を呼んだのが同時期に発売されたFモデル。

Bandit1250F

GSX-Rかと見紛うルックスのフルカウルモデルです。ちなみに北米などでは名前もGSX1250F。

こちらはバーハンの楽ちんGSX-R1250の様なものなのでコンスタントに1000台/年ほどの人気を獲得。

無印ネイキッドには申し訳ないけど、この偏り方バンディットのコンセプトと人気の理由をよく表していますよね。

Bandit1250S

「ビッグネイキッドに必要なのは優れたオールラウンド性」

っていう。

主要諸元
全長/幅/高 2130/790/1095mm
[2130/790/1235mm]
{2130/790/1245mm}
シート高 790~810mm
車軸距離 1480mm
車体重量 250kg(装)
[252kg(装)]
{256kg(装)}
燃料消費率 27.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 19.0L
エンジン 水冷4サイクルDOHC4気筒
総排気量 1254cc
最高出力 100ps/7500rpm
最高トルク 10.9kg-m/3500rpm
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前120/70-17(58W)
後180/55-17(73W)
バッテリー FT12A-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
CR6E/CR7E
または
U20ESR-N/U22ESR-N
推奨オイル スズキ純正
エクスター
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.7L
交換時3.0L
フィルター交換時3.5L
スプロケ 前18|後41
チェーン サイズ530|リンク116
車体価格 950,000円(税別)
[980,000円(税別)]
{1,040,000円(税別)]
※[]内はバンディット1250S
※{}内はバンディット1250F
系譜図
GSF12001995年
GSF1200/S
(GV75A/B)
イナズマ12001998年
INAZUMA1200
(GV76A)
Bandit1200/S2000年
Bandit1200
(GV77A)
2006Bandit1200/S2006年
Bandit1200/S
(GV79A)
Bandit1250/S2007年
Bandit1250/S/F
(GW72A)
Bandit1250後期2015年
Bandit1250/S/F
(GW72A後期)