ここでFシリーズから少し脱線して紹介するのがCBR600Fのエンジンを積んだネイキッドモデルとして登場したホーネット600(PC34)
日本でホーネットといえば250のMC31(1996年)がメジャーだけど、欧州でホーネットといえばコッチ。
基本構造を250と共有化することでコストを抑えつつ、600Fのエンジンをより低速寄りに調整したエンジンを積んでます。
とはいうもののホンダも最初はソコまで売れると思ってなかったらしく、あくまでもCBR600Fのオマケの派生的なモデルだったんだけど、発売してみると欧州(特にイタリア)で思わぬヒットを飛ばす事に。
そして600フルカウルの情勢が変わっていった事もあってホンダも徐々にCBR600FからこのCB600F(ホーネット)へ軸足を切り替えていく事になったわけです。
ちなみに調子に乗ってハーフカウルを付けたSモデルも後から出したけどソッチはダメだった模様。
日本でも一応売ってはいたんですが・・・まあ、600という事から人気は出ず。
『バイク選びの基準は「排気量」か「楽しさ」か。』
というキャッチが全てを物語っていますね。
ところでご存知かと思いますがホーネットといえば250と600そしてもう一つCB900 HORNET(SC48)がありますよね。
最後発のホーネットだけどあっちは900RRのエンジンを積んでて系譜的にもcbr600fの方なのでまた次の機会に。
主要諸元
全長/幅/高 | 2040/740/1055mm [2055/745/1190] |
シート高 | 790mm [760mm] |
車軸距離 | 1430mm |
車体重量 | 195kg(装) |
燃料消費率 | 30.2km/L ※定地走行テスト値 |
燃料容量 | 16L |
エンジン | 水冷4サイクルDOHC4バルブ四気筒 |
総排気量 | 599cc |
最高出力 | 69ps/11500rpm |
最高トルク | 5.3kg-m/7500rpm |
変速機 | 常時噛合式6速リターン |
タイヤサイズ | 前130/70ZR16(61W) 後180/55ZR17(73W) |
バッテリー | YTX7L-BS |
プラグ ※2つの場合は手前が、3つの場合は中央が標準熱価 |
CR8EH-9 または U24FER9 |
推奨オイル | Honda純正ウルトラG1(10W-30) |
オイル容量 ※ゲージ確認を忘れずに |
全容量4.2L 交換時3.5L フィルター交換時3.8L |
スプロケ | 前15|後40 |
チェーン | サイズ525|リンク110 |
車体価格 | 629,000円(税込) [649,000円(税込)] ※[]内はホーネットS |