MVX250F(MC09) -since 1983-

MVX250F/MC09

「V3センセーション」

ワークスマシンNS500を彷彿とさせるV3型2stロードスポーツMVX250/MC09型。

当時を知らない人は意外に思うかもしれませんが、ホンダとしてはクラス初の2stになります。

ホンダMVX250F

というのもホンダというのは4st一辺倒で、どちらかというとアンチ2stなメーカー。

これは本田宗一郎が2st嫌いだった事や、4stの方が未来ある技術だった事が理由です。

だからホンダも2st250スポーツ熱が高まろうとも、VT250Fという4stで対抗していました。

実際にVT250Fは空前の大ヒットとなったわけですが「打倒RZ250」という目的は果たせなかった。

VT250Fがどれだけ売れても、RZ250の勢いが落ちなかったんです。

これにより

「4stと2stは購買層が違う」

という事が分かりMVX250Fが開発されたというわけ。

MVX250Fカタログ写真

16インチのコムスターホイールにインボードディスク、ビキニカウルなどVT250Fと通ずる物を持ちつつも、エンジンはV型三気筒という世界チャンピオンにも輝いたGPレーサーNS500に通ずるもの。

NS500とMVX250F

「NS500のフィードバック」

という事を大々的に謳いました・・・が、ご存知の方も多いようにMVX250Fは

「ホンダの失敗作」

と言われるほどお世辞にも良いバイクとは言えませんでした。

MVX250Fエンジン

そもそもNS500とは大きく異なるエンジンレイアウト(NS500はリアに二気筒)で、レプリカというよりはオマージュでした。

そして焼き付きを防ぐためにかなり濃いめなオイル供給だったため、ナンバーが見えなくなってしまうほど飛び散るオイル。

チャンバーレイアウトの問題でバッテリーなど他の部品を焼いてしまう等の問題。

そして冷却に問題があった事もあり焼き付きを起こす人が多かった。

MVX250F

八木澤さんを始めとした当時の開発に携わった方々も

「今にして思えば、我々は2stをよく分かっていなかった。世界一メーカーという奢りがあった。」

と当時を振り返っておられました。

処女作の様なものなので無理もないんですが、結果的に天狗となった鼻を折られる形に。

ただまあこの失態があったから後があるわけで。このMVX250Fが糧となったのは事実です。

主要諸元
全長/幅/高 2010/735/1155mm
シート高 780mm
車軸距離 1370mm
車体重量 155kg(装)
燃料消費率 38.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 17L
エンジン 水冷2サイクルV型三気筒
総排気量 249cc
最高出力 40ps/9000rpm
最高トルク 3.2kg-m/8500rpm
変速機 常時噛合式6段リターン
タイヤサイズ 前100/90R16(54S)
後110/80R18(58S)
バッテリー YB7BL-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
B8ES/W24ES-U
または
B9ES/W27ES-U(高速時)
推奨オイル ウルトラ2スーパー
オイル容量 1.7L
推奨トランスミッションオイル ウルトラU(10W-30)
オイル容量 全容量1.7L
交換時1.55L
スプロケ 前15|後40
チェーン サイズ520|リンク104
車体価格 428,000円(税別)
系譜図
MVX250F1983年
MVX250F
(MC09)
NS250R/F1984年
NS250R/F
(MC11)
MC161986年

(MC16)

MC181988年
/SP
(MC18)
MC211990年
/SE/SP
(MC21)
MC281993年
/SE/SP
(MC28)

LEAD/90(AF20/HF05) -since 1988-

HF05

「ゆとりのボディサイズ」

初めてのフルモデルチェンジを迎えLEAD(AF20)とLEAD90(HF05)の二台体制になった二代目リード。
顔とボディのバランスが取れてなかったのをホンダも気付いたのか顔をシェイプアップしボディとのバランスがとれた。

リードの特徴であり武器となる大きめのメットインスペースとインナーボックスを採用したのはこのモデルから。

使い勝手の良さから人気が出て、90の方は「リーキュー」の愛称で親しまれてました。

ホンダの最上位原付ってことで当時の値段でも22万5000円と決して安くは無かったんですが。

LEAD50

ゴツいトレーリングリンク式フロントサスペンションが特徴的ですね。

そういえば雨上がり決死隊の蛍原さんがLEAD90の大ファンというかマニアみたいで今でも壊れる度にLEAD90を買い直してるという有名な話がありますね。

芸能人なら新型の原付くらい簡単に買えそうなものですが、愛称で親しまれるくらいなので惹かれる物があるのでしょう。

余談ですが

スーパーリード

コチラは韓国で発売されたSUPER LEADというLEADのパチも・・・というわけではなく、当時技術提供していた韓国のDM社から出た外装がちょっと違うだけで中身は一緒のLEADです。

主要諸元
全長/幅/高 1755/715/1060mm
シート高 735mm
車軸距離 1235mm
車体重量 83kg(装)
[85kg(装)]
燃料消費率 58.1km/L
[54.1km/L]
※定地走行テスト値
燃料容量 7.2L
エンジン 空冷2サイクル単気筒
総排気量 49cc
[89cc]
最高出力 6.4ps/6500rpm
[8.4ps/6500rpm]
最高トルク 0.73kg-m/6000rpm
[1.0kg-m/4000rpm]
変速機 Vマチック
タイヤサイズ 前後3.5-10-2PR
[前後100/90-10(56J) ]
バッテリー FT4L-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
BP6HSA
[BPR6HSA]
推奨オイル Honda純正ウルトラ2スーパーファイン
オイル容量
スプロケ
Vベルト 23100-GW2-013
[23100-GW3-013]
車体価格 195,000円(税別)
[225,000円(税別)]
※[]内はリード90(HF05)
系譜図
JF011982年
LEAD50/80/125
(AF01~10/HF01~4/JF01)
AF201988年
LEAD/90
(AF20/HF05)
JF061998年
LEAD/100
(AF48/JF06)
JF192008年
LEAD/EX
(JF19)
JF452013年
LEAD125
(JF45)

LEAD50/80/125(AF01~10/HF01~4/JF01) -since 1982-

HF01

ホンダのご長寿スクーターとしてお馴染みのリード。

その一番最初のモデルとなったのはリード50(AF01)と80(HF01)

HY戦争の象徴とも言われたタクトというスクーターの上位モデル的な位置づけてデビュー。
当時から大柄な車体に広い乗車スペースが売りのスクーターGT。

更に実は、半年後には既に125ccモデルも登場していた。

LEAD125(JF01)

リード125

新設計の5ポートシリンダーにトルセン付きVマチックで前後油圧式ダンパーとキャストホイール。

とってもハイテクで贅沢な作り。値段も50の二倍近い24万円という高級原二。でも売れなかったのかホンダの方針なのか分からないけど125ccはスペイシーで行くことになって僅か一年しか売ってないレアなリード。

リード125カタログ

写真だと分かり難いんですがボディに対して頭が馬鹿みたいに大きく、もの凄くチグハグ感があり、可愛くもあったりします。

激レアなリードと言えばもうひとつ。

それは一年遅れの1983年に登場した

LEADER(AF03)

リーダー

リードの派生車として登場。

50ccながらなんとスクーター初の液晶式メーターを装備。

リーダー液晶メーター

ガソリンメーターやスピードメーターは勿論のこと、(無駄に)タコメーターまでしかもデジタルで付いてるという豪華っぷり。

リーダー50

激レアと上で言ってる通り売れなかった。

いや売れなかったというよりリードも売ってたし、リードはスポーツ性を高めたSやSS、豪華装備のSDX(スーパーデラックス)なんかも出しててモロ被りだったから。

リードR

終いにはリードRというスポーティどころかスポーツなモデルまで出す始末。

この時ホンダの50ccスクーターの車種数はタクトやリードやスカッシュなど全て含めるとなんと11車種。

なんでそんな乱発したのかと言えばそれはHY戦争だったからとしか言いようがありません。

リード125カタログ

そう考えるとリードもタクトと同じくHY戦争の申し子なんですよね。

(HY戦争についてはコチラ)

主要諸元
全長/幅/高 1675/665/1070mm
{1750/645/1090}
シート高
車軸距離
車体重量 70kg(装)
[72kg(装)]
{91kg(装)}
燃料消費率 75.0km/L
[78km/L]
{55.0km/L}
※定地走行テスト値
燃料容量 5.3L
{7.0L}
エンジン 空冷2サイクル単気筒
総排気量 49cc
[89cc]
{124cc}
最高出力 5.0ps/7000rpm
[8.4ps/6500rpm]
{10ps/6500rpm}
最高トルク
[-]
{1.3kg-m/4000rpm}
変速機 Vマチック
タイヤサイズ 前後3.00-10-2PR
[前後3.50-10-4PR]
{前後3.50-10-4PR}
バッテリー YB4L-B
[FB5L-B]
{FB5L-B}
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
BP6HS
[BP6HS]
{BP6HSA}
推奨オイル Honda純正ウルトラ2スーパーファイン
オイル容量 1.3L
{-}
スプロケ
Vベルト
車体価格 139,000円(税別)
[172,000円(税別)]
{238,000円(税別)}
※スペックは50(AF01)
※[]内はリード90(HF05)
※{}内はリード125(JF01)
系譜図
JF011982年
LEAD50/80/125
(AF01~10/HF01~4/JF01)
AF201988年
LEAD/90
(AF20/HF05)
JF061998年
LEAD/100
(AF48/JF06)
JF192008年
LEAD/EX
(JF19)
JF452013年
LEAD125
(JF45)

GL1500 GOLDWING/SE(SC22) -since 1988-

GL1500SE

「追随を許さない最高級ツアラー」

六気筒化し1520ccまでスケールアップされた四代目GL1500GOLDWING。

このモデルからネイキッドは完全廃止となりメガクルーザーとなりました。グレードはInterstate/Apencade/SEの三種類。

SC22パンフレット

このモデルの開発はVFR750系やCBR1100XXといったホンダのスーパースポーツを手がけていた山中さんが担当。

当時ゴールドウィングの開発を命じられた時

「スポーツバイクが作りたいから嫌です」

と最初は断ったそう。

しかし北米の稼ぎ頭である最重要バイクを任せられるのはお前しか居ないと言われ、好きにやらせて貰うことを条件に承諾。

GL1500デザイン

サルーンを目指し、内部や繋ぎ目を見せない事を徹底したわけですが、そんな中で一つだけ避けられない絶対条件がありました。

「六気筒は特別、だから絶対六気筒にしろ」

というアメリカからの要望です。

アメリカ人というのは日本人以上に六気筒に並々ならぬこだわりを持っています。

SC22

主要市場であるアメリカの要望を聞かないわけにも行かずスペースとの格闘の末に試作車が完成。

そしてそれをアメリカサイドに乗らせたところ・・・

「低速トルクが足りない。ヒュンヒュン回りすぎ。」

というダメ出しをされてしまう。

水平対向6気筒エンジン

「オデッセイにポルシェのエンジンを積んでファミリーカーを作れと言ってるようなものだ」

と山中さんは頭を抱えたそうですが、ソコはグッとこらえてエンジンのロングストローク化とフライホイールマスの増加、変速比の見直しで何とか対応。

SC22カタログ

結局GL1500の試作機は10台以上にも及んだんだとか。

そんな苦労に苦労を重ねただけあり、GL1500はゴールドウィングの地位を確固たるものにした名車です。

オハイオ工場

それは六気筒もそうなんだけどもう一つ大事なのがリバースギアを採用したこと。

これは幅も重量もある事から手押しが難しいゴールドウイングでバックしようとしたら、奥さんに前から押してもらったりする必要があった。

貴族にそんな情けない事はさせたくないという配慮から、セルモーターにバックギアを仕込む事で時速2km/hでのバックを可能に。

GL1500パンフレット

アメリカの新車発表会でこのバック機能を実際に披露した所

「新しいツーリング時代のはじまりだ!」

と拍手喝采が鳴り止まなかった。

そして何よりこのモデルから見覚えもある人が居るように日本での取り扱いも始まりました。

ゴールドウイングSE

実は日本市場で750cc自主規制を初めて突破したホンダ車は何とこのゴールドウイング。

750cc以上は危険というイメージに対しゴールドウィングは掛け離れているとして発売に踏み切り。

和名は「ゴールドウイングSE」で北米のフルオプション仕様であるSEと基本的に同じ。

もちろん日本でも暖かく迎え入れられ、 結果的にそれまでのモデルサイクルの三倍の13年も売れ続けるロングセラーモデルになりました。

金翼

コチラは北米生産10周年を記念してまた作られた金色のGOLDWING。
モンキーといいホンダは金が好きだなー。いやアメリカ人が好きなのか。

最後にもう一つGL1500に纏わるエピソードを。

社内でこのGL1500のエンジン開発をしていた所、たまたま視察に来ていた三代目社長である久米さんがGL1500のエンジンを見て

久米社長

「このエンジンを作ったやつを呼べ」

と言って呼び出し。

ホンダの社長は技術畑出身という慣例は有名だと思います。

そして久米社長はフォーミュラーエンジンを担当し、本田宗一郎と空油冷問題で激突し出社拒否までし、CVCCエンジンの開発でシビックの名を世界に知らしめた豪腕エンジニア。

だからGL1500のギアとシャフトの異常な多さを一目で見抜いたんです。

SC22エンジン

これは「GL1000(GL1)の系譜」で言った通り前後長を縮めるために二階建てになっている事に加え、このモデルからリバースギア専用のシャフトとギアが入ったから・・・が、そこは流石エンジニアというべきか

「技術的な問題は凡人が集まり創意工夫することで解決する」

というホンダの考えを地で行く社長だったので、多い理由を説明されたところで

「なるほど分かった」

と簡単に引き下がるわけもなく

「まだまだ工夫出来る余地があるはずだ」

と、もはや社長というより社長権限を持ったエンジニア状態で、納得できるまで痛いところを指摘し続け、開発チームは完成間近だったエンジンを正月返上で再設計するハメに。

ゴールドウイングSE国内仕様

結局小変更を加えつつも現状では今のエンジンレイアウトがベストだという答えに辿り着き一段落。

現場は大変だったでしょうが、こうやってトップまでもがエンジニア魂を持ち続けている事こそがホンダがホンダとしてあり続けられる理由なんでしょうね。

主要諸元
全長/幅/高 2630/955/1525mm
シート高 770mm
車軸距離 1700mm
車体重量 391kg(装)
燃料消費率 27.0km/L
※定地走行テスト値
燃料容量 23L
エンジン 水冷4サイクルOHC2バルブ水平対向6気筒
総排気量 1520cc
最高出力 97ps/5000rpm
最高トルク 15.2kg-m/4000rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前130/70-18(63H)
後160/80-16(75H)
バッテリー Y50-N18L-A3
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR6EA-9/DPR7EA-9/DPR8EA-9
または
X20EPR-U9/X22EPR-U9/X24EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラU(SAE10W-30)
または
HondaウルトラGP(SEA10W-40/20W-50)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量4.3L
交換時3.5L
フィルター交換時3.7L
スプロケ
チェーン
車体価格 1,750,000円(税別)
系譜図
M11972年
M1
(A0K)
GL1000GW1974年
GL1000
GOLDWING
(GL1)
GOLDWING12001980年
GL1100
GOLDWING
(SC02)
GL1200

1984年
GL1200
GOLDWING
(SC14)

GOLDWING-SE1988年
GL1500
GOLDWING
(SC22)
GOLDWING-SE1996年
VALKYRIE/TOURER
(SC34)
SC472001年
GL1800
GOLDWING
(SC47)
SC472004年
VALKYRIE RUNE
/NRX1800
(SC53)
SC682011年
GL1800
GOLDWING
(SC68)
F6C2014年
GOLDWING
F6B/F6C
(SC68)
20182018年
GOLDWING/TOUR
(SC79)

GL1200 GOLDWING INTERSTATE/ASPENCADE(SC14) -since 1984-

GL1200

「LEADER.SHIP.」

カム周りの変更に加え排気量を1182ccまで上げて1200となった三代目ゴールドウィング。

ネイキッドモデルのスタンダード、クルーザーなインターステート、高級モデルのアスペンケードの3モデルラインアップなのは変わらず。

GL1200ネイキッド

ただネイキッドモデルは僅か一年でカタログ落ちとなりました。

既にゴールドウィングといえば大きなフェアリングを纏ったグランドツアラーというイメージが定着していたんでしょうね。

GL1200パンフレット

ホンダも分かっていたのか丸目だった先代からカウルに沿った角目に変更し、パニアケース等もカウル有りきで纏まりのあるデザインに変更。

他にも足回りがブレーキトルク応答型アンチダイブ機構(TRAC)に変更され、タイヤサイズが【F:19/R:17】から【F:16/R:15】へ大幅インチダウン。

その代わりフロントフォークが大径化されハンドリングを向上させています。

GL1200カタログ

トップモデルのアスペンケードにはラジオや液晶はもちろんの事、着脱可能なカセットデッキも新たに装備。

GL1200メーター

もはや何が何のボタンなのか・・・

ただこのモデルチェンジで最も重視されたのはパッセンジャー関係です。

SC14

これは財布の紐を握っている奥様を満足させる為。

乗り心地も良く、くつろげる広いスペースで、女王のように下々を見下せる高いポジションに。

そしてゴールドウィングはこのモデル(1985年)で生誕10周年を迎え、正に金翼と言えるゴールド塗装の記念モデルGL1200LTDを出しました。

GL1200リミテッド

ただ特別塗装してあるだけでなく、フューエルインジェクションやオートクルーズといった最新デバイスを奢ったスペシャルモデルで、大台の1万ドルを初めて越えたモデル。

翌年には同等の装備を施されたSE-iも登場しました。でも金なのはLTDだけ。

主要諸元
全長/幅/高 2355/920/1170mm
{[2505/970/1510mm]}
シート高 790mm
車軸距離 1610mm
車体重量 296kg(装)
[341kg(装)]
{353kg(装)}
燃料消費率
燃料容量 22L
エンジン 水冷4サイクルOHC2バルブ水平対向4気筒
総排気量 1182cc
最高出力 94ps/7000rpm
最高トルク 10.7kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前110/90-19
後130/90-17
「前110/90-19
後120/90-16」※82年モデル
『前110/90-19
後130/90-17』※83年モデル
バッテリー Y50-N18L-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9/DPR9EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9/X27EPR-U9
推奨オイル API SEorSF 10W-40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
分解時4.0L
交換時3.2L
スプロケ
チェーン
車体価格
※国内正規販売なしのため
※[]内はINTERSTATE
※{}内はASPENCADE
系譜図
M11972年
M1
(A0K)
GL1000GW1974年
GL1000
GOLDWING
(GL1)
GOLDWING12001980年
GL1100
GOLDWING
(SC02)
GL1200

1984年
GL1200
GOLDWING
(SC14)

GOLDWING-SE1988年
GL1500
GOLDWING
(SC22)
GOLDWING-SE1996年
VALKYRIE/TOURER
(SC34)
SC472001年
GL1800
GOLDWING
(SC47)
SC472004年
VALKYRIE RUNE
/NRX1800
(SC53)
SC682011年
GL1800
GOLDWING
(SC68)
F6C2014年
GOLDWING
F6B/F6C
(SC68)
20182018年
GOLDWING/TOUR
(SC79)

GL1100 GOLDWING INTERSTATE/ASPENCADE(SC02) -since 1980-

SC02

「NOW YOU’VE SEEN EVERYTHING.」

北米ホンダに生産が移管された事を機にモデルチェンジされた二代目ゴールドウィングのGL1100GOLDWING。

排気量を上げホイールベースを延ばす事で更にクルーザー寄りに。

そして大きなカウルとパニアケースを装備した皆の思うゴールドウィングの姿であるインターステート(またはDX)を一年後に発売。

Interstate

これは貴族バイクとして好評だった先代GL1000にカウルやソファーシートそしてフルパニア装備等のアフターパーツを装着し完全なグランドツアラーにするのがアメリカで流行っていたから。

ガレージ文化が根付いているアメリカらしいですが、それを見たホンダもアメリカ人が何を求めているかを理解し、純正でそれらをやってのけたというわけ。

アスペンケード

更にその一年後には前後タイヤの空気圧まで表示される二輪初の液晶メーターやステレオラジオを標準装備した最上位グレードのアスペンケードまで登場しました。

主要諸元
全長/幅/高 2345/920/1195mm
[2400/920/1500mm]
{2430/920/1500mm}
シート高 795mm
車軸距離 1545mm
車体重量 267kg(乾)
[305kg(乾)]
{318kg(乾)}
燃料消費率
燃料容量 20L
エンジン 水冷4サイクルOHC2バルブ水平対向4気筒
総排気量 1085cc
最高出力 81ps/7500rpm
最高トルク 9.2kg-m/5500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前110/90-19
後130/90-17
「前110/90-19
後120/90-16」※82年モデル
『前110/90-19
後130/90-17』※83年モデル
バッテリー Y50-N18L-A
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D7EA/D8EA/D9EA
または
X22ES-U/X24ES-U/X27ES-U
推奨オイル API SEorSF 10W-40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
分解時4.0L
交換時3.2L
スプロケ
チェーン
車体価格
※国内正規販売なしのため
※[]内はINTERSTATE
※{}内はASPENCADE
系譜図
M11972年
M1
(A0K)
GL1000GW1974年
GL1000
GOLDWING
(GL1)
GOLDWING12001980年
GL1100
GOLDWING
(SC02)
GL1200

1984年
GL1200
GOLDWING
(SC14)

GOLDWING-SE1988年
GL1500
GOLDWING
(SC22)
GOLDWING-SE1996年
VALKYRIE/TOURER
(SC34)
SC472001年
GL1800
GOLDWING
(SC47)
SC472004年
VALKYRIE RUNE
/NRX1800
(SC53)
SC682011年
GL1800
GOLDWING
(SC68)
F6C2014年
GOLDWING
F6B/F6C
(SC68)
20182018年
GOLDWING/TOUR
(SC79)

GB250CLUBMAN(MC10) -since 1983-

クラブマン

「New Trad Forme」

CBX250RSの登場から8ヶ月の同年末に登場したGB250CLUBMAN。

復刻してほしいバイクのTOP10に選ばれるほど今も名前が上がるほどの人気があるモデルですが、GB250はホンダのエンジニア達が

「自分たち(オッサン)が乗っても恥ずかしくないバイクを」

というのが始まり。

GB250スケッチ

モチーフになっているのはマチレスといった60年代のブリティッシュスポーツやCBの始祖であるCB92/72だけど、厳格な物は無く60年代のレーサーの姿がデザインコンセプト。

「じゃあなんで”CB”ではなく”GB”なんだ」

という話ですが最初はドリームやCBという名前を付ける予定だった。しかしその名はホンダのフラッグシップという意味なのでイメージに合わないためGBという名前になった。

クラブマン

じゃあなんでGなのかというと

「削れるデカールなのでCが良いなら削ってください」

と言っていた辺り、Cにも近いアルファベットがGだったからという理由かと・・・冗談の様な話ですが。

つまりレース発祥の地であるグレートブリテンからと言われている(このサイトでも言っていた)のは後付な理由。関連:CBの語源|バイク豆知識

GB250カタログ写真

ちなみにクラブマンの方は、開発中のGB250が気になって仕方なかった上司から

「なんかクラブマンっぽいな」

と言われた事がキッカケ。

CLUBMAN(クラブマン)というのは1950年代頃から行われていたレース車両(俗に言うカフェレーサー)という意味。本当はアマチュアレーサーという意味なんだけどね。

中身の方は基本的にCBX250RSと同じ。ただ”良い排気音”と”心地よい振動”を出すためにセッティングとマフラーが見直されています。

しかしGB250で一番力が注がれてる部分は見て分かる通り一文字ハンドルを始めとしたデザインです。

ネジの一本から各部のメッキに至るまで綿密に練られているわけです・・・が、社内では

「今どきこんな古いバイク作ってどうすんだ」

といろいろ言われ続けた。

GB250スケッチ

そう言われるのも無理もない話、当時はレーサーレプリカ全盛期だったわけですから。

実際のところ当人(岩瀬さん)も本当に売れるのか不安だったよう。

しかしそんな不安が確信に変わる出来事がありました。

ある程度カタチにした所で認可を得るために試験場へ持っていた所、数々のバイクを見てきた年配の試験官がGB250を見た瞬間に飛びつき

「これなら俺にも乗れるよ」

と喜びながら言ったんです。正にコンセプト通りの反応。

MC10カタログ

更に反対意見の多かった社内でも

「何故キックではセルなんだ」

「キャブトンマフラーにしろ」

といった関心のある声が増えていった・・・ただし、見て分かる通りGB250はそんな周囲の声をあまり聞かず比較的質素に作ってあります。

何故ならGB250は昔を知るベテランだけでなく若者へ向けたバイクでもあったから。車体価格を抑える事も大事だったんです。

GB250アクセサリーカタログ

だから”本当はコレも付けたいな”といったパーツの多くをOPにした。そのおかげで車体価格はCBX250RSから僅か1万円高の379,000円。

ただし、質素にした理由はもう一つあります。

それは

「ユーザーの手で理想のカタチにして欲しい」

という思いから。

レプリカブームに逆行する形で登場したGB250CLUBMANでしたが、そんな開発者の思いが多くの人に伝わった事で年次改良のみで大きく形を変えること無く、1983年から1996年までの13年間販売されたロングセラー車となりました。

GB250ポスター

ホンダの空冷シングルスポーツとして有終の美を飾るに相応しいバイクでしたね。

主要諸元
全長/幅/高 2015/640/1035mm
<{2015/630/1035mm}>
[2090/685/1035mm]
シート高 780mm
[<{755mm}>]
車軸距離 1360mm
[1355mm]
車体重量 145kg(装)
<{143kg(装)}>
[146kg(装)]
燃料消費率 58.0km/L
[52.2km/L]
※定地走行テスト値
燃料容量 17L
[<{15L}>]
エンジン 空冷4ストロークDOHC単気筒
総排気量 249cc
最高出力 30ps/9500rpm
[<{[30ps/9000rpm}>]
最高トルク 2.4kg-m/8000rpm
[<{2.5kg-m/7500rpm}>]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前90/90-18(51S)
後110/90-18(61S)
バッテリー FB9-B
{FB9-B}
[<FTX9-BS>]
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DPR7EA-9/DPR8EA-9/DPR9EA-9
または
X22EPR-U9/X24EPR-U9/X27EPR-U9
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.8L
交換時1.5L
フィルター交換時1.55L
スプロケ 前14|後38
チェーン サイズ520|リンク102
車体価格 379,000円(税別)
{379,000円(税別)}
<385,000円(税別)>
[448,000円(税別)]
※{}内は87年以降モデル
※<>内は88年以降モデル
※[]内は95年以降モデル
系譜図
CB250RS1980年
CB250RS/Z
(MC02)
CBX250RS1983年
CBX250RS/S
(MC10/MC12)
GB250グラブマン1983年
GB250CLUBMAN
(MC10)

CBX250RS(MC10) -since 1983-

MC02

「走りのスーパーシングル」

CB250RSの後継モデルとして登場したCBX250RS。

XLX250にも採用された半球型燃焼室を形成するRFVCエンジンをDOHC&セミカムギアトレイン化。それに加えわざわざバランサーまで取っ払った事で空冷単気筒ながら30馬力を発揮するとんでもない単気筒エンジンに。

CBX250RSエンジン

ホンダの市販4st単気筒としては最高馬力だったりします。RFVCエンジンについては>>XLX250R(MD08)

シングルスポーツとして恥じる部分が全く無いCBX250RS・・・だったんですが、如何せん時期が悪すぎました。

一つは終息気味だった2stがヤマハのRZ250の登場で一気に盛り返した事。水冷2st35馬力というモンスタースペック前では、例え4stの方が扱いやすかろうとカタログ負けしてしまった。

そしてもう一つは2st対抗として前年に出ていたご存知VTRの始祖であるVT250Fです。

MC02

ステータスシンボルとなりつつあったカウル(※名目上はメーターバイザー)を装備し、2stに匹敵する35馬力Vツインエンジン。

装備もデザインも最先端で最新爆発的な人気を誇り、登場の82年から84年まで年間販売台数トップに。

CBX250RSはそんなVT250F一色だった市場に送り出されたわけです。

CBX250RS赤フレーム

しかし可哀想な事に問題はコレで終わりじゃない事。

偉大な身内は一つではなかったんです。それはCBX250RSの登場から8ヶ月後の12月の話ですが次のページで。

CBX250RSカタログ

登場から二年後の1985年には同じRFVCながらSOHC化&バランサーを装備したエンジンと(元々OPであった)ハーフカウルを纏ったジェントル仕様であるCBX250Sを出しますが・・・。 

CBX250RSカタログ

CBX250RSはホンダの歴史に名を残した偉大な二車種に挟まれる形になってしまった為に、スポットライトが当たることもなく押し潰される様に姿を消すこととなりました。

主要諸元
全長/幅/高 2020/745/1060mm
[2070/750/1070mm]
シート高 770mm
車軸距離 1360mm
[1350mm]
車体重量 142kg(装)
[127kg(装)]
燃料消費率 58.0km/L
[60.0km/L]
※定地走行テスト値
燃料容量 15L
[12L]
エンジン 空冷4サイクルDOHC単気筒
[空冷4サイクルOHC単気筒]
総排気量 248cc
最高出力 30ps/9500rpm
[28ps/8500rpm]
最高トルク 2.4kg-m/8000rpm
[2.6kg-m/7000rpm]
変速機 常時噛合式6速リターン
タイヤサイズ 前90/90-18(51S)
後110/90-18(61S)
[前80/100-16(45P)
後90/90-18(51P)]
バッテリー FB9-B
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DP8EA-9
[DP8Z]
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.0L
交換時1.5L
フィルター交換時1.55L
[分解時1.6L
交換時1.25L]
スプロケ 前14|後38
[-]
チェーン サイズ520|リンク102
車体価格 368,000円(税別)
[329,000円(税別)]
※[]内はCBX250S
系譜図
CB250RS1980年
CB250RS/Z
(MC02)
CBX250RS1983年
CBX250RS/S
(MC10/MC12)
GB250グラブマン1983年
GB250CLUBMAN
(MC10)

CB250RS/Z(MC02) -since 1980-

MC02

「SIMPLE IS THE BEST」

250cc専用設計モデルとして登場したCB250RS。

ホンダは既にホークシリーズにあたる二気筒スーパースポーツCB250T/NやデュアルパーパスもあるXL250Sなどで高い評価とシェア(40%強)を誇っていました。

では何故CB250RSを出したのかというと、250の需要の高まりから250専用設計を武器にしたライトウェイトスポーツがライバルから次々と登場して来たから。

CB250RSカタログ写真

それらに対抗するために作られたのが、同じく250専用設計であるこのCB250RSというわけ。

振動を抑える二軸バランサーを備えつつも超軽量4stデュアルパーパスとして人気を呼んでいたXL250Sのエンジンを高回転寄りにチューニングし、超軽量なダイヤモンドフレームに搭載。

CB250RSエンジン

結果、25馬力というツインに匹敵する馬力を持ちながら、乾燥重量では128kgという驚異的な軽さにより二気筒より速い単気筒として人気に。

CB250RSリア

「軽い、スリム、ヒラヒラ」

というコンセプトを達成させるため、見て分かるようイタズラに虚飾をせずストイックなまでにシンプルで細いのが特徴。

CB250RS-Z

翌1981年には吸排気の見直しで1馬力アップとセルモーターを装備したCB250RS-Zも登場しました。

主要諸元
全長/幅/高 2070/770/1100mm
[2070/750/1070mm]
シート高
車軸距離 1360mm
[1350mm]
車体重量 139kg(装)
[141kg(装)]
燃料消費率 50.0km/L
[53.0km/L]
※定地走行テスト値
燃料容量 13L
エンジン 空冷4サイクルOHC単気筒
総排気量 248cc
最高出力 25ps/8500rpm
[26ps/8500rpm]
最高トルク 2.2kg-m/7000rpm
[2.3kg-m/7000rpm]
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前3.00S18-4PR
後4.10S18-4PR
バッテリー FB9-B
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
D8EA
推奨オイル Honda純正ウルトラG1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量2.0L
スプロケ 前14|後44
チェーン サイズ520|リンク98
車体価格 298,000円(税別)
[328,000円(税別)]
※[]内はCB250RS-Z
系譜図
CB250RS1980年
CB250RS/Z
(MC02)
CBX250RS1983年
CBX250RS/S
(MC10/MC12)
GB250グラブマン1983年
GB250CLUBMAN
(MC10)

FUSION/X(MF02) -since 1986-

ホンダ フュージョン

「快走の移動体験」

個人的にはフォルツァと共にホンダを代表するビッグスクーターじゃないかと思えるフュージョン。

ホイールベース1625mm(フォルツァは1545mm)という超ローロングなビッグスクーター。

FUSIONのカタログ写真

さらにシート高も665mmと非常に低くまさに走るソファー・・・走るソファーといえば

マグザム

そう2000年代に起こったビッグスクーターブームにおいて晩年に人気となったヤマハのマグザムとほぼ同じコンセプト。(いやマグザムが同じコンセプトか・・・シート高まで一緒だし)

がしかし悲しかな、フュージョンが出た頃はまだビッグスクーターの人気もそれほどなく更にヘンテコリンな形のフュージョンはダサすぎるとサッパリで1990年モデルを最後に生産終了。わずか四年余りという短いモデルライフでした。

信じられないかも知れませんが当時のホンダの最上位スクーターはこのフュージョンだったんですよ。

CH250

ところが、ところがです。

2000年代にビッグスクーターブームが始まると

「ホンダのフュージョンってよく見るとオシャレじゃない?」

という感じで再評価されて人気が出た。しかしもう生産終了してたモデルなので限られた数しかなく中古相場が暴騰。

それを見たホンダが急ピッチで生産体制を整え再び2003年に細部の変更こそあれど基本的にそのままで再販開始。

排気ガス規制強化が行われるまでの2006年まで販売される事となったわけです。

フュージョン

凄いですね。10年以上前にダサすぎて不人気だったバイクが再評価されて形ほぼそのままで再販ってなかなか無い事ですよ。ビッグスクーターブームがいかに凄かったかの証拠ですね。

これこそ時代が追いついていなかったデザインというやつでしょうか。

主要諸元
全長/幅/高 2265/745/1355mm
シート高 665mm
車軸距離 1625mm
車体重量 168kg(装)
{169kg(装)}
燃料消費率 45.5km/L
{40.0km/L}
※定地走行テスト値
燃料容量 12L
エンジン 水冷4サイクルOHC単気筒
総排気量 244cc
最高出力 20ps/7500rpm
最高トルク 2.2kg-m/5500rpm
変速機 Vマチック
タイヤサイズ 前4.00-12-4PR
後120/90-10(65J)
[前110/100-12(67J)
後120/90-10(65J)]
バッテリー FTX12-BS
プラグ
※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価
DP6EA-9
推奨オイル Honda純正ウルトラE1(10W-30)
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量1.0L
交換時0.8L
[全容量0.9L
交換時0.8L]
スプロケ
Vベルト 23100-KM1-003
車体価格 499,000円(税別)
[495,000円(税別)]
{499,000円(税別)}
※[]内は90以降
※{}内は03以降の復刻モデル
系譜図
スペイシー250フリーウェイ1984年
SPACY250FREEWAY
(MF01/03)
フュージョン1986年
Fusion
(MF02)
フォーサイト1997年
FORESIGHT
(MF04)
初代2000年
FORZA/S
(MF06)
二代目2004年
FORZA/Z
(MF08)
三代目2007年
FORZA X/Z
(MF10)
フェイズ2009年
FAZE/S
(MF11)
タイ2013年
FORZA Si
(MF12)
MF132018年
FORZA
(MF13)